概要・あらすじ
父親の宇野鉄平が副業でバイクレースで使用するバイクのメンテナンスをしているため、宇野突風は小学生ながら頻繁にサーキット場を訪れていた。鉄平がサポートをしている女性レーサーの新井真音は、100ccのバイクレースで連戦連勝中の注目株で、突風の憧れのレーサーでもあった。そんなある日、いつものように真音の走る姿を見るためにサーキット場にやって来た突風は、鉄平と真音からバイクを運転してみないかと持ちかけられる。
すると鉄平は、まったくの初心者であるにもかかわらず、周囲のレーサーたちに勝るとも劣らないタイムで走り、鉄平と真音を驚かせる。こうして、初めて運転したバイクに興奮した突風は、徐々にバイクレースの世界へとのめりこんでいく。
登場人物・キャラクター
宇野 突風 (うの とっぷう)
小学5年生の少年。年齢は11歳。黒髪でシャツの上からパーカーを着てジーパンを穿いている。父親の宇野鉄平が、副業でレース用バイクのメンテナンスをしているため、サーキット場へ訪れる機会が多く、バイクが大好き。鉄平がバイクのメンテナンスをしている女性レーサーの新井真音とは幼なじみ。レーサーとしても人としても憧れ、慕っている。 負けず嫌いな性格で、レースで前を走られることに人一倍悔しさを感じる。実は一度見たものを正確に覚えて再現できる能力を持っており、バイクの運転でその能力を最大限に発揮し、初心者とは思えない走りで周囲を驚かせる。趣味はガンダムのプラモデルを作ること。
宇野 鉄平 (うの てっぺい)
宇野突風の父親。長い黒髪を後頭部で1つに束ねてポニーテールにし、作業着を着用している。本業は小説家だが、副業として近所に住んでいる女性レーサーの新井真音のバイクのメンテナンスや、サーキット場へのバイクの運搬の手伝いなど、さまざまなサポートをしている。それらの活動には、突風を幼い頃から同行させている。突風が一度見たものを正確に覚えて、再現できる能力を持つことに薄々勘づいており、そろそろバイクの運転をさせても良い頃かと考えている。 吉哉の父親とは知り合い。
新井 真音 (あらい まいん)
中学2年生の少女。長い茶髪を左右に分けて三つ編みにしている。明るく容姿端麗で、100ccのバイクレースで連勝記録を持つ。これからの活躍が期待されているレーサーの1人。とにかく勝ちに拘るタイプで、レースでは時おり鬼気迫る走りをしては、観客を盛り上げている。宇野突風とは家が近所のため幼なじみで、「お姉ちゃん」と呼ばれて慕われている。 突風の父親の宇野鉄平には、バイクのメンテナンスの他、サーキット場へのバイクの運搬など、さまざまなサポートをしてもらっている。現在は100ccクラスから250ccクラスに上がったばかりで、250ccのレースのデビュー戦を間近に控えている。
高台 吉哉 (たかだい よしや)
小学5年生の少年。年齢は11歳。茶髪のロングヘアで、シャツの上からスカジャンを着てジーパンを穿いている。出身は大阪で、関西の100ccのバイクレースで活躍しているレーサー。コースやマシンのコンディションによって調子が変わる気分屋で、タイムにムラはあるが、気分が乗っている時はとてつもなく速いタイムをたたき出す。明るく勝気でおしゃべりなので、マシンのメンテナンスなどのサポートをしてくれている父親の頭を悩ますこともしばしば。 大阪から都内に転校して来たことをきっかけに、関東でレースデビューを果たす。転校先の小学校で宇野突風とクラスメイトになった。
吉哉の父親 (よしやのちちおや)
高台吉哉の父親。茶髪で眼鏡をかけ、作業着を着用している。100ccのバイクレースで活躍している吉哉のバイクのメンテナンスや運搬など、さまざまなサポートをしている、息子想いな父親。しかし、勝気で気分屋な吉哉に振り回されることも多い。コースやマシンのコンディションによって、タイムにムラがある吉哉のレーススタイルに、頭を悩ませている。 宇野鉄平とは知り合い。
城下 逸美 (ねごや いつみ)
小学5年生の少女。年齢は11歳。黒縁の眼鏡をかけていて、長い黒髪を左右に分けてツインテールにしている。クラスメイトの宇野突風に密かな恋心を抱いており、突風がバイクレースを始めたことをきっかけに、サーキット場へと足を運ぶようになった。突風の幼なじみの新井真音を、恋敵として敵視している。出雲ウィリアムズとサーキット場で知り合ってからは、バイクレースの観戦仲間として親しくなる。
出雲 ウィリアムズ (いずも うぃりあむず)
小学生の少年。金髪のショートカットの髪型で、シャツの上からジャンパーを着用している。バイクレースが好きで、頻繁にサーキット場に足を運んでおり、宇野突風がレースで走る姿を見たことをきっかけにファンになった。運動が苦手で、何をやっても上手くいかないが、いつか突風のようにバイクを乗りこなしたいと思っている。城下逸美とサーキット場で知り合ってからは、バイクレースの観戦仲間として親しくなる。
石橋 大也 (いしばし だいや)
レーサーの少年。茶髪で眼鏡をかけている。250ccのバイクレースの前年チャンピオン。以前から100ccの連勝記録を持つことで有名な新井真音に興味を抱き、真音が100ccから250ccへとクラスチェンジしたことを知る。彼女と同じレースで走ってみたいという強い願望から、真音の250ccのデビュー戦に参戦する。
新見 博文 (にいみ ひろふみ)
レーサーの少年。茶髪のロングヘアで、右目の下に泣きぼくろがある。弟とともに100ccのバイクレースに出場していて、レースでは兄弟でのチームプレーを得意としている。同じ100ccのレースに出場していた新井真音に密かな恋心を抱いているが、レース上では、たとえ憧れの真音相手でも容赦なく潰しにかかる。
書誌情報
トップウGP 14巻 講談社〈アフタヌーンKC〉
第1巻
(2016-11-22発行、 978-4063882087)
第2巻
(2017-07-21発行、 978-4063882797)
第3巻
(2018-03-23発行、 978-4065107812)
第4巻
(2018-09-21発行、 978-4065127742)
第5巻
(2019-05-23発行、 978-4065154854)
第6巻
(2019-12-23発行、 978-4065179222)
第7巻
(2020-08-21発行、 978-4065202227)
第8巻
(2021-03-23発行、 978-4065225615)
第9巻
(2021-10-21発行、 978-4065251652)
第10巻
(2022-05-23発行、 978-4065278918)
第11巻
(2022-12-22発行、 978-4065299135)
第12巻
(2023-07-21発行、 978-4065323915)
第13巻
(2024-02-22発行、 978-4065345023)
第14巻
(2024-09-20発行、 978-4065366790)