プライベーターSAKI

プライベーターSAKI

伝説のチューナーである父親を見て育った女子高校生・聖早紀は、お洒落や恋愛より自動車の事が大好き。自らチューニングして車を乗り回す早紀と車好きな仲間達の、チューニングとドライブテクニックを主体とした公道レースバトル漫画。「月刊オートコミックGT」に1997年から掲載された。

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プライベーターSAKI
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あらすじ

バトルスタート(第1巻)

伝説のチューナーと呼ばれる聖大輔の娘で女子高校生の聖早紀はお洒落や恋愛にはまったく興味がなく、いつも車の事で頭がいっぱいな日々を過ごしている。そんな早紀のもとに、大学の自動車部に入部したいという中本マモルから、愛車のコルサをチューニングしてほしいという依頼が入る。早紀のチューニングにより、中本のコルサはその辺の走り屋には劣らないほどの速い車へと変貌を遂げる。しかし、コルサがFFでドリフト走行に向かない事を理由に、中本は自動車部から入部を拒否される。納得のいかない早紀は自動車部に乗り込み、ドリフト勝負を申し込む。

決着の彼方に…(第2巻)

峠でドリフトキングになりたい北沢アツシは、聖早紀に愛車のシビックをチューニングしてもらう。しばらく経ったある晩、アツシが峠を走っていると、すさまじい速さのカローラTE71に一気に追い抜かれてしまう。その車の持ち主は、早紀の知人であり、峠で伝説的存在となっていた元ラリーストの大駄橋留宇であった。早紀と留宇のバトルが実現する事となり、早紀は特別な思いでチューニングしたトレビンちゃんを仕上げる。そしてついにバトルがスタートするが、そこになぜか1台のシビックが乱入して来るのだった。

登場人物・キャラクター

聖 早紀

共学高校普通科の3年D組に在籍する女子。年齢は18歳。車を改造したり運転する事が大好きで、学校をさぼってチューンする事もある。恋愛やお洒落に対してはまったく無頓着で、友人の藤木マリコからは、高校生の女子らしくない生活を心配されている。チューニングカー仲間の北沢アツシと杉田タクヤからは「サキちゃん」と呼ばれている。 茶色の髪にシャギーを入れたショートカットの髪型で、小柄な体型をしている。車いじりのためつなぎの作業着姿でいる事が多いが、私服はミニTシャツやキャミソールにジーンズといったコギャル風ファッションをしている。明るく前向きな性格で、カーバトルとなると危険を顧みない勝負師としての一面をのぞかせる。「伝説のチューナー」と呼ばれる聖大輔を父親に持つが、彼はバトル中の事故で亡くなっており、幼い日の聖早紀は、彼が車ごと海に落ちる姿を目の当たりにしている。 自動車運転免許を取ったのは18歳になってからだが、実は以前から聖の友人である大駄橋留宇に深夜の峠で運転指導を受けており、自動車運転の基礎はもちろん、ドリフトなどのドライブテクニックも習得済み。 愛車は早紀自身がトヨタのAE86トレノとレビン等を組み合わせた「トレビンちゃん」。

北沢 アツシ

駆け出しの走り屋の青年。年齢は19歳。聖早紀とは友人にしてチューニングカー仲間で、車にお金をつぎ込んでいるため、徹夜でアルバイトに励んでいるフリーター。体格は中肉中背、黒いショートカットの髪型で、前髪をツンツンに立たせている。Tシャツにジーンズ、スニーカーといったラフな服装を好んで着用する。車好きで、暇さえあれば走り屋仲間の杉田タクヤと共に走ったり、早紀の車庫でチューニング作業を見学したりしている。 一人称は「ワイ」で、関西弁でしゃべる。お調子者で、自身のドライブテクニックを過信し無謀な運転をしては、たびたびタクヤに叱責されている。早紀がチューニングした、あえて馬力を下げコントロールしやすいように調整されたトヨタのMR2のSW20型を愛車にしている。 ドライブテクニックを磨き、峠のドリフトキングになる事を夢見ている。ケンカには自信があり、高校時代はタクヤと並びクラスの問題児だった。

