あらすじ
霊感があることに加えて怪異を引き寄せやすい体質の女子高校生、耳塚シヅカは、電話の音に怯(おび)え続けていた。シヅカに電話をかけてくる都市伝説の怪異、メリーさんは、電話で会話したあと、ターゲットの背後に近づいて相手を殺害してしまう。やがてメリーさんから「うしろにいる」と電話を受けたシヅカは戦慄するが、そのメリーさんの背後には、イケメン霊能力者として知られるカムイが立っていた。カムイは怪異にしか欲情しない異常性癖の持ち主で、主に怪異と性交することで除霊していた。カムイの助手兼怪異を呼び出す囮(おとり)として雇われたシヅカは、高校生が目の当たりにするには少々刺激の強すぎる日常を過ごすことになる。(エピソード「メリーさん」)
カムイは新たに、口裂け女に関する依頼を受けることとなった。口裂け女が小学生しか襲わないという理由から、シヅカも小学生のような格好をさせられるが、小学生男児から痴女とカンちがいされて追われる羽目となる。しかしその逃亡中、その格好が功を奏して口裂け女に遭遇する。カムイからは口裂け女からの質問には答えるなと言われていたシヅカだが、恐怖心からついその質問に答えてしまう。結果、口裂け女から命を狙われることとなったシヅカだが、お市の助けもあり近くの小学校の保健室へと逃げ込むことに成功する。口裂け女はシヅカを追って保健室へとやって来るが、ベッドに身を潜めていたのは、全裸姿のカムイだった。(エピソード「口裂け女」)
キョーコたちと共にスキー場近くに宿泊していたシヅカのもとに、雪女がやって来た。しかも雪女がシヅカの布団の中に侵入して来たことで、あまりの寒さに恐怖するシヅカだったが、雪女のあとを追うようにカムイも姿を見せる。どうやら雪女がカムイから逃げて来たらしいと察したシヅカはそのまま黙って匿(かくま)おうとするが、あえなく雪女はカムイに発見され、そのままシヅカの布団の中で除霊が始まってしまう。シヅカが羞恥で身を固くする中、雪女もただカムイに除霊されることをよしとせず、体から強烈な冷気を発生させることで反撃を試みる。その結果、カムイの股間は寒さで縮み上がってしまっていた。(エピソード「雪女」)
登場人物・キャラクター
耳塚 シヅカ (みみづか しづか)
霊感のある女子高校生。黒髪の前下がりボブヘアで、巨乳の持ち主。怪異を引き寄せやすい体質を持つうえに逃げ足が異常に速いことから、囮役としてカムイの助手にスカウトされた。現在は親元を離れてKAMUI心霊相談に居候しているが、カムイが怪異にしか欲情しないという異常性癖者のため、貞操の危機とは無縁なことから安心して生活を送っている。中学生の頃は霊媒体質故に周囲に気味悪がられて孤独だったが、カムイと知り合ってからは高校デビューを果たし、キョーコなどの友人もできた。両親共に健在で、住み込みのアルバイトを始めた当初は大反対されていたが、現在は認められており、特に母親はカムイのことを好意的にとらえている。
カムイ
霊能力者の男性。彫刻のように鍛え上げられた肉体で、金髪をオールバックにしている。イケメン霊能力者としても有名で、雑誌で特集なども組まれており、市長からも除霊を依頼されるほどの知名度がある。耳塚シヅカが霊を引き寄せやすい体質であることを察知し、囮役として助手にスカウトした。KAMUI心霊相談の事務所でシヅカと同居しているが、怪異にしか欲情しない異常性癖の持ち主のため、シヅカにはまったく性的な興味を感じていない。悪霊や妖の類いが死の象徴であり、生を育む行為である性交を激しく恐れる者であることから、怪異と性交およびピロートークをすることによって調伏、除霊している。そのため除霊後は賢者タイムに陥り、ボーッとしていることが多い。自らの意思で幽体離脱することも可能で、こっくりさんの除霊の際には霊体となってシヅカを助けに来た。私室の中には自慰のオカズにするための呪具や心霊写真があるほか、神隠し事件に関連する新聞の切り抜きなどが部屋中に貼り出されている。キスキル・リリーに精気を吸い尽くされたあとは精神だけが地獄に落ちていたが、死後は閻魔(えんま)大王の奴隷となることを条件に現世に戻っている。
