概要・あらすじ
深井少尉はかつてチンピラの犯罪者だった頃、ある老人に目をかけられ、そこそこ大きな犯罪組織に身を置くようになった。しかし、その老人は実はおとり捜査官の刑事であり、裏切られた深井は逮捕されてしまう。その後、身柄を戦場に送られた深井は、自軍の戦闘機そっくりに作られた謎の敵や、コンピュータに侵入しハッキングする能力を持つ敵に乗っ取られた空中基地などを相手に、さまざまな戦闘を経験していく。
そんな中、深井の愛機「雪風」が無人化される計画が決まり、深井は機を降りることになってしまう。「雪風」とともに行う最後の任務は簡単なものであるはずだったが、その途上、深井とバーガディシュ少尉は未知の空間へと迷い込み、地球人そっくりの姿をした未知の敵と遭遇することになる。
登場人物・キャラクター
深井少尉
FAF(フェアリィ空軍)の「特殊戦」と呼ばれる部隊に所属するパイロットの青年。もともと孤児であり、犯罪者に身を持ち崩し、戦場に送られた。心を開く相手は戦闘機「雪風」のみであり、戦闘機乗りであることだけを自身の生きる意味としていた。「雪風」が無人化される計画が決まった後、最後のフライトに出撃したまま消息を絶ち、未知の空間に迷い込む。
バーガディシュ少尉
FAF(フェアリィ空軍)の「特殊戦」と呼ばれる部隊に所属する青年。「雪風」の最後のフライトミッションに際し、深井少尉とともにその乗員を務め、未知の空間に迷い込んだ。その後、敵に捕らえられ、殺害された後に調理され、その料理は何も知らない深井の口に入ることになった。
刑事 (けいじ)
犯罪組織のおとり捜査をしている刑事の老人。チンピラをやっていた頃の深井少尉に声をかけ、強盗などを主に働く犯罪組織のメンバーに誘った。だが、ある大きな仕事の後、深井を含む組織のメンバーたちを罠にかけて逮捕させ、自身がおとり捜査官であったことを明かす。
クレジット
- 原作
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神林 長平