ストライカー列伝

ストライカー列伝

前作『はしれ走』の登場人物の、その後を描く続編。少年サッカークラブが舞台だった前作に対し、今作『ストライカー列伝』の舞台は高校サッカー。主人公の山下走が、全国各地に散らばった、かつてのチームメイトやライバルたちと戦っていく形で、ストーリーが進行していく。「週刊少年サンデー増刊号」1984年5月号から1985年9月号にかけて連載された作品。

正式名称
ストライカー列伝
作者
ジャンル
サッカー
レーベル
少年サンデーコミックス(小学館)
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概要・あらすじ

第64回全国高等学校サッカー選手権大会決勝戦。山下走は一握りの高校生しか立つことのできない、名誉あるピッチに立っていた。走はかつてのライバルであった高句陽一郎との再戦を夢見て、血のにじむような努力を続けてきた。だが肝心の陽一郎はピッチではなく、ベンチに座って走を見つめていた。歯がゆさを感じながら試合開始を告げるホイッスルの音を聞いた走は、この舞台にたどり着くまでの、厳しく険しい道のりを思い出すのだった。

登場人物・キャラクター

山下 走

西南高等学校サッカー部に所属する1年生の男子生徒。チャンスに強いストライカータイプで、小学生時代には70ゴールをあげた。かつて試合中のアクシデントで、高句陽一郎のアキレス腱を切ってしまった過去があり、それ以降、反則ギリギリのラフプレーを極端に嫌うようになった。

上田 知美

西南高等学校サッカー部に所属する1年生の女子生徒。マネージャーを務める。一人称が「オレ」の男勝りな性格。人目を気にせず頭や尻をかきむしるなど、女の子らしくない行動を取る。そのため、山下走には、第一印象から苦手意識を持たれていた。

新島

西南高等学校サッカー部に所属する男子生徒。秀才で、部内では最も成績が良いため、キャプテン候補だった。しかし、山下走にその座を奪われる形となり、悔しい思いをしていた。その後、部活を辞めずに、ワザと試合中にミスをして足を引っ張り、走の心を折ろうと企む。

影利 正孝

西南高等学校サッカー部に所属する男子生徒。いつも音楽を聴いていて、当初はサッカー部の練習にはほとんど参加しなかった。山下走が入部したのと時を同じくして、急に顔を出すようになった。実はかなりの実力者で、「八分音符シュート」など、変わった技を駆使する。

山下 正一

山下走の父親。西南高等学校サッカー部の監督を務める。かつては大酒飲みだった。西南高等学校サッカー部の監督に就任してからは酒を断ち、サッカー王国静岡の中で、自らの手腕を振るおうと張り切っている。基本的にのらりくらりとした軽い性格で、つかみどころがない。

静岡高校サッカー部に所属する男子生徒。静岡県で優勝候補No.1とされる静岡高校サッカー部のキャプテンを務めている。チームワークを信条とし、巧みなパスワークを誇る静岡高校を、一手にまとめあげるリーダーシ... 関連ページ:鈴木 光二

小泉 新子

自称「売れっ子」の女性雑誌記者。勘がよく働き、その嗅覚で高句陽一郎をマークして徹底的に調べる。また、夏の高校野球が盛り上がっているときに、編集長に直談判して高校サッカーの取材を認めてもらうなど、その実力は確か。

納内 海樹

山梨県の韮前高校サッカー部に所属する1年生の男子。山下走の小学生時代のチームメイト。小学校時代はゴール4、アシスト110を記録している典型的なアシスト派。韮前高校では、太下文太と共に名コンビとなっている。

太下 文太

山梨県の韮前高校サッカー部に所属する1年生の男子。山下走の小学生時代のライバル。小学校時代は30試合でゴール55、アシスト60を記録し、その実力は高句陽一郎にも匹敵する。性格は冷静沈着で、確実なプレイを得意としている。

高句 陽一郎

東京都の帝山高校サッカー部に所属する1年生の男子。山下走の小学生時代のライバル。普通の人であれば一生スポーツができない、と言われたほどの大怪我から復活。無理は禁物ということから、現在は帝山高校の秘密兵器として、ベンチから戦況を見つめ続ける状態が続いている。

板垣 ひろし

東京都の帝山高校サッカー部に所属する1年生の男子。山下走の小学生時代のライバル。高句陽一郎に心酔しており、陽一郎が足の療養中はマネージャーをして、上級生にからかわれる。そのときも、ただ1人声を荒げて、陽一郎は日本一のストライカーだ、と上級生に突っかかっていた。

和気無 修

高知県の沖ノ島高校サッカー部に所属する1年生の男子。山下走の小学生時代のライバル。ストライカータイプの選手。小泉新子が調査しても、ゴール・アシストの数が突きとめられなかった唯一の存在。フィールドを駆けるスピードには目を見張るものがある。日本一の俊足ストライカーの名をほしいままにしている。

岩条 鶴太郎

静岡県の清水中央高校サッカー部に所属する1年生の男子。山下走の小学生時代のライバル。小学生時代に記録したゴール数は50。頭周りが72センチもあり、その巨大な頭から繰り出されるヘディングには定評がある。

