あらすじ
第1巻
U-NASAロシア支部は人体に他生物の特性を付与するM.O.手術の技術が流出している事を知り、シルヴェスター・アシモフの率いる小隊に違法ルートでM.O.手術を受けたマフィア、通称「闇のジェド・マロース」の確保を指示する。アシモフ達は調査を進める中で、ロシアンマフィアのスターリが火星の人型ゴキブリであるテラフォーマーの卵鞘の密輸を企んでいる事を突き止め、取引現場を押さえに向かう。スターリの構成員を軽々と蹴散らすアシモフ達だったが、そこに「闇のジェド・マロース」が出現。さらにテラフォーマーの孵化が始まり、取引現場はアシモフをして地獄と言わしめる阿鼻叫喚の戦場へと変貌する。
第2巻
戦いの果てにテラフォーマーは駆除され、「闇のジェド・マロース」も撤退した。シルヴェスター・アシモフは「闇のジェド・マロース」の正体がかつての戦友であるヴワーク・ヘヴゼンコだと確信し、彼の娘のリーリヤ・ヘヴゼンコを介した説得を考案する。しかし、そこにリーリヤ死亡の報が届けられ、唯一の望みが絶たれた事実に絶望する。一方、愛娘を失ったヴワークは怒りの矛先を自らの故国を滅ぼしたロシアへ向けるようになり、M.O.手術を手掛けたウラジミール・ソコロフ博士と共に兵器、ピョートル巨砲を起動させる。アシモフの部下のタチヤナはヴワークの説得を試みるが、逆上したヴワークの手により死亡。駆けつけたアシモフがヴワークに対話を求めると、彼は人間の姿に戻り、これに応じた。しかし、アシモフの怒りは頂点に達しており、やがて戦いの口火が切られる。ロシア軍の見守る中で始まった彼らの戦いは、互いに人為変態を放棄した素手喧嘩(ステゴロ)での殺し合いだった。一方、アシモフの部下であるエレナ・ペレペルキナとイワン・ペレペルキナは巨砲を制御するソコロフを確保するべく、コントロールタワーへと身を躍らせる。こうして、ロシアの命運はアシモフ達に託された。
登場人物・キャラクター
シルヴェスター・アシモフ (しるゔぇすたーあしもふ)
宇宙船アネックス1号の搭乗員。豊かな髭を蓄えた筋骨隆々の大男で、赤茶色の長髪をオールバックにして、後頭部で結わえている。年齢は51歳。性格は豪放磊落で部下思い。葉巻を好み、任務や戦闘の最中に燻(くゆ)らせている事が多い。ワイルドな見掛けに反して小さな子供には優しく、自らの家族に対しても愛情を持って接している。かつてはロシアと敵対する小国の軍人だったが、火星由来のA・Eウイルスに冒された愛娘のジーナを救うために火星行きを決意し、U-NASAロシア支部へと所属を移した。 自らの率いる小隊のメンバーからは「隊長」と呼ばれる事が多い。戦闘では火星の人型ゴキブリ、テラフォーマーすら容易に屠(ほふ)る強烈な打撃に加えて、投げ技、関節技、締め技なども得意としている。 タスマニアン・キング・クラブをベースとした甲殻型のM.O.手術を受けており、葉巻型のアイテムから変身薬を吸引する事で、甲殻を身にまとった姿へと人為変態し、変身後は驚異的な防御力を獲得する。特に両腕に発達する甲殻は強靭で、盾のように構える事で多くの攻撃を凌ぎ切っている。 なお、故国の軍人として活躍していた頃のシルヴェスター・アシモフを知る者は、彼を「亡国の軍神」と呼んで恐れているが、家庭では妻に頭の上がらない恐妻家である。また、SF小説家としての顔もあり、詩を諳(そら)んじてみせるなど教養も兼ね備えている。ヴワーク・ヘヴゼンコとウラジミール・ソコロフが引き起こした一連の事件の解決に貢献した結果、「ロシアの軍神」として認められ、改めて英雄視されるようになる。
タチヤナ
