SP×ベイビー

SP×ベイビー

『恋はつづくよどこまでも』の前に連載していた、円城寺マキの連載作品。舞台は現代の日本。就職活動中の長谷川環は、ひょんなことから謎の男、菅生景虎のボディガードとして働くことに。新人SPの環とマイペースな大金持ちの景虎を描いたラブコメディ。小学館「プチコミック」2014年9月号から2015年1月号、同年9月号から2016年1月号まで連載。

正式名称
SP×ベイビー
ふりがな
えすぴー べいびー
作者
ジャンル
その他職業・ビジネス
 
ラブコメ
レーベル
フラワーコミックス α(小学館)
巻数
全2巻完結
関連商品
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偶然の出会いからボディガード女子に

正社員採用を目指して就職活動中の環は、面接会場に向かう途中、追っ手から必死に逃走している青年に遭遇する。環は、青年を助けようと体を張るが、じつは彼らは親しい仲だった。そんなハプニングでスカートを破いてしまった環は、やっとの思いでこぎ着けた面接に失敗してしまう。翌日、環の前に昨日の青年が現れ、自分のボディガードとして彼女を雇いたいと申し出る。青年の名は菅生景虎、現職総理大臣の甥っ子だった。半ば強引に環をボディガードとして雇った景虎は、一方的に好意を寄せるが、環は隣人で幼馴染(なじみ)の進藤夏生(ナツ兄)のことをずっと想い続けている。二人の気持ちはすれ違うが、様々なハプニングを経て、次第に心を通わせるようになっていく。

武闘派ヒロイン×謎が多い雇い主

環は、困っている人を見捨てられない性格で、口より先に足が出てしまう武闘派である。だが、そんな環の行動は裏目に出てしまうことが多い。そのため本人は、相手を不幸にすると思い込んでいるが、どちらかというと努力が空回りするタイプである。ずっと幼馴染のナツ兄のことが好きだが、自分に自信が持てずに告白できないでいた。景虎は環への好意を隠そうとせず、勝手にキスをするなど、強引な言動で環を振り回す。また、あらゆる感覚が恐竜並みに鈍い、心因性の「無痛症」だが、環に対してだけは、普通に痛みや心地よさを感じることができる。その理由は、環の高校時代にあるのだが、環は覚えていなかった。

登場人物・キャラクター

長谷川 環 (はせがわ たまき)

脚線美が特徴の23歳の女性。身長166センチメートル、血液型はA型。中学の時に両親を亡くし、大学受験を控えた弟と二人暮らしをしている。料理はカレーしか作れない。過去のある出来事から、困っている人を見かけると、反射的に助けようとする。しかし、うまくいった試しがなく、相手を不幸にしてしまうと思い込んでいる。ひょんなことから出会った景虎に雇われ、彼のボディガードとして働くことになる。景虎からは「タマ」と呼ばれている。

菅生 景虎 (すごう かげとら)

25歳の脚フェチの男性。身長180センチメートル、血液型はB型。明治時代より現在まで、鉱業・造船・金融など幅広い分野で財を成した菅生家の一人で、現職総理大臣の甥。強引な性格だが、根は優しい。家柄のせいで頻繁に狙われることから、専属のボディガードに加えて、環をSPとして雇う。痛みや感覚が鈍い病気にかかっている。環からは「トラ」と呼ばれている。

書誌情報

SP×ベイビー 全2巻 小学館〈フラワーコミックス α〉

第1巻

(2015-08-10発行、 978-4091374677)

第2巻

(2016-03-10発行、 978-4091381705)

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