ドゥルアンキ

ドゥルアンキ

太古の時代。神に創造された赤子・ウスムガルは、聖地・方舟の頂(ニシル山)の老夫婦に育てられる。神でも人でもない両性具有のウスムが、優れた閃きと英知で、数々の危機を乗り越える姿を描いたファンタジー。ギリシャ神話のほか、メソポタミア神話、シュメール神話を題材にしている。原作・プロデュースの三浦建太郎逝去によって未完となった。本作の原案となったプロトタイプシナリオ「アマゾネス」を併録。白泉社「ヤングアニマルZERO」2019年10/1増刊号から2020年6/1増刊号まで連載。

正式名称
ドゥルアンキ
ふりがな
どぅるあんき
原作者
三浦 建太郎
作者
ジャンル
アクション
 
ファンタジー
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概要・あらすじ

太古の時代。カーリアの泉で、二柱の神の血を分けた美しい赤子が創造される。神でも人間でもなく、男でも女でもないその子は、天と地の狭間で一人である。創造主・龍蛇神からウスムガル(龍)の名を授かった赤子は、聖地・方舟の頂(ニシル山)に運ばれ、そこに住む老夫婦に拾われた。時が経ち、元気で美しい子供に育ったウスムは、たびたび優れた閃きを発揮。水車を利用した用水路を作ったり、ボウガンのような強力な石弓を作ったりする。ある日ウスムは、森の中でタセ村の少年たちと出会う。タセ村は戦に敗れたフルリの民の隠れ里であり、彼らはキルタ王子とその取り巻きであった。ウスムの石弓に驚いたキルタは、同じ物が欲しいと懇願。ウスムはそれを快諾した。こうして仲良くなったウスムとキルタたちは、共に狩りを行うようになった。

登場人物・キャラクター

ウスムガル

カーリアの泉で、神によって創られた子ども。ウスムは"唯一つの"、ガルは"大いなる"で、ウスムガルは"龍"を意味する。神でも人間でも精霊でもない不思議な存在で、両性具有。創造主・龍蛇神から贈られた守護の首飾りをしている。優れた閃きと知恵を持ち、水車による用水路のほか、鐙(あぶみ)やボウガンのような石弓を発明する。

パン

ウスムガルといつも一緒にいるお調子者の半獣神。少年のような容姿で、四足獣の下半身とヤギの角を持つ。首から下げた笛を吹くと、動物たちを浮かれさせ、踊らせることができる。また、ピンチになると魚に変身する。

キルタ

タセ村に住む少年。フルリ人の王族の息子で、乗馬や剣術の鍛錬にいそしむ。戦に破れ、散り散りになったフルリ人の希望であり「いつか都を奪還したい」という民の思いを背負う。森で狩りをしている時にウスムガルと出会い、友達になる。ウスムの中性的な魅力に、知らず知らずのうちに惹かれていく。

クレジット

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