シルヴェスター・アシモフの部下。長い黒髪を靡(なび)かせた表情豊かな女性。年齢は21歳。エレナ・ペレペルキナからは貧乳と評価されている。学生の頃にロシア兵に乱暴されそうになった際にアシモフに救われ、それをきっかけに彼の部下となった。アシモフと故国を同じくしているが、彼がロシアに渡る決断をした際には自らも故国を捨て、ついて来てしまった。 アシモフにとっては娘にも等しい大切な存在である。性格はまじめだが、着替えの最中に人前に出てしまうなど、ドジな面もある。銃の扱いには長けており、戦闘では遠方からの狙撃で味方をサポートする。適性の問題でM.O.手術を受けられなかった事から、火星に行く予定はなく、火星に向かう予定のアシモフを見送る事しかできない自分自身に無力さを感じている。 エレナにアシモフに対する恋心を見抜かれると、彼女の言に従って身体を張った告白作戦を決行する。暴走したヴワーク・ヘヴゼンコとの決戦時には仲間の制止を振り切り、単身で彼の説得へと向かうが、失敗して落命する。
エレナ・ペレペルキナ (えれなぺれぺるきな)
イワン・ペレペルキナの姉。シルヴェスター・アシモフの部下。宇宙船アネックス1号の搭乗員。ベリーショートヘアの妖艶な女性で、口許にホクロがある。年齢は23歳。感情に捉われず、冷静に事態を分析して判断を下せる人物だが、ファッションに関しては拘りが強く、露出の多い服装を好み、豊満な肉体を惜しげもなく晒している。 また、戦闘を含む任務中でも高いヒールを履きこなし、このスタイルはエレナの理想とする「ロシアの女」を体現するために欠かせないものとなっている。当初はアシモフを信頼する事なく補佐官を務めていたが、タチヤナとの交流を経て、アシモフを信頼するようになっていく。同時にファッションに関する意識も変化し、エピローグではミリタリー風の装いに改めている。 ベラドンナをベースとした植物型のM.O.手術を受けており、カプセル剤型の変身薬を飲み下す事で、腕や膝に植物を身にまとった姿へと人為変態する。変身後は腕、膝から棘を生やす事が可能となり、これを突き刺して麻酔を注入するのが基本戦術となっている。
イワン・ペレペルキナ (いわんぺれぺるきな)
エレナ・ペレペルキナの弟。シルヴェスター・アシモフの部下で、宇宙船アネックス1号の搭乗員。髪は逆立てて後ろに流し、顔には額から左頬にかけて大きな「く」の字の傷跡がある。年齢は16歳。お調子者で軽口を叩く事も多いが、内には強い正義感を秘めている。アシモフ達と共に「闇のジェド・マロース」ことヴワーク・ヘヴゼンコを追う事になるが、当初は祖国を裏切ってロシアへ与(くみ)しているアシモフを信用していなかった。 しかし、彼に同行してA・Eウイルスの罹患者を目の当たりにすると、アシモフに本気で従う事を決意する。ゴキブリが苦手な事から、人型ゴキブリ、テラフォーマーとの戦闘には苦戦する事が多かったが、エレナの危機に奮起して弱点を克服し、戦士として大きく成長を遂げた。 チョウセンアサガオをベースとした植物型のM.O.手術を受けており、変身薬を使用する事で、額や拳に棘の生えた姿へと人為変態する。棘からは麻酔を注入できるが、加減が苦手で、死に至らしめてしまう事も多い。
ヴワーク・ヘヴゼンコ (ゔわーくへゔぜんこ)
