ドロ刑

稀代の泥棒らしき人物と若い刑事がコンビを組み、窃盗事件の捜査にあたる様子を描いた作品。「週刊ヤングジャンプ」2018年5・6号より連載開始。

概要・あらすじ

窃盗事件の捜査を担当していることで、かつては「ドロ刑」という通称で呼ばれていた警視庁捜査三課。そこに所属する刑事・斑目勉は、配属されたばかりの1年前と比べ、小さな窃盗事件ばかりを捜査する地味な仕事が続く毎日に、すっかりやさぐれ始めている。そんな斑目だが、連続窃盗犯・煙鴉の捜査にはやる気をみせていた。煙鴉は都内の高級住宅を中心に、その家にある最も高級な宝石だけを盗み続けている窃盗犯。

一切の物的証拠を残さない煙鴉が、あえてタバコの残り香だけは現場に残していくことを、斑目は「警察への挑発」と受け止めていた。しかし、手がかりがあまりにも少ないことから、煙鴉の捜査は難航しているのだった。そんな中、斑目はある窃盗犯の捜査中に、偶然煙鴉のものと同じ匂いのタバコを吸っている男性と出会う。

その男を煙鴉だと確信する斑目だったが、そう断定する物的証拠はなく、男は隙をついて姿をくらませてしまう。しかしその後、その男はたびたび斑目の前に姿を現し、窃盗犯自身の目線から斑目にアドバイスを与えるようになる。

登場人物・キャラクター

斑目 勉

警視庁捜査三課第四係に所属する刑事の男性。身長192cmの長身でがっしりとした体格の持ち主。配属されたばかりの1年前は素直な性格の若者だったが、小さな窃盗事件ばかりを相手にする地味な仕事に、やさぐれるようになっている。そのため普段はぶっきらぼうだが、根は純真で人のいい性格。とある経緯から、連続窃盗犯・煙鴉の正体らしき男性ハルトと知り合う。 彼のことを煙鴉だと確信しており、なんとか証拠をつかんで逮捕しようとしている。煙鴉の情報を集めるため、彼が捜査に協力しようとしてくることを不愉快に思いながらも受け入れる。

煙鴉

白髪で痩せ型の男性。飄々とした性格の持ち主で、年齢は50歳手前。本名は「ハルト」というらしいが、詳細は不明。連続窃盗犯・煙鴉として活動しており、犯行現場には煙草の残り香以外一切の物的証拠を残さずに高価な宝石を盗み続けている。窃盗に関わる不法侵入や鍵開け、スリなどの技術、さらには手品や人間心理などにも精通している。 あまりにも鮮やかな犯行手口ゆえ捜査の手が及ぶことがなかったためか、人生にさみしさを感じるようになっている。煙草の残り香から自分の正体に迫ってきた斑目勉に興味を持ち、たびたび彼の前に現れては彼のことをからかいつつ、窃盗犯の視線から捜査にアドバイスを与えるようになる。

安藤

警視庁捜査一課に所属する刑事の男性。斑目勉とは警察学校での同期。派手な凶悪事件を担当する捜査一課に所属していることで、捜査三課の斑目のことを「給料ドロボウ刑事」と呼んでからかっており、たびたびケンカになっている。

美希

警視庁捜査三課第四係に所属する刑事の女性。斑目勉とは同僚関係。外で捜査に当たる斑目たちとは異なり、署内で事務作業を担当している。安藤からは好意を向けられているが、彼のことは内心快く思っておらず、あしらっている。

鈴木 大悟

警視庁捜査三課に所属する刑事。中年の男性で無精髭を生やしている。斑目勉の先輩にあたり、捜査中は行動を共にしている。配属から1年が経過し、やさぐれるようになった斑目のことをたしなめていたが、瀬戸正次郎の捜査中に負傷。さらに病院での検査で、負傷とは別に大腸ポリープが見つかり、手術のために入院してしまう。

マスター

都内にある、とあるバーのマスター。筋肉質な体格のオカマ。常連の煙鴉のことは「ハルさん」と呼んでいる。バーを経営するかたわら、裏では盗品を転売している。斑目勉とは、「啄木の正」こと瀬戸正次郎を捜査する過程で知り合い、一時は違法な古物営業を行っていたために勾留されるが、捜査に協力したという理由から不起訴処分となる。

瀬戸 正次郎

71歳の男性。右手の中指のみが他の指にくらべて異常に長い。前科8犯の窃盗犯で、窓ガラスに小さな穴を空けて民家に侵入する手口を得意とする。釈放中だったが、再犯によって逮捕される。証拠が上げられた事件以外にも、数多くの余罪を行っていたが、それを自供せず起訴されようとしていた。しかし、煙鴉のアドバイスを受けた斑目勉の取り調べによって、犯行を供述してしまう。

クレジット

警察監修

古谷 謙一

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