リアル

車椅子バスケットボールに打ち込む若者の姿を通じて、障害者の抱える問題、仲間との絆や夢を描いたスポーツ漫画。戸川清春はチームメイトとの不仲、野宮朋美事故の加害者であるという罪悪感、高橋久信は下半身不随という障害と、三人の主人公がそれぞれが抱える現実とどう向き合っていくかが描かれている。第5回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。

正式名称
リアル
作者
ジャンル
バスケットボール
レーベル
ヤングジャンプコミックス(集英社)
巻数
既刊14巻
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あらすじ

第1巻

西高校バスケ部の野宮 朋美は練習に熱が入り過ぎてしまう性格。仲間に暑苦しいと言われ、自分のやりたいようなバスケができずに不満を抱いていた。憂さ晴らしでナンパした女子高生山下 夏美をバイクに乗せて遊んでいたが交通事故を起こしてしまう。不運にも夏美は半身不随となってしまった。野宮は高校を中退となり、一生償いの人生を歩む事になったのだ。野宮は夏美の母親からは断られてもめげずに病院への見舞いを続けていた。

ある日、見舞いに行った野宮は夏美を車椅子に乗せて外へ連れ出した。通りがかった体育館から聞こえるバスケットボールの強く弾む音。中を覗くと、そこには車椅子に乗ったままシュートを決める戸川 清春がいた。野宮は戸川のプレイに魅せられて、その場で1on1の勝負をする事になる。戸川の車椅子を野宮が借りて、戸川には夏美の車椅子に乗ってもらい、ゲームを行った。車椅子を自在に操る圧倒的な戸川のシュート力に野宮は驚き、勝負はほぼ戸川が優勢だった。その時、今までまったく笑うことのなかった夏美が笑顔を見せ、野宮は心が軽くなるのだった。 中退した西高校の後輩柾(まさき)をバスケ部のメンバーがいじめている事を知った野宮は、古巣のバスケ部に果たし状を叩きつけた。バスケの真剣勝負をやりたくてうずうずしている戸川も呼び2on2で勝負する。ある日、野宮がいつものように病院へ見舞いに行くと夏美がいなかった。自分の人生を真剣に考え始めた夏美は絵を描きたいという願いを持ち長野の病院に転院したのだった。そのことを知った野宮は長野までの旅費を稼ぐために賭けストリートバスケを始める。戸川もそれに乗って稼いだが、後にチームメイトとなる同じ車椅子の長野満に人生初めての負けを喫する。その悔しさから戸川は以前所属していたアマチュア障害者バスケットチーム東京タイガースに戻り鍛え直す決心をする。野宮が中退した西高校バスケ部では、幅を利かせていた高橋 久信が交通事故で重体となり立つ事も歩く事もできなくなっていた。 

第2巻

東京タイガースに戻った戸川 清春は久しぶりの対戦となる格下のチームかみかぜに惨敗を喫する。一方、野宮 朋美は山下夏美を見舞いに行く長野までの交通費を稼ぐためバイトをしていたが、些細な事から客と喧嘩になり首になってしまう。その頃、交通事故で寝たきりになった高橋 久信は動かない身体と見舞いに来ないチームメイトたちにいらだっていた。彼女や担当の看護師に八つ当たりをする毎日だった。その後リハビリ医師から一生歩けないと告知された久信は頭が真っ白になる。

野宮は西高のバスケットボール部の最終試合を見に行って、惨敗するチームの姿を目の当たりにする。自分や高橋の時代は終わったと男泣きしながら実感していた。清春はピアニスト志望だった父親の夢と期待をかけられて英才教育を受けていた。しかしピアノよりも走るのが得意だったため中学校では陸上部に入る。そして優秀な結果を出し、全国大会への切符を手に入れた清春は天才だと周囲からはもてはやされた。ところが全国大会の競技中に脚の具合が悪くなり、試合を棄権。悪性の骨肉腫と診断され、わずか14歳で右足膝下を切断し足を失う事になったのだった。