ウラジミール・ソコロフの手で違法なM.O.手術を施された軍人崩れの男性。逞しい体格で、髭を蓄え、毛先のみが黒い髪をオールバックにしている。年齢は35歳。特に変身後の姿を指して「闇のジェド・マロース」と呼ばれている。シルヴェスター・アシモフと故国を同じくする軍人崩れで、かつては彼の部下としてロシア軍を相手に戦っていた。 アシモフに命を救われた事もあり、彼をオヤジと呼ぶほどに信頼していたが、敗戦のあと、アシモフが故国を裏切ってロシアに味方すると、逆に敵意を抱くようになった。現在はA・Eウイルスに冒された愛娘のリーリヤ・ヘヴゼンコを救う目的でロシアンマフィアのスターリに身柄を売り、手先として働いている。 ヴワークの受けたM.O.手術は複合実験型と呼ばれる特殊なもので、北極熊とミイデラゴミムシの特性を兼ね備えている。人為変態すると筋肉が隆起して体格が1.5倍ほどになり、北極熊に由来する強大なパワーを発揮できる。また、発達した後頭部にはミイデラゴミムシに由来する羽根や腹部を模した器官が出現し、短距離の飛行や1200度を超える高温のガス噴射などが可能となる。 ソコロフからは14号と呼ばれており、彼からリーリヤの死を聞かされると我を失い、破壊の限りを尽くすようになってしまった。
リーリヤ・ヘヴゼンコ (りーりやへゔぜんこ)
ヴワーク・ヘヴゼンコの娘。髪型は緩くウェーブしたロングヘアで、毛先のみが黒い。年齢は12歳。マトリョーシカを模したネックレスをお守りとして身につけている。A・Eウイルスに冒されており、その治療という名目でU-NASA管轄の病院に入院している。イワン・ペレペルキナからは儚い系の美少女と評された。かつて、自らの軽率な行動からヴワークと共に瓦礫の下敷きになった事があり、シルヴェスター・アシモフの3日間にも及ぶ献身的な捜索の甲斐あって救出されている。 以来、アシモフに惚れ込み、彼が離婚した際には自分がお嫁さんになるという旨の主張をするようになった。なお、リーリヤ自身はA・Eウイルスの詳細に関しては把握しておらず、「よくわからない病気」と表現している。 また、ヴワークがリーリヤを救うためにロシアンマフィアのスターリに与している事も知らず、中古車販売の仕事をしていると聞かされている。のちに担当医を務めていたウラジミール・ソコロフに施された人体実験の結果として死亡する。ソコロフからは15号と呼ばれていた。
ウラジミール・ソコロフ (うらじみーるそころふ)
U-NASA管轄の病院でM.O.手術に携わっている小柄な老人。丸眼鏡をかけ、白衣を着て、白髭を蓄えている。また、禿げ上がった頭にはケロイドのような斑点があり、両腕と下半身は機械に置き換えている。医師としてリーリヤ・ヘヴゼンコの治療を担当しているが、その実体はロシアンマフィアのスターリとつながりを持つマッドサイエンティスト。 ソコロフ博士と呼ばれており、ヴワーク・ヘヴゼンコに違法なM.O.手術を施した張本人でもある。人間をモルモット程度にしか考えておらず、治療を施すと称して預かっていたリーリヤを非人道的な実験の果てに死亡させ、ヴワークの暴走を招いた。ヴワークからは「娘の治療をしてくれた恩人」として見られているため、最後まで殺される事はなく、ピョートル巨砲の制御を任される事になった。
アレクサンドル・アシモフ (あれくさんどるあしもふ)
シルヴェスター・アシモフの義理の息子。宇宙船アネックス1号の搭乗員。サングラスをかけており、髪型はスキンヘッド。また頭から右の頬まで、右目を通るようにY字の傷跡がある。アシモフからは「サーシャ」の愛称で呼ばれている。アシモフがジーナを見舞いに病院を訪れるシーンで登場するほか、ウラジミール・ソコロフとの決戦にも駆けつけ、無許可での人為変態を敢行してエレナ・ペレペルキナ、イワン・ペレペルキナの危機を救った。 昆虫型のM.O.手術を受けており、人為変態すると、額から上向きにクワガタの大顎を彷彿とさせる角が出現する。