杉田 タクヤ

駆け出しの走り屋の青年。年齢は19歳。聖早紀とは友人にしてチューニングカー仲間であり、コンビニエンスストア「サークルD」で深夜までアルバイトに励んでいるフリーター。体格は中肉中背、茶色の肩まであるロングヘアで前髪をセンター分けにしている。VネックのサマーニットやTシャツにチノパンといったギャル男風な服装を着用している。 車好きで、暇さえあれば走り屋仲間の北沢アツシと共に走ったり、早紀の車庫でチューニング作業を見学している。軽そうな見た目に反し、物事には冷静に対処する慎重派で、アツシの無謀な運転や言動に対するストッパー役を担っている。早紀にチューニングしてもらった日産のスカイラインL28改3.1ジャパンを愛車としており、地元のゼロヨンバトルではすでに10勝をおさめている腕前の持ち主。 ケンカには自信があり、高校時代はアツシと並びクラスの問題児だった。

中本 マモル

城西大学に通う男子大学生。背が低く華奢な体つきで、髪型は七三分け、四角い大きな眼鏡をかけている。北沢アツシと杉田タクヤの高校時代のクラスメイトだが、当時はアツシらと特別仲がいいわけではなかった。そのまじめな容姿から周囲には「ガリベン中本」のあだ名で呼ばれていた。幼い頃から自動車が好きで、密かに走り屋にあこがれていた。 大学入学後は巷で有名な城西大学自動車部に入部を希望していたものの、愛車がドリフト走行に向かないFFで、かつファミリーカーのコルサだった事から入部を断られてしまう。その後、偶然再会したアツシとタクヤの紹介で、聖早紀にチューンを依頼。コルサの足回りやエアロなどに手を加えて200馬力にチューンアップした結果、愛車のあまりの速さに足の震えが止まらなくなってしまう。

藤木 マリコ

共学高校普通科の3年D組に在籍する女子。聖早紀のクラスメイトで、幼なじみという事もあり、早紀にとって気の置けない友達。髪型はストレートのロングで、年頃の女の子らしく、恋愛やお洒落に対して興味深々。車いじりばかりしている早紀の事を心配しており、彼女が車いじりに集中しすぎるあまり学校を休んだ際には、自宅を訪問したりして世話を焼いている。 早紀といっしょにいるために何かと気苦労が絶えず、時に早紀を突き放すような言動をとる事もあるが、大好きな車に一生懸命な早紀を、影ながら見守り支えている。いつか彼氏ができたら、夜のベイブリッジでドライブデートしたいとあこがれを抱いている。

聖 大輔

聖早紀の父親。死んでからも走り屋のあいだで語り継がれる「伝説のチューナー」。生前のヘアスタイルはリーゼント。元ラリーストの大駄橋留宇は中学校のクラスメイトで、自動車好きの仲間にしてライバルだった。中学校を卒業して7年後、自分でチューニングしたトヨタのレビンTE27(通称ニーナナ)でM峠に走りに来た際に留宇と再会し、彼がラリーに参戦する時のメカニックとして協力を求められた。 留宇からはドライブテクニックを習うという条件でこれを引き受け、その後は留宇を連続優勝へと導く。1か月足らずで留宇のドライブテクニックをすべてマスターし、ドライバーとしても覚醒し、チューナーとしてより一層腕を上げる。結婚して早紀が産まれるが、車を乗り換えてはチューニングして、走りを競い合うバトル中心の生活を留宇と続けていた。 のちに、留宇と埠頭でカーバトルをしていた際、飛び出して来た人を避けるために日産のフェアレディZL28改3.1S30ごと海に落ち、帰らぬ人となった。