第3巻

東京タイガースは強豪ドリームスに圧倒されてしまうが、勝ちたいという気持ちで、皆の心が一つになる。彼らの変化に気付いた調布ドリームスも本気を出して戦ってくれた。野宮 朋美は勇気を出して電車に飛び乗り長野へ見舞いに行った。しかし、病院の窓越しに見た山下 夏美の壮絶なリハビリをする姿に驚いて声をかけられなかった。妹の塔子から夏美がリハビリを頑張り始め、絵を描くのに没頭していて、さらに好きな人もできたのだと聞く。野宮は夏美が前向きな気持ちになっていることを喜ぶ。だが半面、好きな人ができたと聞いて複雑な気持ちになるのであった。

また、高橋 久信もリハビリを始めていた。長い闘病生活で寝たきりだった体は簡単には元に戻らない。ゆっくりとベッドから起きあがろうとするがバーンアウトの症状を起こして失神してしまう。そんな時、バスケ部の仲間たちが見舞いに来てくれた。しかし半ば遊び気分の人間に、自分の辛さは分からないと罵倒して追い返してしまう。立てもせず、自分で風呂にも入れなくなった身体にイライラを募らせる久信。しかし、徐々に自分の状況を受け入れ始める。そして幼い頃別れた父親に会いたいと母に頼む。しかしが見舞いに来た父は、リストラされ失業しており、久信が思い描いていた自信に満ちた昔の父親ではなくなっていた。その後、久信は自傷行為に走ってしまう。野宮は自分を再生させる計画のひとつとして久信を見舞いに行くことを決意する。在学中は何かと犬猿の仲だったが、二人が出場できなかった高校最後のバスケットボール部の試合の様子を久信に聴かせる。しかし、久信は心を閉ざしたまま無言だった。

第4巻

東京タイガースがドリームス戦で惨敗して以来、戸川 清春は、一人で朝練を続けていた。そこへ自分の生きる道を探す人生再生計画を実行中の野宮 朋美も合流した。野宮はアフロヘアだった頭も丸坊主にして再出発の決意を表していた。いつもの朝練に米澤と金子を初めとする東京タイガースのチームメイト4人が合流してきた。やっぱり勝ちたいと思い直したと言う。それからひまわり杯までの2週間、清春の猛烈な指導の元で朝練は続くのだった。試合当日。1日で3試合をこなすハードなスケジュールだ。しかし、生まれ変わったように精神面で強くなった東京タイガースは1回戦を接戦の末ものにした。勢いに乗った彼らは続く2回戦も3点差で勝利を得る。そして順調に勝ち進み決勝でドリームスとぶつかることになった。東京タイガース初の決勝戦の勝利への道は第2Qまでで事実上の終わりを告げたが、彼らは最後まで死力を尽くした。この試合を興味深く観戦する男性が2人いた。一人は後にこの東京タイガースに入団する長野 満で、もう一人は車椅子バスケットボールの日本代表選手を発掘するエージェントの男性だった。清春は朝練を続けるが、当面の目標を失ったメンバーたちは練習が厳し過ぎて仕事が疎かになってしまうと言っては一人、また一人と来なくなった。以前から清春のやり方を目の敵にしていた田村はこの時とばかりにキャプテンの権限を使ってチームメイトを巻き込み、事実上の東京タイガース解散を協会に申し出る。翌朝、東京タイガースが無くなったことを知った清春の元に全日本車椅子バスケ連盟からの日本代表へ招集の通達が届く。

清春が骨肉腫となって脚を切断したのは陸上の全国大会のすぐあとだった。以来同級生にも安積 久美にも会わず引きこもったまま中学を卒業した。未来に絶望した毎日を送っていた清春に運命の二人との出会いが訪れる。一人は病院で知り合った山内 仁史。意気投合した清春は自分の辛さを思いっきり語った。山内は20歳まで生きられない筋ジストロフィー症を抱えて生きていた。命が短いなら濃さで勝負だという言葉を清春にくれた。もう一人は清春に車椅子バスケの存在を教え、東京タイガースへ導いた入れ墨の彫師、勝田 虎だった。虎は清春と同じ義足の脚を持っていた。清春は虎のプレイを見て一気に車椅子バスケットボールに心酔していったのだった。東京タイガース入団のお祝いにはオンボロだが車椅子バスケットボール専用の車椅子を虎からプレゼントされる。この日、人生再出発の記念に星の入れ墨を虎から入れてもらった清春だった。

