概要・あらすじ
天才的な個人技で中学校のバスケットボール部を全国優勝に導きながら、入った高校をドロップアウトし、親のコネで別の高校に編入していた高刀柾。バスケットボールを捨て、荒れた学校生活を送っていた高刀柾は、心臓病により休学していた年上の同級生、結城可奈子と出会い、お互い意識し合うようになる。
やがて高刀柾はバスケットボールに戻り、インターハイを勝ち進んで決勝戦に臨むが、その日は結城可奈子の心臓手術の日でもあった。
登場人物・キャラクター
高刀 柾 (たかとう まさき)
中学時代に全国大会で優勝したバスケットボールの選手だったが、父親に認められず、入った高校で暴力事件を起こして退学した後、別の高校に転校する。結城可奈子と出会ったことでバスケットボールへの情熱を取り戻す。
結城 可奈子 (ゆうき かなこ)
先天的な心臓病により学校を休みがちだったため同級生より2歳上の高校2年生。年齢差と自分のせいで姉を事故死させたとの思い込みで、周囲に壁を作って人付き合いを避けていたが、高刀柾と出会い心を交わすようになり、成功率の低い手術に挑戦することを決意する。
仲津川 荘 (なかつがわ そう)
かつて日本代表の一員だったバスケットボールの選手。死んだ結城可奈子の姉、結城乃里子の恋人だった。このままでは長くは生きられない結城可奈子と一緒にいようと高校に赴任する。結城可奈子と想いを寄せる高刀柾を意識しつつ、高刀柾を再びコートに立たせる。
曽笛 亜樹良 (そふえ あきら)
街で結城可奈子と知り合った高校生。父親が結城乃里子の主治医だったことで結城乃里子に接近する。優秀なバスケットボールの選手で、高刀柾とは二重の意味でライバルになる。
戸川 亜季 (とがわ あき)
高刀柾と結城可奈子のクラスメート。親友の結城可奈子のため、高刀柾との恋を応援する。
高刀 正雄 (たかとう まさお)
高刀柾の兄で高刀家次男の大学生。成績優秀で長兄と共に父親の期待に応えてきた。父親に疎んじられている高刀柾を気遣っている。
高刀 正彦 (たかとう まさひこ)
高刀家の末っ子の小学生。兄弟の中では高刀柾を一番慕っている。
林野 まみ (はやしの まみ)
高刀柾に憧れる女子バスケットボール部員。結城可奈子に嫉妬し、強引に高刀柾に迫る。
尾木 透 (おぎ とおる)
バスケットボール部の1年生。将来のエースと目されている。