フットボールネーション

サッカーに必要な「筋肉の使い方」ができる選手を集めたチーム「東京クルセイド」が、日本サッカー界に革命を起こしていく姿を描いたサッカー漫画。

正式名称
フットボールネーション
作者
ジャンル
サッカー
レーベル
ビッグコミックス(小学館)
巻数
既刊10巻
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概要・あらすじ

「脚のきれいな選手求む」というコンセプトのもと、選手を募集する社会人リーグ3部のサッカーチーム「東京クルセイド」。その監督である高橋幹保は、欧州のサッカー強国の選手たちのように、足の筋肉を使える選手たちを集めたチーム作りを目指していた。チームにスカウトされた、沖千尋をはじめとする選手たちは、「筋肉の使い方」の習得など、旧来の常識にとらわれないチーム作りを行っていく。

そして、それを基にした戦術を武器に、天皇杯本選出場を目指して奮闘していく。

登場人物・キャラクター

沖 千尋 (オキ チヒロ)

17歳のサッカー選手。抜群のテクニックの持ち主だが、決まったチームに属さず、日本を出て海外リーグに挑戦するための資金を稼ぐため、1試合1万円で草サッカーの助っ人を引き受けていた。「彼を雇ったチームは必ず勝つ」ということで、草サッカー界で話題を集めている。テクニックに秀でているだけでなく、太もも裏の筋肉の使い方が理想的でフィジカル面でも優れており、そのプレーを目撃した社会人リーグ3部のサッカーチーム「東京クルセイド」の監督、高橋幹保に目をつけられスカウトされる。 「東京クルセイド」でのポジションはボランチ。プレーをしながら、フィールドを俯瞰視点で見渡せる能力の持ち主で、それによりフリースペースを見つけ出すことができる。 横浜ユナイテッドのジュニアユース時代は、後に日本代表となる一ノ瀬迅と同じチームに属していたが、一ノ瀬以外に沖の意図を汲んだプレーをできる選手がいなかったため、「パスミス王子」「永遠の14番」などと不名誉なあだ名をつけられていた。医者である父親はスポーツを否定する権威主義的人物。 父を徹底的に失望させて、その束縛を逃れたいという意識から、一ノ瀬が起こした暴力事件の身代わりとなり1年間少年院に収監された。

一ノ瀬 迅 (イチノセ ジン)

横浜ユナイテッド所属のサッカー選手。チームでは背番号10を背負う。司令塔を任され、若きエースとして君臨。優れたテクニックの持ち主で、17歳にしてフル代表候補となった。緒方紫は、日本人選手としては稀少な「フォトジェニック」な選手と評価する。横浜ユナイテッドのジュニアユース時代は沖千尋のチームメートだった。 サッカー選手として自分よりはるかに優れた沖に、友達づきあいはしていたものの激しい嫉妬を感じていた。青野という不良とのトラブルで相手をナイフで刺してしまったが、沖がその罪をかぶり少年院に収監されることになった。サッカーエリートと見られがちだが、父母が借金苦で夜逃げし、祖母と一緒に暮らしていた。 少年時代は一度はサッカーを諦めざるを得ない経済状態に追い込まれたが、沖が監督の弱みをネタに脅迫して、一ノ瀬がサッカーを続けられるよう取りはからった。家が貧乏であることから、サッカーで成功しなければならないという強迫観念が強く、監督のいうことにはけして逆らわない。沖の存在にコンプレックスを抱いており、彼が再び表舞台に出てきたことに焦りを感じている。 女性歌手カナエと交際しており、スクープ報道されたこともある。

緒方 紫 (オガタ ユカリ)

サッカー雑誌「週刊キッカー」の契約カメラマン兼ライター。女性。上司命令で草サッカーの取材に行かされるが、「東京クルセイド」に雇われてプレーしていた沖千尋を偶然目撃し、日本代表の若手ホープである一ノ瀬迅を上回るほどの写真映えする姿に衝撃を受ける。写真撮影したときに絵になる「フォトジェニック」が一流選手の証だという信念を持っており、「脚のきれいな選手」を求める社会人3部リーグ「東京クルセイド」の高橋幹保監督に共感。 それ以降、「東京クルセイド」の試合を熱心に追いかけるようになる。4歳から18歳までクラシックバレエをしていた経験があり、インナーマッスルの使い方や、正しい姿勢の取り方などの知識を備えている。

高橋 幹保 (タカハシ ミキヤス)

社会人リーグ3部のサッカーチーム「東京クルセイド」の監督。旧態依然な日本サッカーに革命を起こし、日本をサッカー先進国(フットボールネーション)にするため、「東京クルセイド」を作った。世界の一流サッカー選手の特徴である、太もも裏の筋肉を使ったプレーができる選手を集めるため、チームの選手募集時には「脚のきれいな選手求む」とのキャッチフレーズを掲げている。 海外リーグでプロサッカー選手経験がある。妻は外国人でマヤという娘がいる。サッカー雑誌「週刊イレブン」の記者、三枝は高校サッカー部の先輩。

鳥海 森之介 (トリウミ シンノスケ)

社会人リーグ3部「東京クルセイド」所属のサッカー選手。元はJ2の湘南ウイングス所属のプロサッカー選手だったが、解雇されて「東京クルセイド」入りした。優れた個人技の持ち主だが、湘南ウイングス時代は故障もあって、トップチームの試合には出られずくすぶっていた。「東京クルセイド」では沖千尋と出会ったことで新たなプレースタイルに目覚め、才能を開花させつつある。

野田 (ノダ)

