バスルームのペペン

バスルームのペペン

ペンギンのような姿をした河童のペペンと、男子中学生・海野貝との交流を描いたコメディ作品。集英社「週刊ヤングジャンプ」2017年40号から連載開始。

正式名称
バスルームのペペン
ふりがな
ばするーむのぺぺん
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

中学生・海野貝は、学校でニワトリ小屋の掃除をしているとき、ペンギンのような生き物がニワトリにいじめられているのを見つける。ペペンという名前のその生き物は、人の言葉を話し、自分のことを河童だという。人間のことを警戒し、人里に下りてきた理由が自分でもわからないペペンだったが、何故か貝の家の場所が書かれた地図と、貝の父親からの手紙を持っていたことで、ペペンは貝たちきょうだいといっしょに暮らすことになるのだった。

登場人物・キャラクター

ペペン

海野貝たちが住む街に現れた謎の生物。人の言葉を話し、自分のことを河童だという。頭には皿があり、背中には甲羅があるが、体型はまるでペンギンのよう。貝たちの父親から貝に宛てた手紙を持っていたことで、貝たちの家の風呂場に住むようになった。好物はアイス。以前は山の中で暮らしていたらしい。その時期、何ものかからスクールカーストやブラックバイトなど、人間社会の暗部を教え込まれたことで、人間のことを警戒している。 しかし、その後出会った貝たちの父親とは仲よくなったらしい。また、人間以外の動植物のことは好きで、植木に自分の飲水をやったりしている。海野貝が学校で飼育しているニワトリにもよく会いに来ているが、そのたびにニワトリからいじめられている。 乾燥に弱く、日に当たるとすぐに干からびてしまう。貝たち姉弟だけにしか姿は見えない。それ以外の人からは、視界に入っていたり声を聞いたりされても、何故かいることに気づかれない。

海野 貝 (うみの かい)

14歳の誕生日を迎えたばかりの男子中学生。児童文学作家の父親を持つが、両親とは離れて姉の海野眺、妹の海野幸と3人で暮らしている。不思議な生き物と友だちになるのが夢で、ペペンを見つけたときにもすぐに家に連れて帰ろうとした。ペペンといっしょに暮らすようになってからは、たびたびペペンを学校に連れて行ったりもしている。 クラスでは目立つわけでもなく、仲間はずれにされることもなく、いたってふつうの存在。恋愛には疎く、クラスメートのある女子から熱烈に好かれており、ストーカーのような行為をされているが自分ではまったく気づいていない。

海野 幸 (うみの さち)

海野貝の妹。小学生。ペペンが河童だということもあまり信用しておらず、しばらくペンギンだと思っていた。少し乱暴な性格の持ち主で、ペペンのことは「クソペンギン」や「クソカッパ」などと呼んでいる。ペペンとアイスを取り合ったりしてケンカをしているが、ペペンの肩たたきだけは気に入っている。

海野 眺 (うみの ながめ)

海野貝の姉。高校生。受験生でありながら、家では両親に代わって食事を作ったり掃除をするなど家事をこなしている。のんびりした優しい性格の持ち主で、警戒心の強いペペンともすぐに仲よくなる。クッションやぬいぐるみなど、ふかふかした物に顔を埋めるのが好き。

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