ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!

ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!

TVアニメ『ストライクウィッチーズ』シリーズのスピンオフコミカライズ作品。ネウロイと戦うために軍人となった少女、宮藤芳佳のネウロイと戦わない日々を描くゆるい日常系コメディ。TVアニメ1期の内容を基にしたギャグ漫画で、展開とキャラ付けは本作独自のものが多い。「4コマnanoエース」2011年vol.1から2012年vol.18まで連載されていた作品。2019年4月にはTVアニメ化され、TOKYO MX、AT-X、インターネット配信ほかで放映された。

正式名称
ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!
ふりがな
すとらいくうぃっちーず ごーまるいちぶたいはっしんしますっ
原作者
Projekt Kagonish
原作者
島田 フミカネ
漫画
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
日常
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あらすじ

第1巻

宮藤芳佳は人類をネウロイの脅威から守るため、軍人となって501部隊に配属される。しかし、そんな彼女を待ち受けていたのは、炊事と洗濯の家事三昧の日々だった。個性的な面々がそれぞれ好き勝手に過ごす501部隊で、宮藤は戦場よりも騒がしく忙しい日々を送ることとなる。(エピソード「第一機目」、ほか12エピソード収録)

第2巻

いつもどおり、騒がしくもゆるい日々を過ごしていた501部隊であったが、訓練をしていた坂本美緒が真・烈風斬を誤射して基地を半壊状態に追い込んでしまう。一方、連合艦隊はネウロイとの決戦を行うべく、艦隊を集結させて501部隊にも命令が下される。しかし坂本の騒動で、その命令を受け損ねた宮藤芳佳たちは、集まった連合艦隊を不思議に思いつつ、いつもどおりのゆるい日常を送り始める。(エピソード「最終機」、ほか11エピソード収録)

続編

本作『ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!』の続編に、藤林真の『ストライクウィッチーズ劇場版 501部隊発進しますっ!』がある。内容は、2012年に公開された劇場版アニメ『ストライクウィッチーズ 劇場版』をギャグ漫画にしたもので、本作で解散した501部隊が再び集まる流れが描かれている。ほかに、同じく本作の続編として、藤林真の『ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!続』がある。こちらは、時系列的には『ストライクウィッチーズ劇場版 501部隊発進しますっ!』のその後を描いた作品で、再び軍人として再起した宮藤芳佳が、501部隊を再結成するために奮闘する姿を描いている。

メディアミックス

TVアニメ

本作『ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!』は、TVアニメ『ストライクウィッチーズ』シリーズのスピンオフ作品となっている。『ストライクウィッチーズ』は人類とネウロイの戦いを描く架空戦記で、本作の基となったTVアニメ1期では宮藤芳佳が501部隊に配属され、成長する様子が描かれている。

また、2019年4月より、TOKYO MX、AT-X、インターネット配信ほかで、本作『ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!』のTVアニメ版が放映された。制作は戯画プロダクション、Acca effeが担当。宮藤芳佳役を福圓美里、ゲルトルート・バルクホルン役を園崎未恵、エーリカ・ハルトマン役を野川さくらがそれぞれ演じた。インターネット配信版では、『ストライクウィッチーズ』シリーズの世界観を主人公の宮藤芳佳の親友、山川美千子が説明する「山川美千代のウィッチーズ講座」という独自コーナーが放映された。このコーナーはアニメ版『ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!』の公式サイト(http://w-witch.jp/501_takeoff/)にも掲載されており、視聴が可能となっている。

登場人物・キャラクター

宮藤 芳佳 (みやふじ よしか)

501部隊に新しく所属した少女。黒い髪をショートカットに整え、家庭的で優しい性格をしている。ゲルトルート・バルクホルンと並ぶ部隊内の常識人で、ツッコミ役に回ることが多い。ネウロイと戦うために501部隊に所属したが、ネウロイがいつまでたっても来ず、部隊内の仕事が家事であることに疑問を持ち始めている。しかし、ほかの隊員からはミーナ・ディートリンデ・ヴィルケの料理から解放されたこともあり、彼女の料理は歓迎されている。宮藤芳佳が訓練で体力を使い果たして料理を作れなくなると困ると、陳情が入るほど部隊内で彼女の料理は生命線になっている。固有魔法として「治癒魔法」を使いこなすが、ネウロイが来ないために使い道は専らエーリカ・ハルトマンたち問題児がトラブルを引き起こした際の尻拭い的な使い方をしている。実はかなりの「おっぱい星人」で、女性の胸が大好き。ふだんは自重しているが、チャンスを見つけるとさりげなくボディタッチを行おうとしたり、ほかの隊員といっしょに風呂に入ろうとしたりしている。

