概要・あらすじ
警視庁捜査一課に所属する刑事の葛城圭吾は、20年前に双子の兄の葛城勇吾を何者かに誘拐された経験を持つ。兄を探すために刑事の道を歩んできた圭吾だったが、その後も勇吾の消息はつかめない。そんな中、勇吾の誘拐事件を取り上げたテレビ番組が放送された事で、テレビ局に「誘拐事件の犯人を知っている」という連絡が入る。ところが、その連絡をした男、田島修二は、何者かに刃物で刺されて死亡。さらに犯行現場に残されていた毛髪のDNAが、圭吾のDNAと一致した。田島を殺害したのが自分と同じDNAを持つ双子の兄の勇吾であると確信する。しかし、圭吾の同僚の刑事、赤城克彦は、圭吾の事を疑っていた。さらに、圭吾の実家から田島の血液がついたハンカチが発見された事で、圭吾の逮捕状が発行される。警察から追われる身になった圭吾の前に、ついに勇吾が姿を現わす。彼は、自分を誘拐した犯人達に強い復讐心をいだき、行動を開始しているのだった。その後、再び姿を隠した勇吾の足取りを追う圭吾だったが、誘拐事件の真相に迫る中で、彼の身の回りの人々や警察の同僚など、意外な人物が事件に関わっている事が明らかになっていくのだった。
クレジット
- 原作
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高橋 悠也