概要・あらすじ
眠りから目覚めたネコマジンみけは、近くの湖のほとりでお昼ご飯を食べていたかつての友人コジローと、偶然に31年ぶりの再会を果たす。幼い少年だったコジローは、すっかり中年太りをした大人の男性に成長していた。ネコマジンみけはコジローからご飯を一緒に食べないかと誘われ、オニギリと冷たいお茶をもらったお礼に願い事を1つ叶えてあげることにした。
コジローは、明日の4時間目の授業を代わってやってくれないかと願い事を頼む。こうしてネコマジンみけは、コジローの代わりに学校の生徒たちに授業をすることになる。
登場人物・キャラクター
ネコマジンみけ
人型の猫のような不思議な生き物。耳が長く、衣服はチョッキ以外身に着けておらず、両腕と両足に腕輪と足輪をはめてつま先が尖ったブーツを履いている。体は白色で、左耳と右の脇腹、尻尾の先だけが茶色。小柄で幼く見えるが年齢は400歳を越えている。一度寝ると何年も眠り続けてしまう体質で、今回は31年ぶりに目を覚ました。ちなみに寝床は林の中にある太い幹にできた空洞の中で、あまりにも長い間眠り続けていたために体中が苔だらけになってしまう。 武術に優れ、掌から強力なエネルギー波を放つことができるほか、人や動物に変身する特殊な能力を持つ。久しぶりに再会したコジローの願いを叶えるために、変身の能力を使ってコジローの代わりに学校の教師として教鞭を執ることになる。
コジロー
小さな田舎町の学校で教師を務める男性。黒髪を中分けにして綺麗にセットし、服装もスーツにネクタイ、スラックスにサスペンダーと、きちんとした格好をしている。学校には生徒が3人しかいないため、算数から数学、国語から現国と、生徒に合わせた授業を行っている。中年太りで恰幅のいい体格ながら、臆病で引っ込み思案な性格から、3人の生徒たちにはすっかりなめられている。 31年ぶりに再会を果たしたネコマジンみけに学校の授業を代わってもらう。
アガリザメ
ペンギンのような体型をした海に生息している生き物。背中にヒレが付いた小柄で可愛らしい見た目とは裏腹に、口の中には小さくて鋭い牙がたくさん生えている獰猛な肉食動物で、自分よりも一回り大きな牛も食べてしまう。ネコマジンみけとは古くからの付き合いで、悪さをしてはネコマジンみけにやっつけられた過去を持つ。牛に扮していたネコマジンみけにまんまと海からおびき出され、エネルギー波で吹っ飛ばされてしまう。
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ネコマジンがいるシリーズ
人型の猫のような不思議な生き物ネコマジンが、悪者から地球を守るために戦うバトルアクション満載のギャグコメディ漫画。「週刊少年ジャンプ」1999年22-23合併号に掲載された『ネコマジンがいる』、「週刊... 関連ページ:ネコマジンがいるシリーズ