概要・あらすじ
佐倉つむぎは、自分の気持ちを他人にうまく伝えられないことで悩む少女。父親が再婚することになり、心の中では喜んでいるつむぎだったが、父親たちを前にすると、ついぎこちない態度をとってしまうのだった。そんなつむぎは、高校入学を機に、父親の親友の家に居候し始める。高校3年間、親元を離れて生活することで自分を変えようと、つむぎは決意するのだった。そんなつむぎが居候先の木瀬家で出会ったのは、1歳年上の双子兄弟。まじめで熱血漢な兄の木瀬新と、マイペースな弟である木瀬司の二人のことを、つむぎは「親切でいい人たち」と思う。しかし、幼い頃つむぎの家の近所に住んでいた二人は、その頃からずっとつむぎに恋をしていた。新と司は「二人でつむぎの恋人になる」と宣言。二人から熱烈なアプローチを受けながら高校生活を送ることになり、困惑するつむぎだったが、次第につむぎ自身も、二人に好意を抱くようになっていくのだった。
登場人物・キャラクター
佐倉 つむぎ (さくら つむぎ)
高校1年生の女の子。感情を表に出せず、とくに笑顔を作るのが苦手。自分の気持ちを、他人にうまく伝えられないことを悩んでいる。幼い頃に母親を亡くし、父親に男手一つで育てられる。父親のことは大好きで、再婚についても心から喜んでいる。しかし、その気持ちを伝えられず、無愛想な振る舞いをしてしまうことで、父親たちを傷つけてしまうのではないかと心配している。そのため、高校入学を機に親元を離れて暮らすと決意。父親の親友の家に居候して高校に通い、3年間で自分の性格を変えようと考えている。
木瀬 新 (きせ あらた)
高校2年生の男子。木瀬司の双子の兄。弟に比べると、まじめで熱血漢な性格。体を動かすこと全般が好き。身長はそれほど高くなく、司が自分の身長を追い越していることを少し気にしている。しかし、バスケ部ではレギュラーメンバーに選ばれるほどの実力の持ち主。幼い頃、近所に住んでいた佐倉つむぎに恋をして以来、一途につむぎのことを思い続けている。
木瀬 司 (きせ つかさ)
高校2年生の男子。木瀬新の双子の弟。ひょうひょうとしてマイペースな性格。佐倉つむぎのことは「つむりん」と呼ぶ。スポーツも勉強も得意だが、兄の新と比べるとゲームや読書が好きなインドア派で、部活には所属していない。新と同じくつむぎに恋をしている。兄思いな一面があり、つむぎが新に好意を寄せ始めたことを察してからは、二人の仲を応援しようとしているが、同時につむぎへの思いを捨てきれず、葛藤している。
書誌情報
ダーリンマニアック 5巻 小学館〈フラワーコミックス〉
第1巻
(2020-02-26発行、 978-4098707164)
第2巻
(2020-02-26発行、 978-4098707171)
第3巻
(2020-05-26発行、 978-4098710423)
第4巻
(2020-08-26発行、 978-4098711338)
第5巻
(2020-11-26発行、 978-4098712175)