第5巻

高橋久信が交通事故で半身不随となり早1年の時が過ぎた。以前の担任の北原先生が復学の話を持って病院へ見舞いに来た。久信の母は、1年の遅れなんてたいした傷にはならないと久信に言い含め、リハビリに一層頑張ると北原先生に伝える。

後日、久信は1年ぶりに西高校の校門をくぐる。学校内の設備を久信が利用できるか否かの判断をするためだった。案の定、階段もトイレもバリアフリーになっておらず、まったく歩けない車椅子の久信にはどうにもならない。学校側も障害者専用の設備投資は難しいため、無理に復学せずに大検などを利用するようにと男性教諭からアドバイスを受けた。今まで、人をランク付けして差別していた久信は自分の居場所は無くなったと絶望する。病院からはリハビリ専用の病院への転院を勧められ、久信は同意する。

野宮 朋美は事故のトラウマを乗り越えるために教習所へ通って運転免許を取り直した。その翌日には、母親から車を借りて長野の山下 夏美の元に出向く。勇気を振り絞り、夏美に面と向かって会い、15分間という約束で夏美をドライブに誘った。今までとは違って自信を取り戻した野宮は夏美にこれまでの加害者としての辛さを告白する。夏美もこれまで抱えていた被害者の立場や歩けなくなった辛さを野宮にぶつけ、二人はわだかまりのない仲になっていく。

清春はたった3人になってしまった東京タイガースの練習で相変わらず、自己中心的なプレーをしていた。そこへ清春と同じ車椅子バスケットボールの日本代表に選出された長野 満が入団を申し込んできた。長野は日本代表の合宿で清春のプレイに驚嘆し共にやりたいと東京タイガースにやってきたのだ。その頃、東京タイガースのメンバー山内の病状が悪化し、もう自分では何ひとつ出来ない身体になっていた。山内の心は次第に荒み、見舞いに来た清春や安積久美にも悪態をついてしまう。

ある日、清春に山内から死ぬのが怖いというメールが届いた。悲痛な叫びに戸川はヤマがいてくれたから今の自分があり、ヤマは俺のもう1人のヒーローだと返信するのだった。

久信は上半身を自分で起こすという簡単なリハビリを底辺の戦いだと嫌って真面目にやっていなかった。そのため劣等生のレッテルを貼られてしまう。久信を信じて辛い清掃の仕事にも精を出していた母親にも死ね!くそババア!と罵詈雑言を浴びせてしまう久信。ついに母親の心も崩壊してしまうのだった。

第6巻

高橋 久信は突然見舞いにやって来た元彼女の本城ふみかに驚く。ふみかは久信が自分に知らせないまま転院していたことを涙ながらに抗議するのだった。

その頃、久信から辛辣な言葉を浴びせられ落胆した母・高橋 千鶴子は荒れ果てた家の庭で久信の思い出のプリントを燃やしていた。その時、父の高橋  久行が久しぶりに我が家へ帰って来た。リハビリ病院から両親揃って久信に面会に来てほしいとの呼び出しがあったからだった。しかし、千鶴子はそれまでの心労と過労から倒れてしまい、入院することになる。久信は久行と共に千鶴子が入院した病院へ見舞いに行こうとした。。しかし、電車に乗るためにも人の介助が必要だ。久信はもう自分では何一つできなくなったことに絶望し、千鶴子の見舞いには行けなくなってしまった。

その後、リハビリ病院の勧めで久信は久行の家で過ごしてみることになった。秩父の山奥で陶芸家として生計を立てている久行。その古びた住まいを見て驚く久信だった。8年もの空白の時間はそう簡単に埋まるはずもなかった。久信は久行に心を許さず、敬語を使い、つい悪態もついてしまう。久行は長い間、久信を放っておいたことをただただ後悔していた。しかし、やがて久信は自分のために介護についての勉強をしている久行の姿を垣間見て徐々に心を開いていく。