社会人リーグ3部のサッカーチーム「東京クルセイド」所属のサッカー選手。ポジションはセンターバック。かつては千葉県の浦安大に所属していたが、筋力トレーニングを強いられるサッカー部の体質が合わず、サッカー部を辞めて「東京クルセイド」に入団した。確かな技術を持つだけでなく、真面目で責任感が強く、チームではキャプテンを任されている。 生意気な沖千尋も野田のキャプテンとしての資質を認め、信頼を寄せている。

三枝 (サエグサ)

サッカー雑誌「週刊イレブン」の記者。サッカーを見る目は鋭く、横浜ユナイテッドのサッカー選手で日本代表のホープでもある一ノ瀬迅も、彼だけはほかの記者とは違うと一目置いている。ジュニアユース時代に沖千尋や一ノ瀬迅が所属する横浜ユナイテッドを取材したことがあり、そのころの沖千尋のプレーを記憶していた。 東京都社会人リーグ3部「東京クルセイド」の監督である高橋幹保は高校サッカー部の後輩。

嵯峨 (サガ)

サッカーマニアの青年。無類のサッカー好きで知識豊富。東京都社会人リーグ3部「東京クルセイド」の試合を観戦し、そのプレーに魅了され入団テストを受けようとする。センスはあるものの身体能力が絶望的に低く、「東京クルセイド」のテストでは選手としては不合格。しかしそのサッカーを見る目を高橋幹保監督に見いだされ、対戦相手の情報収集と分析を行うスカウトとして雇われる。

知花 マリオ (チバナ マリオ)

日系ブラジル人のサッカー選手。かつてはバスケットコートを利用した賭けストリートサッカーで荒稼ぎをしていた。沖千尋に誘われて、天皇杯決勝までの4ヶ月限定との約束で、社会人リーグ3部のサッカーチーム「東京クルセイド」に入団する。入団前はストリートサッカーしかしたことがなく、フルコートでのサッカーは未経験だった。 そのためサッカーの正式なルールを知らず、オフサイドのルールを覚えるのに苦労した。抜群の身体能力と個人技を持ち、得点力が非常に高いフォワード。陽気で自由奔放。乗せられやすく負けず嫌いで自信家。

イワン (イワン)

ロシア出身のサッカー選手。18歳。ポジションはゴールキーパー。沖千尋とは少年院で知り合い、彼の誘いで社会人リーグ3部のサッカーチーム「東京クルセイド」に参加することになった。身長194cmの巨漢でゴールキーパーとしての能力も高いが、内気な性格で、他の選手に対して指示を出すことができないという欠点がある。 人を疑わない愚直な性格。自分のために怒ることはないが、仲間が傷つけられると激怒して暴力行為に及ぼうとする。

遊佐 (ユサ)

社会人リーグ3部のサッカーチーム「東京クルセイド」に所属するサッカー選手。ポジションは右サイドバック。かつてはJ1のチームに所属していたが、無免許飲酒運転で解雇された過去がある。偶然居酒屋で再会した「東京クルセイド」キャプテンの野田によって、チームに勧誘された。もともとはボランチ志望で、チームに貢献する渋いプレーを好んでいたが、サイドバックの適性を見抜いた高橋幹保監督によってコンバートされる。 遊佐はそれを不服とし、チームの練習や試合にも顔を出さなくなっていた。しつこい守備と確かなテクニックが持ち味。

楠木 蹴斗 (クスノキ シュウト)

プロサッカーリーグの「埼玉レッドスターズ」に所属するサッカー選手。天皇杯2回戦で社会人リーグ3部「東京クルセイド」と対戦した。背番号10のフォワードで、小柄だがテクニックに優れたドリブラー。太もも裏の筋肉をうまく使えない、典型的な日本風のテクニシャン。父親は元サッカー日本代表選手を務めたDF。 指導者にはならなかったものの熱心に息子の試合を観戦し、ときに叱責してくる父親を重圧に感じている。沖千尋とはジュニアユース時代に対戦経験がある。

青野 (アオノ)

クスリの売人。サッカー日本代表の若きホープである一ノ瀬迅の弱みを握る人物。かつて沖千尋らがジュニアユースに所属していたころ、沖千尋からカツアゲしようとしてトラブルになる。その際、青野が持っていたナイフをつかんだ一ノ瀬迅が、誤って彼のことをナイフで刺してしまい、青野は瀕死の重傷を負った。 事件は沖千尋が身代わりで少年院に行くことで騒ぎにはならなかったものの、青野はその事実をネタに、スター選手となった一ノ瀬迅を脅迫している。

秋葉 匠 (アキバ タクミ)

プロサッカーJ2リーグ湘南ウェイブスのサッカー選手。「湘南ユースの最高傑作」「ジーニアス」と呼ばれた天才肌の選手。社会人リーグ3部のサッカーチーム「東京クルセイド」所属の鳥海森之介とは幼なじみで、かつてのチームメート。チームの司令塔だが、現在は中盤を省略するチーム戦術に合わずスランプに陥っており、一部サポーターからは「不良債権」とまでいわれている。 「東京クルセイド」と天皇杯3回戦で対戦した際は、沖千尋とのプレーの違いや、鳥海森之介の成長ぶりにショックを受ける。

書誌情報

フットボールネーション 既刊10巻 小学館〈ビッグコミックス〉 連載中

第1巻

(2010年5月28日発行、 978-4091831675)

第2巻

(2011年8月30日発行、 978-4091840400)

第3巻

(2012年2月29日発行、 978-4091842794)

第4巻

(2012年10月30日発行、 978-4091847492)

第5巻

(2013年9月30日発行、 978-4091854193)

第6巻

(2014年5月30日発行、 978-4091862105)

第7巻

(2015年2月27日発行、 978-4091867933)

第8巻

(2015年10月30日発行、 978-4091873163)

第9巻

(2016年7月29日発行、 978-4091877208)

第10巻

(2017年2月28日発行、 978-4091893819)

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