概要・あらすじ
古いアパートで貧乏生活を送る美大仲間の竹本祐太、真山巧、森田忍。竹本祐太と森田忍は花本はぐみに恋心を抱くも、その思いをうまく伝えられない。美大を卒業した真山巧は、片思い中の建築デザイナー・原田理花のもとで働き始める。
その真山巧を山田あゆみは一途に思い続けている。5人はこの2つの三角関係にもがきながら、それぞれ自分の気持ちや将来に向き合っていく。
登場人物・キャラクター
竹本 祐太 (たけもと ゆうた)
浜田山美術大学の建築科に通う5年生の男子生徒。素直で真面目な性格だが、世渡りは下手。恋愛も不器用で、将来の道もなかなか定まらない。花本はぐみに。思いを寄せている。
山田 あゆみ (やまだ あゆみ)
浜田山美術大学の陶芸科を卒業後も、大学の研究室に残る。スタイルがよく美人だが、男前な性格。真山巧を一途に思い続けていて、振られても思いを断ち切れない。実家は商店街の酒屋。
原田 理花 (はらだ りか)
浜田山美術大学の教師である花本修司の美大生時代の親友の妻。建築デザイン会社のオーナー。亡くなった夫をいつまでも愛し続けている。
真山 巧 (まやま たくみ)
浜田山美術大学の建築科を卒業し、デザイン会社に就職するが、そこを辞めて片思い中の原田理花がオーナーを務める会社で再び働き始める。
森田 忍 (もりた しのぶ)
浜田山美術大学の彫刻科に8年通って卒業した後、日本画科に編入。才能に恵まれているが、変人。謎のアルバイトで荒稼ぎをしている。花本めぐみに恋心を抱いているが、アプローチが難解で周囲には理解しづらい。
勅使河原 美和子 (てしがわら みわこ)
藤原デザインに務め、野宮、山崎の上司にあたる。仕事のできる姉御肌的存在。
花本 はぐみ (はなもと はぐみ)
浜田山美術大学の油絵科に通う4年生の女子生徒。小さく可憐な見た目で、内向的な性格。芸術には天才的な才能を見せる。親戚で美術史の先生・花本修司に懐いている。
花本 修司 (はなもと しゅうじ)
浜田山美術大学で美術史を教える教師。花本はぐみの父親の従兄弟で、彼女を父親のように溺愛している。生徒たちを温かく見守り、何かと世話をしている。花本理花とは大学時代の同期だった。
山崎 一志 (やまざき かずし)
藤原デザイン勤務。真山の先輩。長身でスタイルが良く、どんな服を着せても様になってしまう。
原田 (はらだ)
原田理花の夫。事故により他界している。美術、事業経営の双方で優れた才覚を持ち、その大らかな人柄で皆に好かれていた。
森田 馨 (もりた かおる)
森田忍の兄で、会社社長。森田忍を怪しげな高額アルバイトに派遣している。金に対して強い執着を見せる。
野宮 匠 (のみや たくみ)
真山巧が美大卒業後に就職した「藤原デザイン事務所」の優秀な男性社員。山田あゆみと出会い、彼女に関心を持つようになる。
クレジット
原作
ハチミツとクローバー
美大生の竹本祐太とその先輩森田忍は、新入生の花本はぐみに恋をする。また竹本祐太、森田忍と同じ寮の真山巧は、報われない恋をしている。真山巧を好きになった山田あゆみも、彼を振り向かせることができない。「全... 関連ページ:ハチミツとクローバー