お市 (おいち)
市松人形の付喪神。市販の市松人形と同様に、ストレートの長い黒髪に振り袖を身につけている。100年間、何人もの持ち主の手を渡り歩いているうちに魂が宿った。髪を自在に伸ばしたり髪で物をつかむなど、特殊能力を持つ。何度捨てても手元に戻って来る呪いの人形として、KAMUI心霊相談に持ち込まれた。カムイが心霊写真を自慰のオカズにするのを目撃した際には、カムイの変態性に恐怖心を覚えていた。しかし全身くまなく舐(な)め回され、人間にないがしろにされて生じた汚れを綺麗に舐めとられたのをきっかけに、カムイに好意を寄せるようになった。当初は耳塚シヅカがカムイに色目を使っていると誤解して敵対心を持っていたが、隙間女の除霊の際シヅカに助けられたことを知って態度を軟化させた。口裂け女の除霊のあとは一時的に、KAMUI心霊相談の近所に住むユイの家に滞在しており、その際には「ジョアンナ」と呼ばれていた。
メリーさん
有名な都市伝説の怪異の女性。長い金髪をカチューシャで留めた少女の姿をしているが、全身に返り血を浴びている。「もしもし、わたしメリーさん」から始まる電話を複数回かけてはターゲットに近づき、相手の背後を取ると殺害してしまう。文頭に「わたしメリーさん」を付けないと話すことができない。
火車 (かしゃ)
死体をさらう怪異の女性。焦げた白いワンピースを着ており、口や目から炎を噴き出しながら、燃えさかる荷車を引いている。キスキル・リリーに精気を吸い尽くされ、生きてはいるものの精神だけ地獄に行ってしまったカムイの体をさらうために病院に現れた。
雪女 (ゆきおんな)
雪山に現れる怪異の女性。白く長い髪を下ろしたままにしており、着物を身につけている。スキー場近くに宿泊していた耳塚シヅカたちの部屋に現れた。シヅカたちの部屋を訪れる前にカムイに目撃されており、カムイから逃れるためにシヅカの布団の中に逃げ込んでいる。
こっくりさん
降霊術であるこっくりさんで引き寄せられてきた霊。ボサボサの長い白髪で狐耳が生えており、袴を身につけている。人間に対して激しい敵意を抱いている様子で、イナガワが持ち込んだ文字盤に降臨した際、耳塚シヅカたちの質問を聞く前に「みなころし」というメッセージを伝えようとしていた。
テケテケ
下半身のない怪異の女性。長い黒髪を下ろしたままで、恐ろしい速度で両手で這うようにしてターゲットに近づく。列車事故で上半身と下半身が分断されて亡くなり、下半身が見つかっていないことから、下半身を捜してさまよっているとも噂されている。テケテケの怪談を聞いた者は、3日以内にテケテケに襲われてしまう。
キスキル・リリー
サキュバスの少女。襟足が長いショートカットで、襟足がコウモリの羽を象っている。容姿端麗で、常人離れした美少女と評価されている。夢の中に入りこむことができ、耳塚シヅカが猿夢に取り憑かれた際には夢の中にまで助けに行った。ドライアドと共にKAMUI心霊相談を訪れた際には正体を隠しており、人間であると偽っていた。その時、一度はカムイの精気を吸い尽くして瀕死の重体にしている。その後はシヅカのクラスに人間として転校しており、キョーコやイナガワとも友人となっている。最初はシヅカの精気を吸い取るつもりで近づいていたが、次第にシヅカたちに対して本当の友情を感じるようになり、シヅカに正体を知られるのを恐れるようになった。
