プロジェクト東京ドールズ 忘却のイミテーション・ドール

プロジェクト東京ドールズ 忘却のイミテーション・ドール

アプリゲーム『プロジェクト東京ドールズ』のコミカライズ作品。アイドルグループ「DOLLS」で活動する傍ら、人知れず人類の敵である異形の存在、ピグマリオンと戦う少女たちが、戦いの最中で仲間たちと絆(きずな)を深める姿を描いたファンタジーアクション。原作ゲーム版とは異なる、オリジナルストーリーとなっている。「マンガUP!」で2019年1月から2020年2月にかけて配信された作品。

正式名称
プロジェクト東京ドールズ 忘却のイミテーション・ドール
ふりがな
ぷろじぇくととうきょうどーるず ぼうきゃくのいみてーしょん どーる
作画
ジャンル
アイドル
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あらすじ

新しく加入したドール

アイドルグループ「DOLLS」のメンバーとして活動するサクラは、仲間たちと共同生活を送りながら国家兵器のドールとして異形の怪物、ピグマリオンと戦っていた。サクラは自分がメンバーの中で一番経験が浅く、いつも足を引っ張っていることを悩んでいた。サクラは戦闘中にスキをつかれてピグマリオンに襲われてしまうが、新しくDOLLSに加わるノドカに助けられる。ノドカは戦闘能力が非常に高く、アイドルとしても完璧に振る舞っているが、協調性がまったくない少女だった。そんなノドカとなかよくなりたいと思ったサクラは、積極的にノドカとコミュニケーションを取ろうとする。そんなある日、ピグマリオンとの戦闘で後方待機を命じられたノドカは、最初は命令に従っていたが、サクラがピグマリオンに襲われる姿を目にし、命令を無視してサクラを救助する。しかしその直後、ノドカは意識を失って倒れてしまう。

ドール対ドール

異形の怪物、ピグマリオンとの戦闘中に本性を現した小山内祥子は、ノドカに対して埋め込んだピグマリオンの肉体組織が活性化する注射を打ち、注射されたノドカは自我を失ってサクラたちに襲い掛かる。ノドカのことをアイドルグループ「DOLLS」の仲間として、ドールでピグマリオンと戦う同志としても大切に思うサクラは、ドール同士で戦うことを食い止めようとする。ほかの仲間もサクラと同じ考えで、ノドカを行動不能にしようとするが、攻撃の手を緩めないノドカに苦戦を強いられてしまう。しかし、サクラがノドカとの思い出の曲を歌い始めると、ノドカに変化が表れる。

関連作品

ゲーム

本作『プロジェクト東京ドールズ 忘却のイミテーション・ドール』は、スクウェア・エニックスが配信していたアプリゲーム『プロジェクト東京ドールズ』が原作となっている。原作は複数の少女たちが、アイドル活動をしながら人知れず怪物、ピグマリオンとの戦いに身を投じる姿を描いたアクションRPG。

登場人物・キャラクター

サクラ

国家兵器のドールのメンバーの一人で、異形の怪物、ピグマリオンと戦う少女。表向きはアイドルグループのDOLLSとして活動している。明るくて前向きな性格で、家事全般が得意。ピグマリオンに襲われて瀕死(ひんし)の傷を負い、生きるために「ギア」と呼ばれる遺物を受け入れてドールとなった。アイドルとしてもドールとしても未熟なのは自覚しており、少しでも仲間の足を引っ張らないように日々努力している。自分のあとにノドカがDOLLSに加入すると、初めてできた後輩ということで、さまざまなサポートを行ってノドカとなかよくなっていく。

ノドカ

国家兵器のドールのメンバーの一人で、異形の怪物、ピグマリオンと戦う少女。表向きはアイドルグループのDOLLSとして活動している。ドールを研究している機関によって、人工的にドールと同等の戦闘能力を与えられた存在。無口で無表情、命令には従うが自主的に何かをすることはない。最初は仲間たちとも距離を置いていたが、サクラと接しているうちにメンバーとも信頼を築いていく。「ノドカ」という名前はドールの能力を与えられた時に小山内祥子から付けられたもので、実際の名前は「能代希美」。

ヤマダ

国家兵器のドールのメンバーの一人で、異形の怪物、ピグマリオンと戦う少女。表向きはアイドルグループのDOLLSとして活動している。ゲームが好きで機械関連に強い。好戦的な性格なため、ピグマリオンとの戦闘では積極的に前に出て攻撃を仕掛けている。

小山内 祥子 (おさない しょうこ)

ノドカにドールと同等の戦闘能力を与えた機関に所属する女性。経過観察するためにノドカに同行する。表向きはサクラたちが所属する組織に協力しているが、実際はノドカを利用して「ギア」と呼ばれる遺物を奪取する計画を独自に進めている。

集団・組織

DOLLS (どーるず)

東京を拠点に活動するアイドルグループ。メンバーは九人で、のちにノドカが加わって10人となる。全員が同じ寮で共同生活をしている。また全員が「ドール」と呼ばれるメンバーでもあり、異形の怪物、ピグマリオンと戦うことを義務付けられている。

その他キーワード

ドール

異形の怪物、ピグマリオンと戦う少女たち。「ギア」と呼ばれる遺物が心臓に打ち込まれ、人々が持つ感情エネルギーのフィールを原動力として戦っている。エネルギーを集めるためにふだんはアイドルグループのDOLLSとして活動しており、ライブなどを行って多くの人からフィールを得ている。戦闘能力が非常に高く、国家兵器扱いとなっている。

ピグマリオン

東京に現れて人間を襲う異形の怪物。戦闘能力が非常に高く、対抗できるのは「ドール」と呼ばれる少女のみ。ピグマリオンによって負傷した人間は、傷つけられた箇所から記憶が漏れ出して自分自身のことを思い出せなくなるうえに、周囲の人間からも認知されなくなっていく。

クレジット

脚本

与田 想 , 手ノ上 あるく

構成

大村 陽

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