大駄橋 留宇

聖早紀に運転テクニックやカーバトルを教えた師匠的な存在で、よき相談相手の男性。早紀には「ルーさん」と呼ばれ慕われている。早紀の父親である聖大輔の友人であり、カーバトルのライバルであった。若い頃から車好きで、数々の大会で勝利をおさめている元ラリースト。聖大輔とは中学生時代のクラスメイトで、中学卒業7年後に走りに来ていたM峠で聖と再会する。 聖のチューナーとしての腕を頼り、ラリーのメカニックとして協力してもらい連続優勝を果たした過去がある。現在はお化け屋敷のような「大駄橋解体所」を営んでいる。一人称は「ワシ」。濃い眉毛と大きな鼻、大きな口の両端から八重歯が飛び出している。若い頃は、剃り込みの入った角刈りヘアだったが、今は長髪を後ろで束ねたヘアスタイルに変わっている。 若干中年太り気味で、がっしりとした体格をしている。顔にはしわが多く、無精ひげと口の両上に少しだけ口ひげを生やし、いつもキャップを前後逆にかぶっており、腕毛が濃く作業着の開いた胸元からは胸毛が見えている。狭い道ほどスピードを上げる事から、現役時代には「クレイジー大駄橋」と呼ばれていた。 今でもそのドライブテクニックは健在で、時々愛車のトヨタのカローラTE71でM峠を走っており、その桁違いの速さから走り屋達のあいだで伝説化され、M峠では峠の主と噂されている。昔も今も、運転する時には「ハイオクみたいなもの」と称し、ワンカップを飲みながら愛車を運転をしている。愛煙家。

佐々木 直人

聖早紀VS自動車部でドリフト勝負する対戦相手で、城西大学に通う男子学生。年齢は21歳。ドリフト走行場所として有名なN埠頭で、No.1のテクニックを誇るドリフト専門チーム「城西大学自動車部」の一人。自動車部のリーダーを務めている。愛車はトヨタの赤いスープラでドリフトのための改造に高額をつぎ込んでいる。きりりとした目鼻立ちで、茶髪を大きくセンター分けにし、シャツの胸元を開け太めのチェーンネックレスを露わにしている。 自動車部をただの走り屋としてではなく、あらゆる大会で賞をとり名を残したいと考えている。同じく自動車部の哲也と慎一の三人で息の合ったドリフト練習をしており、3台で行うドリフト技を持っている。その迫力ある走りから、自動車部の走りを見にやって来るファンも多い。 ドリフト走行をするにはFRとこだわっており、FFはドリフトに向かないと言いきりFFのコルサに乗る中本マモルの入部希望を突っぱねた。しかし、ドリフト勝負のために早紀がコルサに施した改造を知ると「あれぞまさにプライベートチューナーだ」と奇抜な発想を褒め、のちにドリフト勝負で早紀に負けた時には、拳を震わせFFをバカにした事を中本に謝罪。 さらにはドリフト勝負に居合わせた北沢アツシに強く言われるがまま、土下座しようとするまじめな一面がある。喫煙者。

哲也

聖早紀VS自動車部でドリフト勝負する対戦相手で、城西大学に通う男子学生。ドリフト走行場所として有名なN埠頭で、No.1のテクニックを誇るドリフト専門チーム「城西大学自動車部」の一人。銀色の短髪でダボっとした服装を身につけ、濃い眉毛に三白眼が特徴。長身でがっしりとした体格。自動車部リーダーの佐々木直人と哲也、慎一の三人でフォーメーションを組んでさまざまなドリフト技を行っており、早紀との勝負でも走行前に慎一と「ツインマックスターン」といった難易度の高い技を披露して、けん制した。 三人で行ったスペシャルフォーメーションでは、走行速度を170キロ出しながら並列ドリフトや接近ドリフトといった技を披露した。 また、自他共に認める女好き。早紀VS自動車部のドリフト勝負を受けるか否か直人が相談すると哲也は即答し、早紀が負けた場合は早紀が自動車部メンバーに「無条件で一夜おとも」する事を条件にした。早紀が負けると思い込んでおり、勝負前から鼻の下を伸ばし早紀との夜を楽しみにしていた。喫煙者。