閻魔大王 (えんまだいおう)
冥界の女王。外ハネ癖のあるミディアムヘアで、グラスチェーンの付いた丸眼鏡をかけている。部下の鬼たちからは生真面目で堅物だと思われているが、実はかなりのむっつりスケベ。キスキル・リリーによって精気を吸われたカムイが瀕死の重体となり、精神だけが地獄にやって来た際には、カムイが鬼や怪異に欲情する性癖の持ち主であることを知ると、カムイに陵辱されることを期待していた。
口裂け女 (くちさけおんな)
口が耳まで裂けた怪異の女性。長い黒髪にトレンチコートを身につけ、マスクをしている。主に小学校の通学路に出没し、下校中の小学生に「私、キレイ?」と質問する。「キレイ」と答えるとマスクを外して口元を見せて追いかけ、「ブス」などと答えると手にしている刃物で斬り殺されてしまう。100メートルを3秒で走る俊足で、整髪料の「ポマード」が弱点とされている。
山姥 (やまんば)
山に現れる老婆の怪異。長い白髪を前髪だけアップにし、着物を身につけている。人間に化けているときは民宿を営んでおり、ふくよかな体型の老婆となる。若い客が来ると食事を豪華にし、たくさん食べさせて太らせてから捕食しようとする。山ごもりの修行に来ていたカムイと対峙した際には全盛期の姿と称し、肌を浅黒く焼いてヤマンバメイクをしたギャルに変身した。
ドライアド
ギリシャを拠点とする木の精霊の女性。ウエーブがかった緑色の髪で、豊満な体つきをしている。美男や美少年を好み、気に入った相手は本体である木の中に引きずり込んでしまう。キスキル・リリーと共に来日し、カムイの精気を吸うためにKAMUI心霊相談を訪れた。
ジェットババア
和服を着てシルバーカーを押している怪異の老婆。驚異的な速度で車を追いかけて来る都市伝説として知られており、ジェットババアに追い抜かれた車は事故を起こすといわれている。カムイが開催した交通系悪霊除霊ツアーにおいては、ジェットババアのほかにダッシュババアや120キロババアなどの亜種も登場し、マイクロビキニ姿の耳塚シヅカが若さをひけらかしているとカンちがいして激怒し、襲いかかった。
化け猫 (ばけねこ)
猫の怪異。猫のときは黒猫の姿をしており、人間に化けているときは肌が浅黒く、胸と下半身を毛で覆った半裸でショートボブヘアの女性の姿となる。お市が一時的に滞在していたユイのもとに、保護猫としてやって来た。残忍な性格で人間を祟ったり、さらって食べてしまったりすることもある。一度カムイに除霊されたが、九つの魂を持っているため、ハロウィンの日にも耳塚シヅカの前に現れた。ハロウィンに乗じて人間を食おうと画策していたが、その思惑を知ったカムイによって七回イカされ、残る魂は一つだけとなっている。
ろくろ首 (ろくろくび)
首が異様に伸びる怪異の女性。日本髪を結っており、着物を身につけている。画像加工アプリによってぐにゃぐにゃとなってしまった人間や、物の怨念がろくろ首という古くからのミームを利用して具現化し、画像加工アプリを利用した撮影者である若い女性を襲っていた。
天狗 (てんぐ)
山に住む怪異の女性。鼻が異様に高く、半裸に山伏の装束を身につけている。傲慢な性格で、高い鼻は慢心の象徴ともいわれている。精神面で鼻っ柱を折ることによって除霊が完了するが、山の神にも含められるほど強力な怪異なため、除霊も長期に及ぶ。
隙間女 (すきまおんな)
隙間に出現する怪異の女性。段のある茶髪のロングヘアで、ピッタリとしたハイネックワンピースを身につけている。家具やビルの隙間など、ふつうの人が入ることのできない数ミリの隙間に現れ、目が合った人間を精神的に追い詰めたり、隙間の中に引きずり込んだりする。
ユイ