ジーナ
シルヴェスター・アシモフの娘にして、アレクサンドル・アシモフの妻。アレクサンドルとの子を身籠っているが、火星由来のA・Eウイルスに冒されており、U-NASA管轄の病院で延命治療を受けている。ジーナとお腹の子供の存在はアシモフやアレクサンドルが火星に向かう強い動機となっている。
シルヴェスター・アシモフの妻 (しるゔぇすたーあしもふのつま)
シルヴェスター・アシモフの妻。ふくよかな体型の熟年の女性。髪はひっつめて後頭部でシニヨンにまとめている。家族内では旦那よりも立場が強く、アレクサンドル・アシモフからは冗談めかして、軍神すら怯(ひる)む者と評価されている。娘のジーナを見舞いつつ、同じ病院に入院していたリーリヤ・ヘヴゼンコを気に掛けており、リーリヤが亡くなった際にはアシモフに訃報を伝える役目を担った。
ブラディミール・スミレス (ぶらでぃみーるすみれす)
ロシア連邦の大統領を務める男性。オールバックの髪型をしている。ヴワーク・ヘヴゼンコとウラジミール・ソコロフが引き起こした一連の事件を解決に導いて、ロシア軍から英雄視されるようになったシルヴェスター・アシモフを呼び出し、直々に将軍職へ就くように促した。しかし、この提案はその場でにべもなく断られている。
テラフォーマー
テラフォーミングの一環として火星に送り込まれたゴキブリが異常な進化を遂げて誕生したとされる生物。知能が高く、二足歩行を行う。その外見は原人にも酷似しているが、触覚や尾葉、羽根などの部位にゴキブリの名残を僅かに残している。人間を襲う習性があり、膂力(りょりょく)は人体を容易に引き裂くほど強い。また、繁殖力に関してもゴキブリ並みである。
集団・組織
U-NASA
火星のテラフォーミングおよび関連するさまざまな計画を遂行する国際的な宇宙機関。シルヴェスター・アシモフと小隊メンバーはモスクワに拠点を置くロシア支部に所属しており、のちにアネックス1号に搭乗して火星へと旅立つ事が決定している。施設内には研究、訓練を目的として火星に生息する人型ゴキブリのテラフォーマーが確保され、その管理なども行われている。 また、サンクトペテルブルクにもロシア支部の研究センターが設置されている。
スターリ
サンクトペテルブルクにセーフハウスを構えるロシアンマフィア。約600年の歴史があり、小規模国家以上の力を持つとされている。違法な手段でM.O.手術を施した構成員を抱えており、彼らは変身薬を使用する事で人為変態が可能。特に「闇のジェド・マロース」ことヴワーク・ヘヴゼンコの戦力は絶大で、他所の組織との抗争などに駆り出されている。 制御する術を持たないにもかかわらず、テラフォーマーの卵鞘を密輸しようと企み、遂には孵化を許してしまった。のちに暴走したヴワークに拠点を襲撃され、壊滅的な打撃を受ける。
イベント・出来事
テラフォーミング
U-NASAの主導により行われている火星開発計画。火星の環境を人類の生存に適した状態へ変化させるというもので、計画の一環として、約500年前に苔とゴキブリが火星に送り込まれている。しかし、そのゴキブリが異常な進化を遂げ、人類に危害を加える人型の生物、テラフォーマーが誕生してしまった。2577年には火星調査に赴いたバグズ1号の搭乗員がテラフォーマーと遭遇して全滅。 2599年にはゴキブリの駆除を名目に集められたバグズ2号の搭乗員がテラフォーマーと遭遇し、2名を残して死亡している。
その他キーワード
M.O.手術 (もざいくおーがんおぺれーしょん)
