スタンドUPスタート

スタンドUPスタート

福田秀の『ドロ刑』に次ぐ連載作品で、投資や起業をテーマにしている。現代日本を舞台に、人生に行き詰まったさまざまな事情を抱えた「訳アリ人材」に投資することで生きる希望を取り戻させていく、人間投資家、三星大陽の活躍を描いた人間再生ビジネスドラマ。集英社「週刊ヤングジャンプ」2020年29号から2023年50号にかけて連載された作品。2023年1月にフジテレビ系列で実写ドラマ版『スタンドUPスタート』が放映され、三星大陽を竜星涼、小野田虎魂を吉野北人が演じている。

正式名称
スタンドUPスタート
ふりがな
すたんどあっぷすたーと
作者
ジャンル
その他職業・ビジネス
 
ヒューマンドラマ
レーベル
ヤングジャンプコミックス(集英社)
巻数
既刊13巻
関連商品
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謎の男性が人々の人生を立て直す

銀行管理職から降格され、周囲に愚痴ばかりこぼしていた中年男性の林田利光が、とあるクラブに遊びに来ていた男性、三星大陽と出会い、彼に起業を持ち掛けられる。大陽に対して疑心暗鬼な利光だったが、彼の提案や投資を受けて1年後には経営者と銀行のマッチメーカーとして活躍するようになる。これ以降も大陽は、才能を持ちながら人生に行き詰まったさまざまな人物と出会い、再び生きる力と希望を取り戻させていく。

人間投資家を名乗る若社長

三星大陽は「人間投資家」を名乗る男性で、「資産は人なり」を信条としている。投資会社「サンシャインファンド」の社長として、悩みや事情を抱えた人の相談に乗り、新たな道を導いていく。大陽は起業活動において、世界でも最下位の日本を世界一の起業先進国にするべく奔走している。そんな大陽には弟分の小野田虎魂や、謎多き秘書のMをはじめとする個性的な協力者がおり、その中にはかつて大陽の投資を受け、人生の立て直しに成功した者もいる。さまざまな事情を抱える人たちに「スタートアップしよう!」の掛け声と共に、起業を後押ししている。

それぞれの抱える問題と三星大陽の過去

本作はエピソードごとに毎回複雑な事情を抱えた人物が登場する。仕事での失敗や挫折を経験した人、将来の夢をあきらめてしまった人など、社会の荒波に飲まれた、仕事や家庭環境に問題のある者ばかり。こんな訳ありな人たちの才能を見抜き、斬新な働き方や起業を提案し、活力や希望を与えるために奔走する三星大陽の姿と共に、彼の兄である三星大海の過去も描かれる。また、有名な財閥系企業の息子でありながら、何かと正反対な二人が幼少期から抱える確執も明らかになる。

登場人物・キャラクター

三星 大陽 (みほし たいよう)

投資会社「サンシャインファンド」の社長を務める男性。「人間投資家」を自称している。濃い茶髪の長髪をオールバックにし、口下にホクロがある。渋沢栄一を尊敬しており、「資産は人なり。資産を手放す投資家はいない」が口癖。豪放磊落(らいらく)な性格で、前向きな情熱と男気にあふれる器の大きな人物で、優秀な人材を見極めたうえで投資する形で起業に導いている。実は財閥系大企業「三ツ星重工」の次男で、社長を務める三星大海を兄に持つ。

小野田 虎魂 (おのだ どらごん)

スマホゲームアプリを開発しているゲーム会社「ハイパースティック」の社長を務める青年。紫色のツンツンヘアをオールバックにしており、若者言葉を多用して喋る。愛称は「トラ」。血の気の多い短気な性格で、中卒の前科持ちという経歴と自分の本名にコンプレックスを抱いていたが、三星大陽に才能を見出されて起業に成功した。これ以降は、大陽のことを兄のように慕いながら行動を共にしており、時には彼の仕事をサポートすることもある。

クレジット

協力

上野 豪

書誌情報

スタンドUPスタート 13巻 集英社〈ヤングジャンプコミックス〉

第1巻

(2020-10-16発行、 978-4088916699)

第7巻

(2022-06-17発行、 978-4088923307)

第8巻

(2022-09-16発行、 978-4088924267)

第9巻

(2022-12-19発行、 978-4088925400)

第10巻

(2023-03-17発行、 978-4088926254)

第11巻

(2023-06-19発行、 978-4088928517)

第12巻

(2023-09-19発行、 978-4088928883)

第13巻

(2023-12-19発行、 978-4088930381)

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