慎一

聖早紀VS自動車部でドリフト勝負する対戦相手で、城西大学に通う男子学生。ドリフト走行場所として有名なN埠頭で、No.1のテクニックを誇るドリフト専門チーム「城西大学自動車部」の一人。小柄な体型で、茶髪で肩まであるショートボブの髪型にキャップを深くかぶり、目の下に隈がある。太めのパンツにパーカーといった服装を好んで着用している。 自動車部のリーダーを務める佐々木直人と、部員である哲也と慎一の三人でフォーメーションを組んでさまざまなドリフト技を行っており、早紀との勝負でも走行前に哲也と「ツインマックスターン」といった難易度の高い技を披露して、けん制した。三人で行ったスペシャルフォーメーションでは、走行速度を170キロ出しながら並列ドリフトや接近ドリフトといった技を見せる。 ドリフト走行中はチューイングガムを嚙み、走りながらガムを膨らませている。喫煙者。

タカシ

聖早紀と大駄橋留宇のバトルに乱入した走り屋の青年。眉毛と目の幅が狭く、厚い唇にエラの張った風貌をしている。前髪をセンター分けにし、首が太くがっしりとした体格。言葉の語尾に「ナ」を付けて話す癖がある。以前はM峠で最速のマツダのサバンナRX‐7FC乗りといわれていたが、M峠で他の走り屋と勝負中に通りかかった峠の主こと留宇に追い抜かれ大敗する。 その後は峠の主とのリベンジバトルを目標に、日産のシルビアS14に乗り換えて1秒でも早く走ろうとしている。走り屋仲間のトオルらとレストランTWINCANで食事をしていたところ、早紀達のM峠バトルの話を偶然耳にして、勝手に参戦する事を企てる。しかし、ダウンヒル勝負であったため愛車のターボエンジンが災いし、簡単に二人に追い抜かれた挙句、ガードレールに突っ込んでしまう。

トオル

聖早紀と大駄橋留宇のバトルに乱入するタカシの走り屋仲間の青年。面長で痩せ型体型をしており、剃り込みの入った短髪、耳にはピアスをし顎ひげを蓄えている。タカシらとレストランTWINCANで食事をしていたところ、早紀達のM峠バトルが行われる話を偶然耳にして、勝手に参戦する事を共に企てる。過去にタカシが「峠の主」こと留宇に敗れた時に、タカシの助手席に乗っており、留宇の速さを目の当たりにしている。 M峠のバトルにタカシを参戦させようと潜りこんだ際、留宇の対戦相手が女で、免許とりたての「コギャル」のような姿をした早紀だったのを見て苦笑いしていた。

峠の主

聖早紀と大駄橋留宇がバトルしたM峠に現れるトヨタのカローラTE71に乗る人物。昔からM峠に気まぐれに現れ、桁違いの速さで走り抜けていく。数多の走り屋から勝負を挑まれているが、負けなしな事から、若い走り屋のあいだでは伝説化されている。その正体は、ワンカップを片手に愛車を運転する元ラリーストの留宇であり、早紀はその事を知っている。

集団・組織

城西大学自動車部

城西大学にある自動車部で、カーバトルの中でも「ドリフト競技」を専門にしている。巷でも走り屋グループとして有名で、ドリフト走行場所として有名なN埠頭でNo.1のテクニックを誇るチーム。あらゆるドリフト大会に出場しては賞を総なめにしている。現在は佐々木直人がリーダーを務めている。トップメンバーとして哲也と慎一がいるが、ほかの部員は不明。 自動車部や直人らに注目する一般のドリフトファンも多く、ドリフトバトルとなるとギャラリーが多くなる。ドリフト専門なため、部のルールで「FFの車は入部できない」という決まりがあり、ドリフトに不向きなFFの「コルサ」に乗る中本マモルの入部希望を断った。しかし、聖早紀が持ちかけたドリフト勝負に敗北。 負けを認めた直人は、中本に謝罪し彼の入部を許可する事となった。