ゲルトルート・バルクホルン

501部隊に所属する少女で、ダークブラウンの髪を二つ結びにまとめている。規律を重んじるまじめな性格で、501部隊屈指の常識人。宮藤芳佳と共にツッコミ役に回ることが多い。固有魔法は「筋力強化」で、その怪力でエーリカ・ハルトマンたち問題児を制裁し、宮藤がその治療を担当する形になっている。あまりにツッコミとして酷使されたため、次第に過労気味となっていく。ふだんはまともだが重度のシスターコンプレックスをこじらせており、「妹」のことになると暴走する。クリスという実妹がおり、彼女を溺愛する。また親しい宮藤のことも次第に妹として認識するようになり、彼女に対しても暴走じみた愛情を見せることがある。その暴走っぷりは、シャーロット・E・イェーガーがツッコミに回り、ふだんのツッコミとボケの立場が入れ替わるほど。

エーリカ・ハルトマン

501部隊に所属する少女で、金髪をボブカットの髪型にしている。ずぼらで怠惰な性格の持ち主。シャーロット・E・イェーガーと並ぶ501部隊随一の問題児で、部屋は散らかり放題でゴミ屋敷と化し、訓練もサボって遊んでいることが多い。ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケの料理を危険視しているが、エーリカ・ハルトマン自身もミーナ以上に料理ができない。以前料理を作った際に書面で禁止されているほどで、本人も自分の料理の下手さを理解し、家事には名乗り出ない。またいたずらをしては、ミーナやゲルトルート・バルクホルンから鉄拳制裁を受けている。501部隊内では穀潰し扱いされているが、「ウルトラエース」と呼ばれる世界的英雄。そのため、ふだんの素行を知らない者からの評価は非常に高い。固有魔法「疾風(シュトルム)」は、大気をあやつる強力な能力で、突風を巻き起こすことができる。しかしネウロイが襲撃してこないため、専ら猛暑の際に扇風機やジェットバスの代用品として扱われている。現在は軍人として働いているが、将来的には医者になることを志望しており、医学に関することではいっさいふざけず、まじめに取り組んでいる。

坂本 美緒 (さかもと みお)

501部隊の戦闘隊長を務める女性で、階級は少佐。黒い髪をポニーテールの髪型にして、眼帯をつけている。体育会系のさっぱりとした性格の持ち主。男前な人物で無意識に周囲の人を魅了しているため、坂本美緒自身は気づいていないがミーナ・ディートリンデ・ヴィルケとペリーヌ・クロステルマンを含めて歪な三角関係を部隊内に築いている。趣味はトレーニングで、毎朝刀の斬撃を魔法力によって飛ばす「烈風斬」を海に向かって放っている。しかし。烈風斬を撃ちすぎたせいで、最近は基地周辺の海に魚が寄り付かなくなってしまった。また大声で烈風斬を撃っているため、501部隊では目覚まし時計代わりに使われている。お盆などの扶桑の行事を律儀に行っているが、カルチャーギャップから他国出身の隊員からは奇行を突然行っているように思われている。

ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ

501部隊の隊長を務める女性で、階級は中佐。赤い髪を長く伸ばし、理知的で落ち着いた性格をしている。坂本美緒と仲がよく、彼女と行動を共にすることが多い。最近は坂本との仲がよすぎて独占欲のようなものが働き、ペリーヌ・クロステルマンとは三角関係へと発展している。なんでもそつなくこなす優秀な人物で、臨機応変な判断で部隊をまとめているが、エーリカ・ハルトマンたち問題児には頭を悩ませている。欠点らしい欠点がないように見えるが、料理だけは異次元の下手さを誇る。その味はもはや、「ネウロイより危険」「戦場の方が安全」と評されるほどで、部隊内では彼女にだけは料理をさせないようしている。しかし、ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ自身が無自覚な味音痴で、みんなの健康を気づかって善意で料理当番を受け持つため、たびたびその被害がもたらされている。何度も繰り返すうちに、流石に周囲の反応から自分の料理が不評なのに気づくが、その改善策が見当違いなものだったため「悪化している」とハルトマンに言われている。彼女の作る料理はほぼすべて命の危険を感じるほどの危険物だが、唯一バウムクーヘンだけはふつうに作れる。

リネット・ビショップ

501部隊に所属する少女で、ライトブラウンの髪を三つ編みにしている。ほんわかとした雰囲気のおとなしい性格をしているが、計算高く、腹黒い一面を見せる。巧みに立ち回りミーナ・ディートリンデ・ヴィルケの料理を回避しており、シャーロット・E・イェーガーからもその手腕を恐れられている。エイラ・イルマタル・ユーティライネンの未来予知を利用して、大惨事を回避しており、その見返りとして彼女にサーニャ・V・リトヴャクの盗撮写真を渡している。そのため、カメラを持っていることが多く、サーニャ以外の隊員の写真も撮っている。写真の内容は他人には見せられないものらしく、使いかけのフィルムは自分で処理し、フィルムの現像も自分の部屋を暗室に改造してやる徹底ぶり。素行は部隊内ではまじめな方で、家事や炊事も進んで行う。ただし料理の腕前は、キャベツを丸ごと茹でて完成という豪快なもの。それでも食べられる物を作るだけ、部隊内では料理ができる方としてカウントされている。