幼稚園か小学生くらいの少女。肩までの黒髪を低い位置でツインテールにしている。人形遊びが好きで、口裂け女の一件でゴミ捨て場から身動きが取れなくなっていたお市を自宅に持ち帰った。所持しているクマのぬいぐるみのアンドリューも付喪神だったり、化け猫を拾ったり、犬神を拾ったりと怪異に何かと縁がある。
ローズマリー
エクソシスト(悪魔祓い師)を務める女性。長い金髪を下ろしたままにしており、シスターの装束を身につけている。欧州で活躍している史上初の女性エクソシストで、100件以上の悪魔払いに成功していることから注目を集めている。日本語は堪能ながら除霊の際には英語を使用し、加えてキリスト教に基づいた儀礼で行うため、日本の霊にまったく通用しない。シスターは清廉であることをモットーとしており、恋愛をテーマにした創作作品にすら触れてこなかったため、性的なものに対して耐性がない。そのため、カムイの除霊方法や性的なものを目にすると、鼻血を噴いて倒れてしまう。
峠の霊 (とうげのれい)
山の中で立ち尽くしている怪異の女性。青白い肌で髪が長く、全身がずぶ濡れになっている。通りがかった車をヒッチハイクしては乗車し、ブレーキやハンドル操作を誤らせて事故に追い込む悪霊。カムイが開催した交通系悪霊除霊ツアーの六番目の被害者となる。
河童 (かっぱ)
ミイラと化していた怪異の女性。おかっぱ頭で頭頂部に大きな皿がある。カムイとローズマリーが出演した心霊バラエティー番組に登場し、長年見世物にされた恨みから怪現象を引き起こした。カムイによって生のエネルギーを注入されたことで、息を吹き返している。
キョーコ
耳塚シヅカのクラスメートの女子高校生。外ハネした長い金髪を下ろしたままにしている。ミーハーで、雑誌に特集されていたカムイの写真を見てあこがれを抱いていた。シヅカがカムイの助手であることが露見したあとも、秘密にしていたシヅカに怒ることなく、むしろ理解を示している。また、カムイの除霊を間近で見たこともあるが、顔しか見ていなかったため、性行為が行われていることには気づいていない。
ヤマノケ
深い山奥に潜む怪異。首のない人間の胴体に大きな顔を持つ異様な姿をしており、性別は不明。出会った女性に取り憑く性質があり、取り憑かれた者は人格をヤマノケに乗っ取られ、不気味な言動を繰り返すようになる。ヤマノケの憑依には段階があり、段階が進むにつれて人体との癒着が強まり、除霊の難易度も上がる。また、憑依されてから49日以内にヤマノケを除霊できなければ、取り憑かれた人間は二度と正気に戻らないとされている。
高女 (たかおんな)
高所に現れる怪異の女性。長い黒髪と、異様に長い体を持っている。建物の二階に届くほど長い体を使って、建物の外から屋内の人間を覗き込む。嫉妬深くて醜い女の念から生まれたといわれており、美女を狙って脅かしたり、祟ったりするとされる。
イナガワ
耳塚シヅカのクラスメイトの女子高校生。ウエーブがかった黒髪をツインテールにしている。オカルトマニアで、カムイのことをインチキ霊能力者と見下していた。ゴーストハンターを自称しているが除霊の経験はなく、ソロキャンプに行った際にはヤマノケに憑依されてカムイに救われることとなる。
馬憑き (うまつき)
馬の怨念から生じた怪異。下半身が馬で上半身が女性という、ケンタウロスのような姿をしている。KAMUI心霊相談を訪れた男性に取り憑いていたが、相談の直後に耳塚シヅカに鞍替えしている。人間に取り憑き、まるで馬のような振る舞いをさせて、最後には精神に異常をきたすとされている。また、取り憑かれた人間は顔つきが馬に似てしまう。
集団・組織
全国花子さん連合 (ぜんこくはなこさんれんごう)