子どもの頃久信は久行に褒めてもらいたくてバスケットボールの練習にも弱音を吐かずに頑張った。久行が庭に作ったゴールでも毎日練習した。そして、少しでも上手くなると早く久行に話したくてたまらなかった。そんなある日、母親からもう父は家に帰ってこないと聞いたのだ。それでも久信はできるようになったプレーの報告をするために父に手紙を書いたのだった。一方、野宮 朋美は引っ越しの仕事に就いていた。戸川 清春長野 満の車椅子バスケットボールでの頑張りを見ては、その姿に朋美は励まされる。厳しい上司から嫌味を言われても絶対に辞めまいと踏ん張っていた。

しかし職場の飲み会では普段会話すらしない同僚たちと目指すものがあるかないかという話題で喧嘩になってしまう。だが翌日皆の気持ちは一つになり、職場は活気づいたのだった。新生東京タイガースは5人というぎりぎりの人数で試合に出場し始めていた。しかし、クセが強く周りの注意に耳を貸さない金子 謙一がファウル5回で退場となってしまい試合に負けてしまうのだった。

第7巻

キャプテンの金子 謙一の紹介で、東京タイガースに新しいメンバーが入った。バイクの事故で脊髄を損傷し、車椅子生活になった水島 亮だ。亮の担当医から、若くて元気な亮にぜひ車椅子バスケットボールを教えてあげて欲しいと頼まれた金子は早速亮をチームの練習に誘う。亮は車椅子生活になってからというもの、仲間や付き合っている彼女からのメールを待ちわびていたが、誰からも連絡がなく、日々イライラが募っていた。しかし金子に同行して東京タイガースの練習を見ているうちに、亮の気持ちが変化していく。激しいぶつかり合いや筋肉隆々の長野 満から繰り出されるロングシュートに、障害者のイメージが払拭されていった。今回の車椅子バスケットボール選手権では予選1回戦で強豪調布ドリームスと戦う事になっている。戸川 清春は自分のプレーを振り返り、良いところと今ひとつ弱いところを野宮 朋美安積 久美と共に研究し始めた。皆の意見では清春は、遠目の3Pシュートが苦手だということがわかった。そこで、大会3日前からその3Pシュートの練習を始めた。亮もボール拾いで練習に付き合った。亮は清春の熱いプレーの虜になり、次第に憧れを抱くようになっていった。そして迎えた調布ドリーム戦。宿敵調布ドリームスは清春のプレーを研究し尽くし、1対1で清春を抑え込む青木を投入して試合を進める。そのためまったく清春はボールに触れることもできずにいた。しかし、米澤一良が青木をマークし清春を自由にさせる戦略で東京タイガースはじりじりと得点を上げていく。

一方の野宮 朋美は引っ越しの仕事が入り東京タイガースの試合に顔を出せずにいた。今まで何の仕事も長続きしなかった野宮だったが、今回は固い意思を持ち、仲間にも恵まれて辛いはずの作業も楽しいとさえ思えるように成長した。ところが、試合の日、自分には仕事があると思って会社に行くと、なんと会社が倒産してしまっていた。また、振り出しに戻った野宮だった。

野宮の落胆は尋常ではなかったが、すぐに気持ちを切り替えて、東京タイガースの試合に合流する。そこで見たのは今までとは打って変わった東京タイガースのメンバーの激しく熱い戦いだった。徐々に追い上げをかける東京タイガースを必死で応援する野宮だった。しかし4Qまで戦ったが75対51で戦いに敗れてしまう。

第8巻 

車椅子バスケットボール選手権東京予選で東京タイガースは調布ドリームスを相手に奮闘したものの、やはり勝利することはできずに予選落ちした。その日の晩、メンバーは焼き肉を囲んで残念会を行っていた。皆元気を失ってしまったが、長野 満の号令で、前を向いて進むと決め、次の試合への準備をしようと立ち上がった。負けたら調布ドリームスに移籍する約束だった戸川 清春は、調布ドリームスの安田監督の元へと出向く。監督は東京タイガースをライバルの位置にまで引き上げた清春の功績を讃えて、もっと強くなったその時に約束を果たしてもらうと言い、今回は今まで通り、東京タイガースでプレーを続けることとなった。