火星の人型ゴキブリ、テラフォーマーに対抗するべく考案された改造手術。変身薬を摂取する事で人為変態が起こり、手術のベースとなった生物の特性を引き出せるようになる。適性のある者が正規の施設で術式を受けた場合でも、成功率はわずか36%と低い。ヴワーク・ヘヴゼンコに施された非正規の術式は、彼の身体に大きな負担を掛ける事になった。
人為変態 (じんいへんたい)
M.O.手術を受けた者が変身薬を摂取する事。ベースとなった生物の身体的な特徴を表出させる技術。基本的に許可制となっており、シルヴェスター・アシモフの率いる小隊では彼の許しなくして変身薬を使用する事はできない。このルールにより、エレナ・ペレペルキナとイワン・ペレペルキナは、ウラジミール・ソコロフとの決戦時に生身での戦闘を余儀なくされ、苦戦を強いられている。 なお、変身薬の形状には注射型、吸引型、カプセル型など種類があり、二重投与(オーバードーズ)すればさらなる力を引き出す事も可能だが、その場合は使用者の死を招く恐れもあり、諸刃の剣(つるぎ)となっている。
A・Eウイルス (えいりあんえんじんういるす)
火星より地球に齎(もたら)され、蔓延しつつある致死性のウイルス。現状では致死率100%の不治の病とされており、シルヴェスター・アシモフの娘であるジーナ、ヴワーク・ヘヴゼンコの娘であるリーリヤ・ヘヴゼンコもA・Eウイルスの感染者である。A・Eウイルスの治療方法の発見はU-NASAの大きな課題となっており、感染者の命運はアシモフをはじめとした火星探査チームに託されている。
テラフォーマーの卵鞘 (てらふぉーまーのらんしょう)
火星の人型ゴキブリ、テラフォーマーの産んだ卵が詰まった殻。ロシアンマフィア・スターリが秘密裏に入手し、密輸を企んでいた。取引の最中に孵化が始まってしまうが、解き放たれたテラフォーマーはエレナ・ペレペルキナ、イワン・ペレペルキナの活躍で駆除された。なお、専門知識を持たないマフィア達は、テラフォーマーの卵鞘を「エイリアンの卵」と呼んでいた。
ピョートル巨砲 (ぴょーとるきょほう)
サンクトペテルブルクにあるペトロパブロフスク要塞の地下に納められた世界最大の大砲。1世紀前に建造された。火星まで射程範囲内に収まっている事から、「アレースの血」とも呼ばれている。存在は市井の人間にも知れ渡っており、イワン・ペレペルキナはピョートル巨砲を模したプラモデルを作った事もある。暴走したヴワーク・ヘヴゼンコは巨砲を占拠すると、ウラジミール・ソコロフにコントロールを託し、海軍本部を破壊しようと企んだ。 コントロールタワーには防御システムが搭載されており、主操縦室に侵入しようとする者を排除できるような仕組みになっている。エレナ・ペレペルキナとイワンは人為変態なしで防御システムの攻略に挑む事になり、アレクサンドル・アシモフの助太刀もあって制圧する事ができた。 なお、シルヴェスター・アシモフとヴワークの最終決戦の舞台となった場所はピョートル巨砲の砲上である。
アネックス1号 (あねっくすいちごう)
U-NASAが開発したバグズ1号、バグズ2号に続く最新の宇宙船。人型のゴキブリ、テラフォーマーが支配する火星へ渡航するために建造された。搭乗員の主要任務にはA・Eウイルスのワクチン開発があり、この任務の成功はA・Eウイルスに苦しむ娘を持つシルヴェスター・アシモフの悲願でもある。兵器・ピョートル巨砲の制御を任されたウラジミール・ソコロフはアメリカにあるアネックス1号の破壊を企むが、未遂に終わっている。
クレジット
- ストーリー協力
-
藤原 健市
- 原案
-
橘 賢一 , 貴家 悠