全国のトイレの花子さんが加入している組織。全国に存在するトイレの花子さんたちの頂点に君臨する10人のトイレの花子さん「十花(じっか)」が取り仕切っている。トイレの花子さん同士といっても一枚板ではなく、特に十花に所属しているトイレの花子さんの中には、能力の低い若手のトイレの花子さんを邪険にする者もいる。
イベント・出来事
交通系悪霊除霊ツアー (こうつうけいあくりょうじょれいつあー)
カムイが開催した個人企画ツアー。ピクニックを兼ねたドライブのついでに、峠の霊やジェットババアなど、交通事故を引き起こす怪異を次々に除霊していく。この際に使用された車種はワンボックスカーで、後部座席は性行為の場所としてフルフラットにされている。
花子狩り (はなこがり)
霊能者たちのイベント。数年に一度、全国の小学校を対象に行われるトイレの花子さんの一斉除霊運動で、霊能者たちにとっての稼ぎ時ともいわれている。また、この花子狩りについては全国花子さん連合も把握しており、歴史の浅いトイレの花子さんたちが、全国に存在するトイレの花子さんたちの頂点に君臨する10人のトイレの花子さん「十花(じっか)」を頼ることもある。
場所
KAMUI心霊相談 (かむいしんれいそうだん)
カムイが経営している心霊相談事務所。カムイの自宅で、耳塚シヅカも同居している。街中にある雑居ビルの二階に事務所があり、看板のほか、窓にもガムテープで「KAMUI心霊相談」と大きく貼り出している。ほとんどが土足で入ることのできる洋間だが、事務所の奥には広い和室があり、そこで除霊をすることもできる。
その他キーワード
猿夢 (さるゆめ)
夢に現れる怪異。猿の運転する電車型遊具に、オナガザルの身体的特徴を持つ女性運転士が乗っている。この電車に乗車しているあいだ、さまざまな残虐行為を示唆するアナウンスが流れ、それに沿った殺人が行われていく。猿夢の中で死亡した場合、現実世界でも死んでしまう。耳塚シヅカが猿夢に取り憑かれた際には挽き肉という殺害アナウンスが流れたが、一度は覚醒し、カムイに相談することができた。
トイレの花子さん (といれのはなこさん)
小学校のトイレに出没する少女の怪異。特定の個室をノックし「花子さん」と呼びかけると現れる。呼び出した者を驚かせるだけでなく、時には追いかけてどこかに連れ去ってしまうといわれている。子供たちの噂が実体化した怪異であり、学校によって呼び出し方や行動パターンも違い、トイレの花子さんの姿形もまったく違っている。また、子供たちの噂が絶えない限り、何度除霊しても新しいトイレの花子さんが生まれてくるため、霊能者にとっても非常に厄介な存在となっている。すべてのトイレの花子さんが加入する全国花子さん連合が存在しており、特に花子狩りの際には歴史の浅いトイレの花子さんたちのよりどころとなっている。
クレジット
- 原作
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えろき
書誌情報
うしろの正面 カムイさん 9巻 小学館〈裏少年サンデーコミックス〉
第1巻
(2020-08-12発行、 978-4098502202)
第2巻
(2021-02-19発行、 978-4098504640)
第3巻
(2021-08-11発行、 978-4098506682)
第4巻
(2022-02-10発行、 978-4098508846)
第5巻
(2022-08-10発行、 978-4098512331)
第6巻
(2023-03-10発行、 978-4098517480)
第7巻
(2023-09-19発行、 978-4098528356)
第8巻
(2024-02-09発行、 978-4098531240)
第9巻
(2024-08-08発行、 978-4098535200)