概要・あらすじ
万光大好は下着フェチであることから、やましい気持ち全開で女性向け下着専門メーカー「株式会社シュリンプ」でアルバイトを始める。しかし配属されたのは掃除係で、まったく下着を見ることができずやる気が急降下。そんな中、万光は偶然にデザイナー志望の室町咲が描いた、下着のデザイン画を拾う。咲のデザインのほとんどは、万光にとって「なんかダサい」と思えるものであったが、1つだけ70点と感じるものがあり、それを見た万光の男性器は微妙に反応してしまう。
その場面を目撃した社長の大和撫子により、「下着のデザインの良し悪しを精査するムスコを持つ逸材」と評価された万光は、その能力を認められて正社員として採用されることとなる。その後は下着の研究と称して女性社員とエッチな関係を持ち、万光は多くの女性と親密な間柄を築いていく。
そんな中、咲は少しずつ万光の人柄に惹かれていくのであった。「株式会社シュリンプ」主催の水着コンテストやライバル会社からのスパイ活動、さらには万光と咲にランジェリーの妖精・飛鳥ミコを加えた三人暮らしが始まるなど、その後も万光の周りではエッチなトラブルが絶えないのだった。
登場人物・キャラクター
万光 大好 (まんみつ ひろよし)
元フリーターで下着フェチの青年。女性向け下着専門メーカー「株式会社シュリンプ」にアルバイトとして採用されたものの、業務は社内の掃除係であり、下着を見る機会すらなくやる気が低下していた。そんな中、社長の大和撫子に「下着のデザインの良し悪しを精査する男性器を持つ逸材」であることが認められ、「株式会社シュリンプ」の商品開発部に正社員として採用されることとなった。 デザイナー志望の室町咲からは、先に開発部所属となったことで激しく嫉妬され、顔をあわせると喧嘩ばかりしている。ある時、ランジェリーの妖精・飛鳥ミコと一緒にいた際、住んでいるアパートの大家からミコを幽霊と勘違いされて一緒に追い出されてしまう。そのため次の住む家を探しに不動産屋を訪れたところ、マンションに居座っている入居者を追い出したら家賃を半年分タダにすると提案されて契約を結ぶ。 ちなみにそのマンションの入居者とは咲であり、結果的にその後は咲とミコの3人で暮らすこととなる。
室町 咲 (むろまち さき)
女性向け下着専門メーカー「株式会社シュリンプ」に勤務する女性社員。小柄でスリムな幼児体型で、未だに処女。庶務課所属ではあるものの、いつかは商品開発部でデザイナーになるのが夢であり、個人的に下着のデザイン画を描いていた。たまたま社内の掃除をしていた万光大好に、落としたデザイン画を拾われたことで知り合うが、その際に万光から「なんかダサい」と言われたことから、第一印象は最悪なものだった。 しかもその後、万光が自分より先に商品開発部で働くこととなったことに嫉妬心を露わにし、社内で顔をあわせるたびに喧嘩をしては、安土百花に止められている。しかし、関わりを持つうちに万光の人柄に触れ、次第に好意を寄せていくようになる。居住していたマンションの契約を親戚が勝手に切ってしまったことで、引っ越し先が見つからないままに期限が過ぎていき、自分を追い出す予定で訪れた万光と飛鳥ミコの3人で暮らすこととなる。 のちに、コツコツと描き続けていたデザイン画が認められ、待望の商品開発部にデザイナー見習いとして異動することになる。
安土 百花 (あづち ももか)
女性向け下着専門メーカー「株式会社シュリンプ」の庶務課に勤務する女性社員。後輩の室町咲のことをかわいがっており、咲からも「モカ先輩」と呼ばれ慕われている。スタイル抜群の巨乳の持ち主で、さらに自他ともに認めるエッチな性格。万光大好に対し、挑発的な態度を取って誘惑している。
南北 朝乃 (みなみきた あさの)
女性向け下着専門メーカー「株式会社シュリンプ」の庶務課で働く派遣社員。業務におけるスキルはゼロで、あまりにもドジなため、先輩の室町咲によくフォローしてもらっている。咲がデザインしたSM女王様風の下着でS性に開花し、その後は積極性が増したせいかミスもなく働いている。
鎌倉 真沙子 (かまくら まさこ)
女性向け下着専門メーカー「株式会社シュリンプ」の商品開発部で課長を務める女性。万光大好の上司にあたる。黒髪ショートカットの美人だが非常に性格がきつく、万光にも厳しくあたっている。ちなみに万光本人には「そこがたまらない」と歓迎されており、あまり効果はない。
桃山 静音 (ももやま しずね)
女性向け下着専門メーカー「株式会社シュリンプ」の商品開発部で、デザイナーとして働いている女性。髪型はポニーテールで、眼鏡をかけており男っぽい口調で話す。社長の大和撫子の推薦により商品開発部にやって来た万光大好に興味を持ち、自分のデザインや試作品を見せるなど好意的に接している。一方で、コストの面から桃山静音自身のデザインがほとんど採用されないことに腹を立てており、大和に対しては反抗的。 万光からは、静音の手掛ける下着は、実用的な下着としては55点程度だがエロ下着としては100点満点、と評価されている。
