概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
バカボンのパパ
バカボン一家の家長。作中では一貫してバカボンのパパと呼ばれており、自宅の表札には「バカボン」と記されているものの、本名はないと公式に設定されている。トレードマークはハチマキと腹巻き。鼻毛を伸ばしているように見えるが、実は口髭である。 生まれてすぐに言葉を話す神童であったが、交通事故がきっかけで脳味噌が馬と入れ替わり、すべてを超越した天才的なバカに変貌。支離滅裂で破天荒な行動により、いつも周囲をトラブルに巻き込む。 バカ田大学を首席で卒業したバカのエリートで、後輩には慕われている。なお、原作者には「パパは無職でなければならない」と定義されており、原作では働く描写はほぼなかったが、本作では「父親が無職なのは子供番組としては問題がある」という指摘から、植木職に就いている。 また、歌の上手い一面も強調されており、町内ののど自慢大会で優勝したことも。
バカボン
バカボン一家の長男。坊毛茄子小学校に通う小学生。ほっぺたと、いつも着ている着物の渦巻き模様がトレードマーク。頭の良くないいたずらっ子だが、愚直で心優しい少年。原作よりも、良い子としての面が強調されており、おっとりした性格から、級友にからかわれたりいじめられたりすることもあるが、身体能力は高く、怒るといじめっ子を圧倒する。
ハジメ
バカボン一家の次男。生まれてすぐに言葉を話す天才児で、難解な数式を解き明かしたり機械を発明したりと、なんでもこなす。次男にもかかわらず名前が一(ハジメ)なのは、何でも一番を目指してほしいという母の願いから。 最終回でその天才ぶりを買われてアメリカの大学から招聘を受け、一家全員で引っ越すことになる。
バカボンのママ
バカボンのパパの妻にして、一家を支える美人の母である。家族のなかで唯一と言っていい常識的な人物で、家族が巻き起こす騒動に頭を痛めつつも、家計をやりくりしている。基本的に家族には優しく接しているが、夫の悪ふざけが過ぎると、本気で激怒することも。
本官さん (ほんかんさん)
いつもバカボンのパパにからかわれ、酷い目に遭っている。漫画では、原作や多くの赤塚不二夫作品で「目ン玉つながりのお巡りさん」として登場する人物。本作に限り目玉はつながっておらず興奮時のみつながるほか、鼻の穴は1つでなく2つあるなど、造形が原作と異なる。 また、激高すると拳銃を乱射する描写も抑えられている。
レレレのおじさん
いつも「おーでかーけでーすか? レーレレーのレー」と言いながら、現れる。そして「くりーんくりーん」とつぶやきながら和服に下駄履きで、往来を掃いている謎の人物。かつては子沢山で、25人もの子供たちをまとめるために、ホウキで掃き集めていた。 子供たちの独立後、その名残で町内の掃除をしているらしい。
さくらちゃん
アニメオリジナルのキャラクターで、バカボンの級友にしてガールフレンド。直接的に彼らの恋心が描写されることはなかったが、最終回で海外に引っ越していくバカボンから、手作りのギターを贈られる。
中村くん (なかむらくん)
アニメオリジナルのキャラクターで、バカボンの級友。意地悪な性格で、バカボンにつっかかることも多いが、彼の意外なケンカの強さに撃退されている。
凡田先生 (ぼんだせんせい)
アニメオリジナルのキャラクターで、バカボンの学級担任。厳しくも心優しい教師だが、酒乱なのが玉に瑕。
バカ田大学 (ばかだだいがく)
『天才バカボン』に登場する架空の大学。名称は早稲田大学のパロディであり、校歌の歌詞もモデルの「都の西北早稲田の森に~」をもじり、「都の東北早稲田の隣~」となっている。バカボンのパパが首席で卒業した母校。 一度は破産したが、すぐに復興されている。
クレジット
原作
天才バカボン (てんさいばかぼん)
常識や理屈がまったく通用しないバカボンのパパが、周囲の個性的なキャラクターたちとメチャクチャなやりとりを繰り広げる。シュールで無意味なギャグ漫画の金字塔。赤塚不二夫の代表作の一つ。第18回文藝春秋漫画... 関連ページ:天才バカボン