だがしかし

だがしかし

コトヤマの代表作の一つ。とある半島の海沿いにある田舎町を舞台に、駄菓子屋の息子、ココノツと、有名製菓会社の社長令嬢にして駄菓子マニアの美少女、ほたるの、駄菓子を介した交流を描く物語。漫画家になるという夢を持つココノツは家業を継ぐことを拒んでいたが、駄菓子の天才である父親のヨウを自社に引き入れようと企むほたるの策略により、日々駄菓子をめぐる騒動に巻き込まれていく。本作は、駄菓子の詳細な紹介とギャグ要素を組み合わせた日常系コメディ。1話完結型のエピソード構成が基本で、各話ごとに特定の駄菓子をテーマにした物語が展開される。うまい棒やブタメンなど実在する身近な駄菓子が登場し、駄菓子の歴史や製造過程、食べ方の工夫などが物語に織り込まれている。小学館「週刊少年サンデー」2014年30号から2018年20号まで連載。2016年に第11回「全国書店員が選んだおすすめコミック」第5位を獲得。テレビアニメ第1期が2016年1月から、第2期が2018年1月から放送。小説版が2015年12月に刊行された。

正式名称
だがしかし
ふりがな
だがしかし
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
グルメ
レーベル
少年サンデーコミックス(小学館)
巻数
既刊11巻
関連商品
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作品の概要

基本情報

コトヤマの代表作の一つ。

要旨と舞台設定

とある半島の海沿いにある田舎町を舞台に、駄菓子屋の息子、鹿田ココノツと、有名製菓会社の社長令嬢にして駄菓子マニアの美少女、枝垂ほたるの、駄菓子を介した交流を描く物語。漫画家になるという夢を持つココノツは家業を継ぐことを拒んでいたが、駄菓子の天才である父親のヨウを自社に引き入れようと企むほたるの策略により、日々駄菓子をめぐる騒動に巻き込まれていく。

ストーリー展開

物語は夏休みの始まりと共に動き出し、ほたるがココノツに駄菓子屋を継がせるため、その魅力を伝えようとさまざまな駄菓子を紹介する展開となる。うまい棒やブタメンなど、実在する身近な駄菓子を用い、ほたるは「最高の組み合わせ」や「贅沢な食べ方」を追求しながらココノツの心を動かしていく。

ジャンル的特徴と位置づけ

本作は、駄菓子の詳細な紹介とギャグ要素を組み合わせた日常系コメディ。小学生から中学生層を主なターゲットに、駄菓子の歴史や製造過程、食べ方の工夫などが物語に織り込まれており、駄菓子を通じた教育的要素も含まれている。

作品固有の表現技法と特徴

本作は、1話完結型のエピソード構成を基本に、各エピソードで特定の駄菓子をテーマにした物語が展開される。キャラクターの誇張された表情や動きを活かしたスラップスティック・コメディを基調とし、駄菓子のリアルな描写と組み合わせることで特有の表現を生み出している。

世界観の構築と設定

作品世界では、田舎町の駄菓子屋を中心としたコミュニティが構築されており、駄菓子屋は地域の子供たちが集まる場所として機能している。駄菓子の「組み合わせルール」や「食べ方のマナー」といった独自の設定が物語に組み込まれ、季節感あふれる日常描写や駄菓子業界の人間関係、商慣習なども描かれている。

連載状況

小学館「週刊少年サンデー」2014年30号から2018年20号まで連載。

受賞歴

2016年第11回「全国書店員が選んだおすすめコミック」第5位。

メディアミックス情報

テレビアニメ

第1期:2016年1月から2016年4月まで放送。

第2期『だがしかし2』:2018年1月から2018年3月まで放送。

小説

『だがしかし もうひとつの夏休み』:2015年12月刊行。

あらすじ

鹿田ココノツは、海辺の田舎町で駄菓子屋・シカダ駄菓子を営む鹿田ヨウの一人息子。将来は店は継がず漫画家になりたいと考えているが、製菓会社の社長令嬢・枝垂ほたるにより、執拗にシカダ駄菓子を継ぐよう迫られる。ココノツは毎度、説得の手段、もしくは単なる趣味として、ほたるに駄菓子への愛をぶつけられるのであった。

登場人物・キャラクター

鹿田 ココノツ (しかだ ここのつ)

15歳。海辺の田舎町でシカダ駄菓子を営む鹿田ヨウの一人息子。将来は漫画家を目指しており、シカダ駄菓子の跡を継ぐことを拒んでいるが、枝垂ほたるから執拗な説得を受けることになる。基本的には奥手で真面目な性格のツッコミ役で、父や枝垂ほたるのエキセントリックな振る舞いに日々振り回されている。遠藤サヤから好意を寄せられているが、全く気付いていない。巨乳好き。

枝垂 ほたる (しだれ ほたる)

都会的な雰囲気の美少女。胸が大きい。製菓会社社長の娘で、将来は会社を継ぐ予定。鹿田ヨウを会社に迎えるべくシカダ駄菓子を訪れた際に、鹿田ヨウから「鹿田ココノツにシカダ駄菓子を継ぐことを納得させられれば会社に入っても良い」と言われたため、鹿田ココノツをなんとか説得しようと試みる。 自称大阪生まれで、常にオーバーリアクションのボケキャラ。駄菓子を心から愛しており、駄菓子に詳しい。

鹿田 ヨウ (しかだ よう)

鹿田ココノツの父で、シカダ駄菓子店主。妻は実家に帰ってしまっており、鹿田ココノツと二人暮らし。鹿田ココノツが漫画家を目指していることは知りながら、なんとか跡を継がせようとしている。考えが浅く、ノリに流されやすいボケキャラである。巨乳好き。

遠藤 サヤ (えんどう さや)

鹿田ココノツの友人。遠藤豆の双子の妹であり、シカダ駄菓子の近くにある喫茶店の娘。髪が長く、胸は小さい。実は鹿田ココノツのことが好きで、そのことは遠藤豆には気づかれているが、鹿田ココノツ本人には全く気付かれていない。

遠藤 豆 (えんどう とう)

鹿田ココノツの友人。遠藤サヤの双子の兄。明るく能天気なお調子者で、世間での流行や女子にモテる方法といった情報に敏感。常にアロハシャツとサングラスを着用している。

場所

シカダ駄菓子 (しかだだがし)

海辺の田舎町にある昔ながらの駄菓子屋。鹿田ヨウが店主を務める。地元の子供たちから愛されているが、経営は厳しい。買った駄菓子を食べられるスペースが店内にある。

書誌情報

だがしかし 11巻 小学館〈少年サンデーコミックス〉

第1巻

(2014-09-18発行、978-4091251251)

第2巻

(2015-03-18発行、978-4091253996)

第3巻

(2015-10-16発行、978-4091262103)

第4巻

(2015-12-18発行、978-4091265708)

第5巻

(2016-05-18発行、978-4091271600)

第6巻

(2016-10-18発行、978-4091274083)

第7巻

(2017-03-17発行、978-4091275134)

第8巻

(2017-08-10発行、978-4091276810)

第9巻

(2017-12-18発行、978-4091278821)

第10巻

(2018-02-16発行、978-4091280831)

第11巻

(2018-05-18発行、978-4091282477)

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