シャーロット・E・イェーガー

501部隊に所属する少女。赤毛の髪を長く伸ばし、抜群のスタイルの持ち主。陽気な性格のムードメーカー的な存在ながら、エーリカ・ハルトマンと並ぶ501部隊随一の問題児でもあり、いたずらをしては、ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケやゲルトルート・バルクホルンから鉄拳制裁を受けている。超が付くほどのスピード狂で、空を飛ぶためのストライカーユニットを改造したり、買い出しの際にトラックの運転でスピードを出したりと、やりたい放題している。このため、彼女が買い出しをする際、彼女のトラック運転は501部隊では問題視されているが、ドライビングテクニックそのものは確かなため、ミーナの料理に比べればマシだと評されている。また、バルクホルンの運転に比べれば命の危険は各段に少ない。ふだんは人をからかって遊んでいるが、巨乳の持ち主であるため、しばしば宮藤芳佳のボディタッチの被害に遭っている。

フランチェスカ・ルッキーニ

501部隊に所属する少女。黒い髪を白いリボンで留めてツインテールにした髪型で、かなりの自由人。シャーロット・E・イェーガーの相棒だが、野生児じみた行動を取っており、基地から離れていないことの方が多い。つねにハイテンションで、シャーロットと行動を共にする際にはいたずらに便乗し、いっしょに折檻(せっかん)を受けている。固有魔法として魔力を熱に変換する「光熱」を使いこなすが、ネウロイが来ないため、寒い日のストーブ代わりとして用いられている。

ペリーヌ・クロステルマン

501部隊に所属する少女。少しウエーブのかかったロングヘアで、眼鏡を掛けている。育ちがよく、丁寧なしゃべり方をする。坂本美緒を慕っており、ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケとは三角関係を築いている。美緒といっしょにいることが多く、毎朝美緒が行っている訓練に付き合っている。

エイラ・イルマタル・ユーティライネン

501部隊に所属する少女。アッシュブロンドを長く伸ばし、落ち着いた性格をしている。サーニャ・V・リトヴャクに親愛の情を向けており、その言動は若干ストーカーじみている。そのため、サーニャからはさりげなく避けられている。夜間の哨戒任務がメインなため、サーニャと共に昼間は寝ていることが多い。宮藤芳佳たちとは生活サイクルが違うが、サーニャに比べるとエーリカ・ハルトマンたちのトラブルに巻き込まれることが多い。固有魔法は未来の動きを予測する「未来予知」で、この魔法を利用してミーナ・ディートリンデ・ヴィルケの料理や、シャーロット・E・イェーガーの運転を回避している。ただし、必ずしも予知できるものではなく、たまにミーナの料理にかち合って死線をさまよっている。実はミーナに負けず劣らずの料理下手で、ミーナと料理をいっしょにした際には、世界一臭いといわれる缶詰のシュールストレミングを開けて大惨事をもたらした。

サーニャ・V・リトヴャク

501部隊に所属する少女。マイペースな性格で、灰色の髪をセミロングにしている。エイラ・イルマタル・ユーティライネンの相棒で、彼女と共に夜間の哨戒任務に行うことが多い。そのため、昼間は専ら寝ており、宮藤芳佳たちとは生活サイクルの違いからあまり顔を合わせることはない。エイラとはなかよしだが、彼女のストーカーじみた言動には辟易しており、さりげなく邪険に扱っている。エーリカ・ハルトマンともなかよしで、彼女のいたずらに協力したり、合鍵を渡したりしている。一方、エイラは合鍵を渡されておらず、そのことを知らなかったため、ハルトマンが合鍵を持っている事実を知った際には大きく動揺した。

ハンナ・ユスティーナ・マルセイユ

アフリカのチーム「ストームウィッチーズ」に所属する金髪ロングヘアの少女。勝気な性格をしており、ストームウィッチーズのエースを務める。軍の「エースの交流」という指示に従い、501部隊を訪れる。エーリカ・ハルトマンとは訓練学校時代からの友人でライバル。ウルトラエースと呼ばれるハルトマンを現在も好敵手と思っており、何かと張り合っている。スタイルがかなりいいため、宮藤芳佳から狙われている。

集団・組織

501部隊 (ごーまるいちぶたい)

ネウロイと戦うために結成された部隊。正式名称は「第501統合戦闘航空団」で、「ストライクウィッチーズ」の通称でも呼ばれる。ただし、本作『ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!』ではネウロイが襲撃してこないため、隊員たちはほとんど待機命令と訓練しかしていない。その待機任務も、実情はそれぞれ好き勝手に行動しているだけであり、宮藤芳佳には「遊んでいるだけ」と言われている。なお501部隊は広報としての役割も持っているため、軍務上はきちんとネウロイと戦っていることになっており、宮藤はその事実にさらに罪悪感を募らせている。

その他キーワード

ネウロイ

人類の天敵とも呼べる正体不明の謎の存在。501部隊はネウロイに対抗するために結成された。しかし、本作『ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!』にはほとんど登場しない。このため宮藤芳佳たちは、待機任務ばかり続けており、ネウロイと戦いもしないのに給料をもらうことに疑問を感じ始めている。

クレジット

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