ノブナガン

女子高生小椋しおを主人公に、歴史的偉人の遺伝子を受け継ぐ人間・E遺伝子ホルダー達と、急速に進化していく宇宙怪獣・進化侵略体との地球存亡を掛けた戦いを描いたSFアクション漫画。

概要・あらすじ

小椋しおは、クラスから浮き気味なミリタリーオタクの女子高生。修学旅行先の台湾高雄市蓮池潭で、彼女は突如として現れた宇宙怪獣進化侵略体に襲撃を受ける。怪獣の出現、戦闘機との応酬、破壊されていく街。突然の出来事の数々に周囲はパニックに陥る。しかし、しおは、クラスのはみ出し者の彼女に優しく接してくれたクラスメイト浅尾かおるを助けるため、危険を顧みず激戦地へと向かう。

そんな彼女の前に、進化侵略体相手に単身斬りかかる男切り裂きジャックことアダム・ミューアヘッドが現れる。彼はそれまでの戦いで重傷を負っており、もはや敵と戦える状態ではなかった。進化侵略体が迫り来る中、絶体絶命の状況に陥ったしお

しかし、アダムが持っていた謎のボールに触れたことで、しおに秘められた「織田信長」の遺伝子が覚醒。巨大な銃ノブナガンを武器に宇宙怪獣をなぎ倒し、駆けつけたE遺伝子ホルダー達の協力もあって、彼女は浅尾かおると共にその場を生き延びることができた。日本人初のE遺伝子ホルダーとなったしおは、超国家防衛組織DOGOOへと所属し、地球の生命体を脅かす宇宙怪獣達との戦いに身を投じていくのだった。

登場人物・キャラクター

小椋 しお

ボブカットの女子高生。超国家防衛組織DOGOOに所属。織田信長のE遺伝子ホルダー。AUウェポンは、銃口に永楽通宝が掘られた巨大な銃ノブナガン。普通の女子高生だったが、修学旅行先で進化侵略体に襲われた事件をきっかけに、E遺伝子ホルダーとしての潜在能力を発揮した。 重度のミリタリーオタクで、初めて進化侵略体を目撃した際も、敵よりも戦闘機や戦車ばかりに目が行っていた。また、兵器について語る際は目を輝かせ異常なほど饒舌になる。戦闘センスはずば抜けており、短期間でDOGOOの一線を張れるまでに成長。また、戦術センスも抜群で、戦艦型進化侵略体攻略の際は、ストーンフォレスト作戦を提案、巧みな指示と予想外の方法で作戦を成功させる。 アダム・ミューアヘッドに恋心を抱いているようである。

アダム・ミューアヘッド

超国家防衛組織DOGOOに所属。切り裂きジャックのE遺伝子ホルダーの男性。AUウェポンは右腕の巨大なナイフ。血の気が多い性格で、独断専行の常習犯。当初は小椋しおを半人前と呼び、認めようとしなかったが、作戦を共にこなしていくうちに、彼女に恋心を抱くようになる。本作では、切り裂きジャックの正体はナイチンゲールだったとされているため、ナイチンゲールとしてのE遺伝子が備わっている。 モード・夜鳴鶯(ナイチンゲール)を発動すると、一番危機的な場所を声で聞くことができるようになる。しかし、この能力は本人の意志では使えず「人類にとって重要な局面」でしか発動しない。

進化侵略体

『ノブナガン』の用語。宇宙より飛来してきた地球外生命体。驚くほどの速度で、地球の生物の歴史をたどるように進化している。土偶の故郷の星は、この進化侵略体によって滅ぼされた。10年ほど前、隕石と共に飛来し、海の中で着実に進化を重ね、現在は陸に上がるほどまで進化を遂げている。通常兵器では通用せず、E遺伝子ホルダーの使用するAUウェポンでしか殺すことができない。 物語開始時点では存在を秘匿されていたが、台湾へ上陸したことによって、公となった。揚陸艇型や戦艦型など、多種多様なタイプが存在する。

E遺伝子ホルダー

『ノブナガン』の用語。歴史上の偉人たちの遺伝子を受け継ぐ特殊な人間たちのこと。進化侵略体から地球を守るため、土偶が長い年月をかけて集めた傑物達の遺伝子を元に作られた。それぞれのホルダーには元となった歴史上の人物の名が冠されている。それぞれAUウェポンを使うことができ、現時点で進化侵略体に対抗することができる唯一の存在である。 現時点で確認されているE遺伝子ホルダーは全員DOGOOに所属しているが、その所属は強制ではなく自由意思によるものである。無視できるほどの低確率ではあるが、生存本能というストッパーが外れたE遺伝子ホルダーが、自身のE遺伝子に乗っ取られ、暴走することがある。

浅尾 かおる

小椋しおのクラスメイト。おっとりとした顔つき美少女で、クラスの人気者。台湾に襲来した進化侵略体の群れに襲われるが、E遺伝子ホルダーとして覚醒したしおに間一髪のところで助けられ、それがきっかけで友達となった。彼女の存在はDOGOOで戦うしおの心の支えとなっていたが、サンフランシスコで起きた進化侵略体の上陸と大爆発により行方不明となる。

