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ボクんちの幽霊
笠原千鶴の心温まる小さな奇跡を描いた作品集。表題作『ボクんちの幽霊』(「flowers」2017年4月号)は、自殺をして幽霊となり部屋に憑いてしまった男性と、部屋に幽霊がいることで奥さんと暮らせず、一人暮らしになった幽霊の見えない男性との交流を描く。この他、字を教えてもらった主人から託された大事な本を図書館司書として長年守っている男の物語『マルコの小さな図書館』(「flowers」2017年1月号)、映画館でもらった特典チケットにより1日だけ若返ったおばあさんと若い男性の淡く切ないロマンスを描いた『マイ・スイート・シネマ』(「flowers」2017年10月号~12月号)。そして笠原千鶴のデビュー作、若い画家の男性と助手の女性の親密な日常を描いた『画家と助手』(「増刊flowers」2014年3月号増刊春号)も収録。
あらすじ
マイ・スイート・シネマ
チエは膝の悪いおばあさん。夫にお弁当を渡そうと玄関先まで行くと「今日はいらないと言ってあった」と怒られてしまう。チエは杖をつきながら映画館へ行く途中、茂みで腹を空かせて倒れている男性を発見。チエはその男に作りすぎてしまったお弁当を食べさせてあげ、映画館へ向かった。100回分のスタンプがたまり、チエは映画館から「素敵な世界へご招待。何が起こるかお楽しみ」と書かれた特典チケットをもらう。映画を見終わって、トイレで手を洗っていると、鏡に映っている自分が若い女性になっていた。困っていると先ほどお弁当をあげた若い男性・良介が、忘れ物を届けようとチエを探していた。良介もチエの話をすぐには信じられなかったが、「それならいっそ普段できないことをしよう」と提案。チエは『ローマの休日』の主人公のように若い人の遊びを楽しむことに決めた。
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