江戸 霧子 (えど きりこ)
女性向け下着専門メーカー「株式会社シュリンプ」の商品開発部で、デザイナーとして働いている女性。黒目がちでつぶらな瞳をしており、少々幼い外見をしている。しかし性格はクールで、社長の大和撫子の推薦により商品開発部にやって来た万光大好に対しては、「社長の犬は近づかないで」と距離を置いている。ちなみに、Sのように見えて実はMっ気が強い。 社内で堂々とベビードールを着用している。
弥生 四季 (やよい しき)
女性向け下着専門メーカー「株式会社シュリンプ」の商品開発部で、デザイナー助手として働いている女性。背が高くボーイッシュな雰囲気の持ち主で、社内ではデザイナーたちの助手として走り回っているため、服装も動きやすいもの好む。そのため万光大好はもちろん、室町咲など付き合いの長い人たちからも「くん」付けで呼ばれ、男性だと思われている。 弥生四季自身も自分の男っぽさを自覚しており、それで構わないと諦めていたが、万光、咲、安土百花と4人で海に行く機会があり、そこで自分が女性であることを明らかにした。
大和 撫子 (やまと なでしこ)
女性向け下着専門メーカー「株式会社シュリンプ」を経営する女性社長。大人の魅力あふれるスタイル抜群の美女で、社員たちからは「社長」と呼ばれている。室町咲が落とした下着のデザイン画を拾った万光大好の姿を偶然目にしており、70点と評したデザインをながめている万光の男性器が少しだけ反応したことに興味を抱き、商品開発部の正社員として採用した。 万光の人柄ではなく、あくまで「下着のデザインの良し悪しを精査する男性器を持つ逸材」という点だけで評価している。デザインはもちろんだがコスト面にも非常に厳しく、商品開発部のデザイナーから仕上がってきたデザイン画のほとんどを却下している。そのため、デザイナーの桃山静音や江戸霧子からは反抗的な態度を取られている。
奈良 渉 (なら あゆむ)
女性向け下着専門メーカー「株式会社シュリンプ」の広報部に所属する女性。「株式会社シュリンプ」が主催した、海辺での水着コンテストで責任者を務めた。その時のテンションや興奮度でめまぐるしく変化する男性器を持った万光大好に目をつけ、コンテスト出場者の得点を万光の興奮度で決めようと計画した。ちなみにコンテストは出来レースであり、優勝者はモデルのクリスティルと最初から決まっていた。 そのため、万光を利用したのも、あくまでコンテストを盛り上げるために過ぎなかったが、結果的に優勝させるはずだったクリスティルを1位にすることができず、責任を取るために商品開発部に出向となった。
クリスティル
女性向け下着専門メーカー「株式会社シュリンプ」が主催した、海辺での水着コンテストに出場した女性モデル。スタイル抜群の美女だが、高飛車な性格をしている。奈良渉ら広報部からは前もって優勝させると言われており、いわゆる出来レースのはずだったが、結果的に惨敗している。
蒲根 潤 (かまね じゅん)
女性向け下着専門メーカー「株式会社シュリンプ」のライバル会社から放たれたスパイの男性。「株式会社シュリンプ」の新製品や内情を探るため、保険会社の社員のふりをしている。かなりの美男子であり、さらに口がうまいことから、女性社員たちから次々と機密情報を聞き出していた。だが、商品開発部のデザイナー見習いである室町咲をターゲットにした際、捨て身で咲を助けようとした万光大好に撃退され、男の良さに目覚めてしまう。
飛鳥 ミコ (あすか みこ)
女性向け下着専門メーカー「株式会社シュリンプ」の地下倉庫に現れる、ランジェリーの妖精。社内では地下倉庫には幽霊が出ると言われており、飛鳥ミコ自身は心外に思っていた。実体化すると、テンションが高い小柄な若い女性の姿となる。ただし実体化するには精気が必要となり、補給のために室町咲の身体に乗り移って、万光大好を誘惑した。 その後も万光のことが気に入り、たびたび精気を補給している。ちなみに、宙に浮くことができるということ以外、特殊な能力はない。万光の部屋で浮いていた際、大家に幽霊と勘違いされて万光ごと追い出され、のちに万光、咲と3人で暮らすこととなる。
場所
株式会社シュリンプ (かぶしきがいしゃしゅりんぷ)
万光大好たちが勤務するランジェリーメーカー。大和撫子が社長を務めている。女性下着専門の老舗で、女性社員の比率が圧倒的に高く、重役もほとんどが女性である。夏には海岸で「株式会社シュリンプ」が主催する水着コンテストを開催するなど、広報活動にも積極的である。