鉄のドンキホーテ

鉄のドンキホーテ

オートバイ競技の1つであるモトクロスをテーマに、熱い戦いが繰り広げられるアクション漫画。1982~1983年にかけて「週刊少年ジャンプ」に連載された原哲夫の初連載作品で、後の代表作『北斗の拳』に通じるバイオレンス描写も数多く登場する。

正式名称
鉄のドンキホーテ
ふりがな
てつのどんきほーて
作者
ジャンル
アクション
 
オートバイレース
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概要・あらすじ

日本モトクロス選手権国際B級レースで開幕3連勝を飾りながら、その後は姿を消してしまった黒須元。アメリカでの武者修行から数か月、日本に帰国した元は、無敗の年間150勝を達成した日本モトクロス界最強を誇る「赤い軍団」の祝勝セレモニーが行われる、朝間サーキットに姿を現す。そして7万人の観衆の前で、彼らに宣戦布告するのだった。

その後、「赤い軍団」の選考レースに潜り込み、「赤い軍団」に所属する五十嵐俊一の必殺走法を目の当たりにした元は、彼の力を認めて対抗心を燃やす。そして迎えた国際A級の日本モトクロスグランプリ開幕戦。「赤い軍団」以外のワークスチームが手を組んで元と五十嵐を追いつめる中、2人は協力して敵を排除することに成功。

ついに互いを認め合う2人だけの、雌雄を決する戦いが幕を開ける。

登場人物・キャラクター

黒須 元 (くろす げん)

日本モトクロス界に突如現れた新星。圧倒的な速さと大胆さ、そして的確なライディングテクニックを持つ。ワークスチームに所属せず個人で参戦するプライベーターながら最強のワークスチーム「赤い軍団」に挑戦状を叩きつけ、彼らを倒すべく日本モトクロスグランプリ開幕戦に臨む。その闘争心をかき立てるのは、今は亡き兄の存在だった。

城乃 宗光 (しろの むねみつ)

「赤い軍団」総裁。実の息子を倒した五十嵐俊一を躊躇なく戦士として迎え入れるなど、「赤い軍団」の強さを維持するためには冷酷。開幕3連勝後に姿を消した黒須元の能力を認めており、彼の国際A級昇格を審査会で推薦した人物でもある。

五十嵐 俊一 (いがらし しゅんいち)

「赤い軍団」の戦士。ウォーターハザードを利用した必殺走法から「水上の暗殺者」と呼ばれ、巨体からくり出されるパワーを駆使して後方のライダーを切り刻む。城乃麗華に求愛しているが、常に「ゴリラ」と呼ばれて相手にされていない。

城乃 麗華 (しろの れいか)

城乃宗光の娘。兄に対する父親の仕打ちによって「赤い軍団」打倒を誓い、黒須元のサポートを買って出る。大型バイクを乗りこなし、元をパンチで吹き飛ばすなど、力強さも併せ持っている。

黒須 信 (くろす しん)

黒須元の兄で日本モトクロスグランプリの元チャンピオン。元と同じくワークスチームに所属しないプライベーターとしての参戦ながら、4大ワークスチームを相手に王座を維持。歴史に名を残すチャンピオンと目されていたが、元がまだ幼いころに練習中の事故によって命を落としてしまう。

集団・組織

赤い軍団 (れっどあーみー)

日本モトクロス界は赤・黄・白・緑のチームカラーを持つ4大ワークスチームによって覇権争いが行われていたが、その中で最強の座に君臨したのがチームカラーが赤の「赤い軍団」。所属メンバーのうち最強のライダーは「戦士(バトラー)」と称され、チームから全面的なバックアップを受けられる。なお、「赤い軍団」以外のワークスチームは、黄がチームカラーの「イエロータイガース」、白がチームカラーの「ホワイトフォックス」、緑がチームカラーの「グリーンモンスターズ」。

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