場所

レストランTWINCAN

北沢アツシと杉田タクヤがよく利用しているファミリーレストラン。平屋で駐車場を完備しており、客席はソファー席が多く喫煙可能。店内で泣いていた中本マモルとアツシらが再会した場所である。また、城西大学自動車部の佐々木直人らをはじめ、部員達が利用している店でもある。過去に峠最強を自負していた走り屋のタカシやトオルも利用している。 店内で食事をするアツシとタクヤが、聖早紀と大駄橋留宇のバトルについて話しているのをタカシらが偶然耳にし、バトルへの乱入を企てる。

M峠

色々な走り屋達が集い、ドライブテクニックの練習をしたりバトルをしている峠。また、早紀の父親で伝説のチューナーである聖大輔と留宇が偶然再会した場所でもある。聖大輔が亡くなったあとも、留宇が愛車のトヨタ「カローラTE71」で気まぐれに走りに来ており、走り屋達のあいだで伝説化されている。 突如現れ勝負を仕掛けられても負けなしの速さから「峠の主」と呼ばれている。

N埠頭

聖早紀VS佐々木直人率いる城西大学自動車部のドリフト勝負で舞台となった埠頭。カーブや道幅などからドリフト練習に適した場所で、練習に訪れる走り屋も多い。城西大学自動車部の直人をはじめ、哲也と慎一の三人が埠頭でのドリフトNo.1の腕前を誇っていた。直人の話ではドリフト好きが集まる場所であるため、観戦するギャラリーの目も肥えている。

その他キーワード

チューナー

聖早紀や父親の聖大輔のように、自動車のパーツを交換したり改造して性能を上げ、トータル面でバランス調整をする技術者の通称。自動車の構造や性能についての知識はもちろん、エンジン音や微妙な振動の違いを敏感に感じ取る事のできる繊細さと、柔軟な発想力が求められる。自動車の知識や経験、センス以外にも、運転技術も必要とされる。 「伝説のチューナー」と呼ばれる聖大輔は、チューナーにはマニュアル通りの数値や機械が測る数字を超える「適当なカン」が必要であり、人間の感性の「プラスα」の部分がチューナーの腕の違いだと考えている。

FF

自動車の駆動方式の一つで、製造されている車種で一番多い駆動方式でもある。中本マモルのコルサはFF車である。前輪駆動の一種であり、コーナーでアクセルを踏むとFFの場合前輪から外側へ出ようとする性質がある。その性質から通常の運転操作はしやすいが、カーブでは外側へ膨らんだり直進しようとするため、ドリフト走行をするのに不向きとされている。 聖早紀は中本のコルサに乗る時に、FFはスタートダッシュではあえて回転数を上げ過ぎず、3000から4500rpmでクラッチミートする事を勧めている。前輪で走るため回転数を上げ過ぎると、ハンドルが暴れてしまう可能性がある。ドリフト走行が不可能という事ではなく、Fドリと呼ばれる難易度の高いFFならではのドリフト技も存在する。

Fドリ

FFの車で行うドリフト技。サイドブレーキを数回に分けて引きながら、コーナーでスピンさせないようハンドルを逆方向に操作して、微妙なアクセルでコントロールしながら行う。ドリフト技を行いやすいFRなどの車に比べて、ドリフト技術の中でも難しいとされている。FFの車の性質から、ドリフトを行うと途中で失速したり車体が安定しないという欠点がある。 そのため難易度が高く、成功率が低い技といわれている。

直列フォーメーション

聖早紀と城西大学自動車部がドリフト勝負をした際に、佐々木直人や哲也、慎一の三人が縦に並んで行ったフォーメーション走行。接近ドリフトをするためにポイントへ向かうまで、直人を先頭に3台で縦に並び車体の前後をぴったり付けて走行するフォメーション。接近しているのではなく軽くぶつかっている場合もある。 高価な車であっても三人は、ドリフトのためなら直列フォーメーションもいとわない。接近ドリフトをするには、少しだけ離れているよりむしろくっついている方が衝撃が少ないと直人は考えている。