マヘシュ・ミルザ

超国家防衛組織DOGOOに所属。マハトマ・ガンジーのE遺伝子ホルダーの男性。頭部に付けたヘルメット状のAUウェポンから伸びる巨大な手で防御壁を張ることが出来る。本人はこれらの能力をバリアーと呼ぶことを「ダサイ」という理由で嫌っているが、仲間たちはそれを知った上でわざとバリアーと呼び、からかっている。

ジェス・ベッカム

超国家防衛組織DOGOOに所属。アイザック・ニュートンのE遺伝子ホルダーの女性。AUウェポンは右足に装着した巨大な脚部装甲で、踏みつけたものに重力をかけ、重くすることが可能。必殺技は彼女がかけられる最大の重力を対象にかけるビッグ・バン・U。戦闘の際は男勝りで乱暴な言葉づかいをするが、戦闘から離れると誰それ構わず唇を合わせようとするキス魔へと変貌する。

ヴィドック

超国家防衛組織DOGOOに所属。フランソワ・ヴィドックのE遺伝子ホルダーの男性。本名は明らかにされていない。DOGOOの作戦参謀担当。安楽椅子型のAUウェポンを使って、圧倒的な速度での分析や推理を行う。戦艦型進化侵略体の対処法に関する会議では、ストーンフォレスト作戦を提案した小椋しおに一歩先をいかれ、悔しげな表情を浮かべた。

ハンター

超国家防衛組織DOGOOに所属。ジョン・ハンターのE遺伝子ホルダーの男性。本名は明らかにされていない。おもに進化侵略体の解剖担当。AUウェポンはメスや注射器などを内蔵した両手の爪。ストーンフォレスト作戦において、切り裂きジャック・ジェロニモと共に、進化侵略体の大群の殲滅に当たるが、本来は非戦闘員であるため弱気であった。 しかし、進化侵略体の生態の秘密を解き明かしたことで、戦局を大きく好転させた。

ガリ子

超国家防衛組織DOGOOに所属。ガリレオ・ガリレイのE遺伝子ホルダーの女性。本名は明らかにされていない。おもに情報収集を担当。フランソワ・ヴィドックにぞっこんであり、彼のためならば自分の身を犠牲にしても任務を遂行する。AUウェポンはエウロパと呼ばれる観測球を使いデータを収集することが出来る。

壱与

超国家防衛組織DOGOOの司令を務める老齢の女性。土偶の側近であり、DOGOOエージェントの指揮は彼女が執っている。弥生時代、土偶が地球に飛来してから最初に出会った人間。当時日本はだった。生命維持カプセルを使って数千年もの時を生きている。

土偶

土偶のような姿をした地球外知的生命体。故郷の星が進化侵略体によって滅ばされてしまったため、進化侵略体に恨みを抱いている。地球が故郷の二の舞いにならなぬよう、彼が傑物と認める人間の遺伝子を、長い年月に渡って採取、改良し、E遺伝子ホルダーを集めることで、進化侵略体の襲来に備える。

アヌシュ

超国家防衛組織DOGOOに所属。ロバート・キャパのE遺伝子ホルダーの男性。DOGOOエージェントになったばかり小椋しおに、戦闘訓練を施した。AUウェポンはカメラの型で、被射体(被写体)のコピーを作り出す能力を持つが、使用する度に体力を消耗するため、その数には限界がある。

集団・組織

DOGOO

『ノブナガン』に登場する組織。進化侵略体から地球を守るために設立された、超国家防衛組織。正式名称は「Defence Organization aGainst Outer Object」。E遺伝子ホルダーと、彼らが扱うAUウェポンを主要戦力としている。E遺伝子ホルダーを輩出したDOGOO加盟国は組織内での発言力が強い。 物語の開始時点では、その存在すら明かされていない秘密組織であったが、上陸を果たすまで進化した進化侵略体が台湾を襲撃したことがきっかけで世間に公表するようになった。

その他キーワード

AUウェポン

『ノブナガン』に登場する武器。歴史的偉人の遺伝子を受け継ぐE遺伝子ホルダー達が扱うことのできる巨大武器で、進化侵略体に対抗できる唯一の手段。手のひら大の球体状の物体を核にして生成する。武器の種類や形状は、それを扱うE遺伝子ホルダーのモデルとなった偉人を由来とする物が多い。AUウェポンの装備は所有者の意志により解除することができる他、武器本体の過度な損傷は、使用者への肉体へとフィードバックする。

アニメ

ノブナガン

修学旅行中に巨大怪獣、進化侵略体に遭遇してしまう小椋しほ。混乱の中、しほは現代兵器では歯が立たない進化侵略体と戦うE遺伝子ホルダー、切り裂きジャックを目撃する。ピンチに陥り進化侵略体に通用する武器を生... 関連ページ:ノブナガン

書誌情報

ノブナガン 全6巻 アース・スターエンターテイメント〈アーススター コミックス〉 完結

第1巻

(2012年2月発行、 978-4803003086)

第2巻

(2013年1月発行、 978-4803004144)

第3巻

(2013年9月発行、 978-4803005042)

第4巻

(2013年12月発行、 978-4803005196)

第5巻

(2014年12月発行、 978-4803006209)

第6巻

(2015年10月10日発行、 978-4803007923)

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