PAPUWA

パプワ島に住む少年、パプワと、愛犬チャッピーらによる、面白おかしい日常を描写したギャグ漫画。南国少年パプワくんの続編に当たる作品。

正式名称
PAPUWA
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
レーベル
ガンガンコミックス(エニックス)
巻数
全14巻
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概要・あらすじ

かつて世界を震撼させた少年コタローが4年ぶりに目覚めた。記憶を失っていたコタローは、何かに導かれるように海を渡るが、乗っていた船が沈没し、パプワ島に流れ着く。パプワと共に偶然コタローを発見したリキッドはかつてコタローが行った悲劇を知っていたため、それを繰り返さないよう、コタローの記憶が戻ってしまわないようにありとあらゆる手を尽くそうとする。

かくして、パプワコタローのお気楽な、そしてリキッドの気苦労に満ちたパプワ島の新しい生活が始まるのであった。

登場人物・キャラクター

パプワ

パプワ島で元気に暮らしている、パワフルなちみっ子(ちびっこ)。常にマイペースで、時に他者をぞんざいに扱うことがあるが、仲間意識が強く、友達となったシンタローとコタローを大切に思っている。室戸市名物シットロト踊りを始め、数多くの特技を持つ。赤子のころに現在のパプワ島に流れ着き、それ以来ずっと島で暮らしているが、正体は秘石の継承者である赤の一族唯一の生き残り。 コタローと共に、故郷を滅ぼした災いの星に立ち向かうこととなる。

チャッピー

『PAPUWA』に登場する動物。パプワの友だちである中型犬。パプワ島に生息するナマモノの中で、唯一しゃべることができない。始まりと終わりの島に生息している聖犬一族の一匹であり、災いの星の襲撃で荒廃した始まりと終わりの島からパプワを連れて逃亡し、パプワ島に流れ着いた。しゃべることができなかったのは、逃亡の際に災いの星より差し向けられた黒いナマモノの攻撃によるものである。

コタロー

青の一族の少年でシンタローの弟。ガンマ団の施設で長らく眠り続けていたが、秘石の呼びかけによって突如目覚める。そのまま施設を脱走し海に出るも、乗っていた船が渦に飲み込まれ転覆。パプワ島に漂着する。その際に記憶を失いパプワとリキッドに拾われるが、過去を知っているために記憶を取り戻すことを恐れるリキッドから「ロタロー」と呼ばれることになり、しばらくはその呼び名が定着してしまった。 天真爛漫な反面腹黒く、仲良くなったパプワたちと共にリキッドをいじっている。しかし、時折自分もパプワ島の想像を超えたナマモノたちに翻弄されている。「訴えて勝つよ!」が口癖。

リキッド

かつてガンマ団特戦部隊に所属していた青年。手のひらから電撃を放出する能力を持つが、若輩であるため、同僚によく可愛がられつつもいびられていた。現在は赤の秘石の番人を務め、パプワ島で生活している。常日頃からパプワやコタローから色々と無茶を言われており、さらには、かつての同僚であるガンマ団特戦部隊がパプワ島に送り込まれたことによって、いじられキャラとしての地位が盤石のものとなった。 後にアメリカ合衆国大統領の息子であることが判明する。

シンタロー

ガンマ団の総帥。俺様系の性格だが、情に厚く部下からは絶大な信頼を得ている。かつてパプワ島で生活しており、パプワとは友達として固い絆で結ばれている。弟であるコタローを溺愛しており、彼がパプワ島に流れたことを知ると、すぐさま捜索に向かう。ナマモノにも好かれやすく、特に雌雄同体であるカタツムリのイトウや、オカマの鯛であるタンノにストーキングされている。

マジック

コタローの父親で、ガンマ団の前の総帥。青の一族の中でも突出した力を持っている。家族思いで、弟や息子たちには深い愛情を抱いている反面、それを脅かすものには一切容赦をしない冷徹な性格の持ち主。また、今こそ良好な関係を築いているものの、かつて自分以上の力を持つコタローを、暴走させないために施設に閉じ込めており、強い恨みを持たれていた。 これは、かつて心を許した補佐官であるミツヤがマジックを思うあまり暴走してしまい、それを止めるためにマジック自らの手で彼を葬ってしまったことに起因している。

沖田 ソージ

心戦組の隊員。他の隊士とともに、パプワ島にやってきた。自らを溺愛する近藤イサミを鬱陶しく思っており、時には暴力も含めた手段を用いて手ひどくあしらっているが、心の底では尊敬している。実際は青の秘石の番人で、始まりと終わりの島出身のハッピーチャイルドだった。過去の経験から始まりと終わりの島に対して嫌悪感を抱いていたが、心戦組の仲間やリキッドらの説得により、島を守ることを決意。 シンタローたちのために島の門を開き、番人として留まった。モデルとなっているのは新選組の沖田総司。

ミツヤ

青の一族の青年。若い頃のマジックの補佐官を務めていた。マジックを「覇王」と呼び慕っており、彼のためなら手段を択ばない。ついには、マジックの弟すら道具として利用しようとしたため、それを恐れたマジック自身の手により葬られた。その時の罪の意識が、マジックのトラウマとなっている。 始まりと終わりの島で、マジックとコタローの前に生きていた当時の姿で現れる。マジックの罪悪感を喚起させるが、コタローの説得によりマジックと和解。トラウマを克服させることができた。

