スナック キズツキ

スナック キズツキ

益田ミリの描き下ろし作品。都会の路地裏にあるスナック「キズツキ」を舞台に、アルコールを提供しない店主のトウコが、独特のゆるい雰囲気の中で傷ついた客たちを癒していく姿が、1話完結のオムニバス形式で描かれている。エピソードには異なる客がゲスト兼主役として登場し、キズツキで温かい飲み物や軽食を楽しみながら、トウコの即興の「歌セラピー」によって、日常の不満や愚痴を吐露する。このスナックでの出来事を通じて、誰かに傷つけられたり、時には誰かを傷つけてしまう人々の本音や関係性が、温かく繊細に描写されている。マガジンハウスよりコミックスが2021年1月に刊行され、2024年3月には同社のマガジンハウス文庫より文庫版が刊行された。2021年10月に実写ドラマ化され、テレビ東京系列で放送された。トウコを原田知世、ナカタを成海璃子が演じている。

正式名称
スナック キズツキ
ふりがな
すなっく きずつき
作者
ジャンル
ヒューマンドラマ
 
その他生活・家族・エッセイ
レーベル
マガジンハウス
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

トウコ

スナック「キズツキ」のママ。トウコ自身がお酒を飲まないため、アルコールはいっさい提供していない。その代わりに、ソイラテなどのソフトドリンクと軽食を用意して接客している。楽器の演奏が得意で、カラオケの代わりにギターやロールピアノを使って、訪れた客といっしょに演奏することもある。一見すると無愛想に見えるが、さっぱりとした性格で、どんな客に対しても淡々とした態度で接している。

ナカタ

コールセンターのオペレーターとして働く若い女性。仕事でのクレーム対応に心身共に疲れ果てていた夜、偶然見つけたスナック「キズツキ」に引き寄せられるように立ち寄った。ナカタは付き合って2年になる彼氏のタキイとの関係にも悩みを抱えており、会うたびに彼が自分の話ばかりすることにうんざりしている。

書誌情報

スナック キズツキ マガジンハウス

(2024-03-21発行、978-4838771127)

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