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刑事ゆがみ
井浦秀夫が、長期連載となった『弁護士のくず』終了後に開始した作品。正義と悪の境界が曖昧な現代日本を舞台に、天才偏屈刑事の弓神適当と、彼とバディを組む羽生虎夫との凸凹コンビが遭遇するざまざまな難事件を、互いに衝突しながらも解決していく姿を描いた社会派サスペンスドラマ。小学館「ビッグコミックオリジナル」2016年10号から2020年11号にかけて連載された作品。2017年10月にフジテレビ系でテレビドラマ化。弓神適当を浅野忠信、羽生虎夫を神木隆之介が演じている。また2017年11月、テレビドラマ版のノベライズとして大石直紀の小説『刑事ゆがみ』が小学館文庫から刊行された。2017年にテレビドラマ版が、oricon ME「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」作品賞を受賞している。
登場人物・キャラクター
弓神 適当 (ゆがみ ゆきまさ)
うきよ署刑事課強行犯係に所属する刑事の男性。階級は巡査部長。黒髪短髪に強面な顔で、無精髭を生やしている。「名は体を表す」の言葉通り、ふだんは適当で偏屈な性格の持ち主。しかし、犯罪者の心を巧みに読み取る天才で、持ち前の洞察力と勘の鋭さで事件を解決に導く。事件を解決するためには違法捜査もいとわない。過去に「透明人間」と称された怪盗を逮捕し、すべて自供させたことで警視総監賞を受賞したこともある。
羽生 虎夫 (はにゅう とらお)
うきよ署刑事課強行犯係に所属する刑事の男性。階級は巡査長。上司の弓神適当の相棒となり、何かと常識外れな行動を取る適当に振り回されながらも必死にサポートしている。まじめで正義感も強いが上昇志向が強すぎるため、出世欲や腹黒い一面をのぞかせることがある。
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