シュンスケ

始まりと終わりの島に訪れたパプワたちに案内役として同行する生物。タニシのような貝殻から手足と顔が出ているような奇妙な外見をしている。人を食ったようなマイペースな性格で、コミュニケーションには若干積極的。案内と言いつつシンタローたちにとって余計なことばかりしてくるが、その正体は災いの星の本体。 秘石を奪って完全な存在に生まれ変わり、現在の世界を消去することを目論んでいた。

ナマモノ

『PAPUWA』に登場する生物(せいぶつ)。パプワ島に生息している、独自の進化を遂げたと思われる動物、および植物たち。人間の言葉を話すことができる。所かまわず産気づく雌雄同体や、カカオを食べ過ぎて鼻血を周囲にまき散らす害虫など、あまり関わりたくないと思わされる生態を持つものが多い。また、稀に人間とほぼ同じ外見をした個体が生まれることもあり、そういった存在はハッピーチャイルドと呼称されている。

集団・組織

ガンマ団

『PAPUWA』の登場組織。裏の世界で戦争などに関わる殺し屋の集団で、団員のほとんどが特殊な能力を持っている。かつてはパプワ島で騒動の種になることもあったが、現在では「悪い奴ら限定半殺し稼業のお仕置き軍団」に改められている。中核は青の一族によって構成されており、現在はシンタローが総帥を務める。コタローがパプワ島に流れ着いたため、マジックによって捜索隊が組織され、多くの人員がパプワ島に派遣されることとなった。

心戦組

『PAPUWA』の登場組織。狼国 壬生に本拠を置く人斬りの集団。隊の正義のもとに、\"天誅\"の名目でターゲットを容赦なく始末する。ガンマ団とは敵対関係にあり、青の一族であるコタローの抹殺、および秘石の強奪を目的としてパプワ島にやってきた。ちなみにガンマ団を敵視する一番の理由は、隊長の近藤イサミが、ワールドナイスミドル大会でガンマ団元総帥マジックに敗れたことによる私怨である。 モデルとなっているのは、江戸時代末期に実在した武装集団新選組。

場所

第2のパプワ島

パプワやチャッピー、リキッドたちが暮らす、平和だが生態系が狂っている島。コタローは偶然ここに流れ着くが、実際は現実世界と異なる空間に存在しており、訪れるには特殊な改造を施した乗り物が必要になる。乗り物の中心部には謎の扉が存在し、秘石の力で扉は箱舟に変形し、始まりと終わりの島へ移動することができる。 ちなみに第1のパプワ島は、前作『南国少年パプワくん』の舞台となった島のことを指す。

始まりと終わりの島

ある時、青の秘石が退屈を感じ、青の一族を率いて出奔。さらに、災いの星が襲撃し、赤の秘石は二つに砕けて、赤の一族はパプワを除いて全滅してしまう。さらに、島が無数の群島に分かたれて異空間に飲み込まれた。後にパプワとシンタローたちは、赤の秘石のかけらを追って島の中心へとたどり着くが、そこは災いの星の影響で地獄と呼べる世界へと変貌していた。 しかしパプワとコタローを始めとした、人間とナマモノたちの祈りを受けて、元の平和な姿を取り戻した。

その他キーワード

秘石

始まりと終わりの島に安置されていた、意志を持つ宝石。赤と青、二つの秘石が存在する。それぞれの秘石には守護者たる一族が存在し、赤の一族、青の一族と呼称されている。彼らは片目が秘石眼という特殊な眼になっており、他者を圧倒する戦闘能力を持つ。中でもパプワ、コタロー、マジックは、両目とも秘石眼であるためさらに強力な能力に恵まれており、災いの星に対抗する切り札となった。

災いの星

『PAPUWA』のキーワード。赤の一族による、命を懸けた封印によって始まりと終わりの島に封じられるが、人格の部分がシュンスケになって活動していた。案内役としてパプワたちを巧みに誘導し、ついには秘石を奪取。完全体となり、シンタローとリキッドに重傷を負わせ、パプワとコタローに襲い掛かるが、始まりと終わりの島が元の姿を取り戻すことによって力を消耗。 その上で数多の生命の思いをのせたパプワの一撃を受け、敗れ去った。

書誌情報

Papuwa 全14巻 エニックス〈ガンガンコミックス〉 完結

第1巻

(2002年10月発行、 978-4757507883)

第2巻

(2003年5月発行、 978-4757509337)

第3巻

(2003年10月発行、 978-4757510340)

第4巻

(2004年3月発行、 978-4757511378)

第5巻

(2004年9月発行、 978-4757512542)

第6巻

(2005年2月発行、 978-4757513532)

第7巻

(2005年6月発行、 978-4757514324)

第8巻

(2005年12月発行、 978-4757515741)

第9巻

(2006年4月発行、 978-4757516427)

第10巻

(2006年10月発行、 978-4757517738)

第11巻

(2007年4月発行、 978-4757519428)

第12巻

(2007年8月発行、 978-4757520486)

第13巻

(2008年1月発行、 978-4757521766)

第14巻

(2008年6月発行、 978-4757522763)

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