概要・あらすじ
199X年。世界は核の炎に包まれなかった。北斗神拳を伝承した主人公ケンシロウは世紀末の救世主になることなく、兄であるラオウ、トキや偶然出会ったバット、リンたちと共に、過酷な現代社会で生きていくことになる。
登場人物・キャラクター
ケンシロウ
北斗神拳を伝承したものの、現代社会ではまったく活躍の場がない。兄であるラオウ、トキと共に六畳一間のアパートに暮らし、コンビニのアルバイトで生計を立てている。
ラオウ
ケンシロウの兄。常に上半身裸で、黒王号に乗っている。高圧的な性格で、この世のすべてを手に入れようとしているが、成功の兆しは見えない。土建のアルバイトをしている。
トキ
ケンシロウの兄。白髪と白い髭が特徴。病のために北斗神拳を伝承してもらえなかった。事あるごとに吐血してしまうため、ケンシロウ、ラオウとは違い、職がない。
バット
大学生。ケンシロウらとは異なり、常識的な頭身になっている。複数のバイトを掛け持ちしており、コンビニのバイトでケンシロウと出会ってしまう。趣味は合コン。
リン
女子高校生。ケンシロウらとは異なり、常識的な頭身になっている。父親がコンビニを経営しており、行き倒れていたケンシロウを採用した。密かにケンシロウを慕っており、ユリアとはすこぶる仲が悪い。
ユリア
モデル。ケンシロウらとは異なり、常識的な頭身になっている。黒髪と抜群のプロモーションで、人気が高い。男たちが自分を巡って争い始めると、毎度高所に登って身投げしようとする。ケンシロウを慕っており、ケンシロウに近づこうとしているリンを目の敵にしている。
シン
事務所「サザンクロスプロモーション」の社長でユリアのプロデューサー。南斗聖拳の使い手であり、ケンシロウとは浅からぬ因縁を持っている。
ジャギ
ケンシロウの兄だが、ケンシロウらとは同居していない。顔面をすっぽり覆うフルフェイスのヘルメットをいつも被っている。自分では悪逆非道を行っているつもりだが、実際はかなり地味。背負っているショットガンはモデルガンらしい。
サウザー
聖帝十字党の党首。マニフェストは聖帝十字陵の建設。自らの手で、師であるオウガイを手に掛けたことで愛を失ってしまった。ちなみにオウガイは生きている。
アミバ
ツボを突いて万病を治すという詐欺を行っていた。トキに見破られると、自分の体の秘孔を突いて肉体を巨大化させようとしたが、大きくなりすぎて自滅した。
フドウ
保育園に勤める保育士。子どもを愛するために保育士をしているが、アパートよりも体が大きいため、子どもたちからの評判はかなり悪い。
ジュウザ
リンが通う高校にやってきた新任教師。遊び人で「雲のように自由気ままに生きる」がポリシー。職務態度は最悪だが、生徒からは大人気になっている。