接近ドリフト

聖早紀と城西大学自動車部がドリフト勝負をした時に、佐々木直人と哲也、慎一の三人が縦並びの直列フォーメーションからの流れで行ったドリフト技。1車線しかないS字の道路を、縦に3台ぴたりと並んだまま行うドリフト。くっついて走行するため衝撃も少ないが、一つ間違えるとクラッシュしてしまう恐れのある大技。

シフトロック

聖早紀と城西大学自動車部がドリフト勝負をした時に、佐々木直人と哲也、慎一の三人が縦並びの接近ドリフトからの流れで3台連続して行ったドリフト技。スピードが出るコーナーでシフトダウンの時にあえて回転数を合わせずにクラッチミートする事で、強烈なエンジンブレーキがかかりドリフトに持ち込む事ができる技。 回転数をはずすタイミングが難しく、無理に行うとエンジンやミッションに負荷がかかって壊れてしまう危険性を秘めた、ハイリスクで難易度の高い技。

並列ドリフト

聖早紀と城西大学自動車部がドリフト勝負をした時に、佐々木直人と哲也、慎一の運転する3台が急なカーブをぴったりと横並びして行ったドリフト技。あえて狭く急なコーナ―まで速度を上げて突っ込むなど、タイミングが非常に重要で、ギャラリー受けもいい。

スペシャルフォーメーション

聖早紀と城西大学自動車部がドリフト勝負をした時に、佐々木直人と哲也、慎一の三人が行った大技。3台同時に170キロを超えるスピードで走り、哲也と慎一が運転する2台が90度でドリフトし、ギリギリそのあいだを、直人が運転する1台がスピードを上げてドリフト走行で抜けていく技。ギャラリーの度肝を抜く大技を目の当たりにした北沢アツシと杉田タクヤ、中本マモルはあまりの出来事に放心状態となる。

sabelt

イタリアの四輪レーシング部品のブランド。性能とブランドからプロ・アマ問わず愛用者が多く、FIA基準に則ったレーシングハーネスやレーシングスーツ等を製造している大手メーカーである。サーキット走行等では通常よりスピードを出すため安全性を考慮し、衝撃やGの負担を避けるよう四点式等の多点レーシングハーネスを用いる事が多い。聖早紀が中本マモルのファミリーカーであるコルサをチューニングした際はベルトもいじっており、バトルでsabeltの四点式が使えるようにしている。 ほかに北沢アツシや城西大学自動車部の慎一らも、愛車のシートベルトにsabeltを使っている。

トレビンちゃん

聖早紀が亡き父親である聖大輔に代わり、大駄橋留宇との約束のバトルのために仕立てたチューニングカー。早紀にとって初めての愛車で、トヨタのAE86(通称ハチロク)のトレノとレビン、AE85(通称ハチゴー)などを組んでチューニングした。早紀に「トレビンちゃん」の愛称で呼ばれている。留宇とのバトルがM峠での下り勝負な事から、エンジンはパワーを控えてほぼノーマルでパーツを付け替えたのみ。 車体の軽量化のため、ボンネットは中古のFRP(繊維強化プラスチック)に替え、ドアは内側を剥がしてアルミに変更。フロントガラス以外はポリカーボネートに取り換えている。運よく入手できたハチロクに、クイックシフトとクロスミッションが入っていたため、峠でのバトル向きなギヤチェンジが可能な事からパワーを上げるのではなく、軽量化し足回りをセッティングした。 ギヤの比率を合わせるためにトヨタのタウンエースのファイナルギヤを付け替え、ギヤの変則比の大きいローギヤード仕様にする事に成功する。トレビンちゃんは本来、白いボディカラーだったが、早紀は亡き父親の愛車のカラーであったオレンジ色にインスピレーションを受け、オレンジ色のボディーにボンネットだけ黒というカラーリングを施す。 早紀がチューナーを担当しているが、解体屋をしている留宇やその仲間が中古や解体行きのボディパーツを集めてくれた。力仕事は北沢アツシと杉田タクヤの手を借りるなど、仲間達の協力を経て完成に至った車。

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