概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
シュウジ
北海道に住む高校3年生で、元陸上部の少年。無口で不器用だが優しい性格で、ちせと交際している。当初はちせが最終兵器であることを知らなかった。だがそれを知ってからも愛を貫こうと努力する。しかし、ちせが戦場へ出向き離ればなれになると、中学時代の先輩であり、付き合っていた経験もあるふゆみから誘惑され苦悩することに。 コンタクトは怖いという理由で眼鏡をかけている。学校では成績優秀で、志望校は北海道大学。普段の一人称は「俺」だが、驚いて素の部分が現れると「僕」になる。
ちせ
ショートカットがトレードマークでシュウジと同じ高校に通う女子高生。度胸試しで以前から憧れていたクラスメートのシュウジに告白し、それがきっかけで恋人同士になる。付き合い始めてからはしゅうちゃんと呼ぶようになった。シュウジと交際するようになったのち、自衛隊によって最終兵器へと改造されてしまう。 ごめんなさいが口癖のマイペースな性格。普段は気が弱い女の子だが最終兵器に改造されてからは、戦場に出る度に大量の敵兵士を殲滅するようになった。時が経つにつれて兵器としての力を抑えきれなくなり苦悩。最終的に味方までも殺すようになってしまい、味方の兵士からも畏怖の念を抱かれるように。
テツ
陸上自衛隊員で階級は二等陸尉。ふゆみの夫。たいていくわえタバコをしていて口が悪く冷酷な反面、部下を思いやる優しい一面もある。戦闘能力も確かで、勝利のためであれば仲間を犠牲にすることも躊躇しない。かつては冬季オリンピック強化指定選手にも選ばれた元バイアスロン選手であり、運動能力も高い。
ふゆみ
寂しがりやだがしっかりした性格。教育実習生としてシュウジがいた中学校に赴任してきた。現在はテツの妻だが、教育実習生だった当時はシュウジとテツを二股していた過去を持つ。シュウジと別れたが未練がある様子。二股をしていたときは、シュウジと肉体関係を持つほど親密だった。
アケミ
シュウジとちせの幼なじみで、2人の相談相手。アツシと交際しているが、シュウジに対して密かに想いを寄せている。また、シュウジとふゆみの過去を知っているため、ふゆみのことをあまりよく思っていない。大地震で大怪我をし、死の淵に立たされると最期に想いを告白しながらシュウジの腕の中で息を引き取った。
アツシ
シュウジのクラスメイト。札幌空襲の被害を受け、その影響で難聴になった。アケミと交際している。アケミの心がシュウジとの間で揺れ動いていることも知っていたが、彼女を守りたい思いから、自衛隊に入隊。
書誌情報
最終兵器彼女 全7巻 小学館〈ビッグコミックス〉 完結
第1巻
(2000年7月発行、 978-4091856814)
第2巻
(2000年9月発行、 978-4091856821)
第3巻
(2001年1月発行、 978-4091856838)
第4巻
(2001年5月発行、 978-4091856845)
第5巻
(2001年8月発行、 978-4091856852)
第6巻
(2002年1月発行、 978-4091856869)
第7巻
(2002年2月発行、 978-4091856876)