大河内 次郎

静岡県の清水中央高校サッカー部に所属する1年生の男子。山下走の小学生時代のライバル。かなりの巨体の持ち主ながら動きが機敏で、かつては高句陽一郎も苦戦を強いられたゴールキーパー。小学生時代に許した得点は、わずかに8点に止まっている。

北海道の十勝北高校サッカー部に所属する男子生徒。山下走の元チームメイト。非常に好戦的な性格で、自分が不利な状況と分かっていても、逃げずに勝負を仕掛ける肝の据わった人物。雪が降りしきるコンディションの悪... 関連ページ:葦谷 悟

佐藤 健二

地元千葉県の久里浜高校のサッカー部に所属する男子生徒。山下走の元チームメイト。ポジションはゴールキーパーで、千葉県内では「5本指のタコ」のあだ名で名を馳せている。一度ボールをつかめば、タコの吸盤のように吸い付いて離れない、というのがそのあだ名の由来。

夢雄 譲

地元千葉県の久里浜高校のサッカー部に所属する男子生徒。山下走の元チームメイト。自分の容姿に絶対の自信を持つナルシスト。練習中でも派手なスカーフをするなど、身だしなみには常に気を使う。そのため、女子生徒にからかわれる対象となっている。

小沢 望

地元千葉県の久里浜高校のサッカー部に所属する男子生徒。マネージャーを務めている。山下走の元チームメイト。地元を離れて静岡の青南高等学校へ進学した走のもとへ、小学生の頃のチームメイトが、どこの高校のサッカー部に所属したのかを知らせる手紙を送る。

高句陽一郎が通う病院に入院している少女。スポーツができないほど病気が進行しており、スポーツのできる人を羨ましがっていた。陽一郎と出会った当初は、自分の足で歩いていた。二度目に会ったときには車いすとなり... 関連ページ:名もなき少女

集団・組織

韮前高校サッカー部

山梨県にある全国でも屈指の強豪校・韮前高校のサッカー部。非常に整った設備を有し、その充実度は全国でもトップクラス。納内海樹と太下文太の加入により、創部以来初めての、1年生ストライカーを中心とした布陣で全国大会に臨む。

帝山高校サッカー部

東京都にある、スポーツ全般において全国に名の知られた帝山高校のサッカー部。他の運動部同様、サッカー部も全国大会の常連校であり、現在は2年連続優勝を果たして最高の状態にある。小学校時代の名選手である高句... 関連ページ:帝山高校サッカー部

清水中央高校サッカー部

静岡県にある清水中央高校のサッカー部。選手層が非常に厚く、新入生で加入したストライカーの岩条鶴太郎と、鉄壁のゴールキーパーの大河内次郎を補欠として擁し、盤石の態勢で全国大会出場を目指す。静岡県内では、静岡高校に次いで全国大会に近いとされる有力校。

静岡高校サッカー部

静岡県にある静岡高校のサッカー部。前評判では、岩条鶴太郎と大河内次郎を擁する清水中央高校を抑えて、サッカー王国静岡にて堂々の優勝候補No.1とされている。正確なプレーが信条。連携のとれたパス回しや、相手を研究しつくした対策など、あらゆる面においてまったく抜け目がない。

久里浜高校サッカー部

千葉県にある久里浜高校のサッカー部。山下走が小学生の頃に所属していたサッカークラブのチームメイトが、多く所属している。スタープレイヤーは不在。そのため、息の合ったチームプレーで、個人の実力差を補っている。

十勝北高校サッカー部

北海道にある十勝北高校のサッカー部。平均身長177センチの大型チームで、空中戦を得意とする。鋭いパスワークなど、基本的にチームとしての能力が高いうえ、葦谷悟の加入により、爆発的な攻撃力も得た。

青南高等学校サッカー部

山下走が所属するサッカー部。毎年一回戦負けの弱小チーム。部員はサッカーに対してまったく真摯に取り組んでおらず、部室では、野球ゲームやダーツ、トランプなどで遊んでいる。また、山下正一が走をキャプテンに指名するまでは、一番成績が良いという理由で新島がキャプテンを務めることが、暗黙の了解とされていた。

その他キーワード

八分音符シュート

影利正孝が使用する必殺シュート。その名の通り、上ずったボールが八分音符の軌道を辿って急激に落ちる変化をする。しかし、清水中央高校の大河内次郎には、初見でその軌道を見抜かれ、防がれてしまった。

いや、しかし攻撃

韮前高校サッカー部の名コンビである太下文太と納内海樹のコンビネーションプレーのこと。あまりの息の合った2人のプレーに、実況担当のアナウンサーが「いや、しかし」という言葉しか発せなかったため、この名前がついた。

シザーズシュート

山下走が影利正孝の協力を得て撃つ必殺シュート。走の足と正孝の足でボールを挟むようにし、お互い反対方向へ同時に蹴り出す。強烈な縦回転がかかるため、捕球したゴールキーパーの手からもすり抜ける、という特徴がある。

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