一方、リハビリ病院では高橋 久信が床トランスの厳しいリハビリに再挑戦をし始めていた。プライドが高く、今まで人より何でも出来ていた久信は床トランスが出来ずにいらだっていた。同じく患者の花咲 満はひ弱で久信からみれば声をかけるほどの者でもない底辺の雰囲気を感じさせる男性だった。しかし、床トランスにおいてはコツをしっかりとつかみ、目標の5回をあっという間にやり遂げた。その姿を見て、久信はすっかり落ち込んでしまう。苛立った久信は歩行訓練を願い出た。医師は歩けなくなった時点で歩行訓練には意味がないと言いつつ、一度やらせてみる。プロテクターに身を包んだ久信はおもむろに立ち上がったが、その高さに圧倒されて血の気が引き、一瞬でバーンアウトしてしまった。現実を体験した久信は深い絶望感を味わう事になる。しかし、その後もう一度床トランスの基礎を教わり、腕の力だけでコツを掴んで自分で移動できるようになっていく。

野宮は就職活動がことごとく上手くいかない。そして、負けても次の進む道が途切れなく続いている東京タイガースのメンバーたちに羨ましさや嫉妬を感じていた。野宮は長野の山下 夏美に会いに行った。夏美は真剣に漫画家を目指して行動していた。車椅子生活になってもしっかりと前を向いて歩いている夏美の励ましに背中を押された野宮は、本当に自分のやりたい事をやり抜こうと決める。プロバスケットボールの選手となるためのトライアウトに挑戦するために体を鍛え始める。

第9巻

高橋久信はプロレスラーの白鳥 加州雄と病院で同室になり、一緒にリハビリを始めることになった。まずは床トランスからだ。床トランスは、リハビリの入口、これができなければ一人で車椅子にも乗れない。白鳥は鍛え上げた筋肉隆々の腕を携えてはいるが、筋肉が付き過ぎていることや、筋肉量に対して腕が短いことが習得の邪魔をしていた。ひ弱な花咲 満や自分より重い障害を持つ久信ができている床トランスができない事で、楽天的な白鳥も落ち込んでしまう。白鳥はリハビリ医に自分の目指す目標を明確にするために様々な質問をぶつけた。プロレスができるようになるかと訊くとそれは無理だと言われてしまう。歩けるようになるかという問いにはかすかな期待があり不可能ではないとの言葉をもらった。白鳥はその言葉に元気づけられて3か月でリングに戻るという目標を立てた。そして床トランスに全力を傾けるようになってゆく。

ある日、食堂で白鳥を見かけた花咲は驚いた。花咲はプロレスラー・スコーピオン白鳥である彼の大ファンだった。白鳥がリングでの決め台詞を途中まで言うと、後半を花咲が復唱した。白鳥のフィギアをたくさん病室に持ち込み、いつもDVDを観ていたという花咲に白鳥は心を開き一気に二人の距離は縮まった。久信の人をランク付けするクセはもう、今となっては意味を為さなくなっていた。体力では一番強い白鳥がリハビリでは最下位で、その最下位の白鳥を尊敬しているのが一番ひ弱な花咲だった。床トランスもできない白鳥が3か月でリングに戻ると目標を立てたと知った久信は自分の重い症状にまたもやイラつきはじめる。ある日、野宮 朋美がプロバスケットボール選手になると宣言しに病院を訪れた。絶対になれないと笑う久信に、野宮は笑いたければ笑えばいいと言い残して去っていった。プロバスケットボール選手のトライアウトを2か月後に控えた野宮は自主トレーニングに励み、東京ライトニングスの試合を見に行った。そしてスタープレーヤ―安西 義輝選手の特徴を研究し、自分はチームメンバー5人の力を最大限に引き出してまとめるポイントガードを目指すのだと決意を固める。

 第10巻

 床トランスも難なくできるようになってきた高橋 久信は次への目標が持てず焦りを感じていた。ある日、久信は体育館のバスケットゴールの下に佇み、ゴールを見上げていた。立つことも歩くこともできなくなった久信にとってバスケットボール競技は場違いなものと感じていた。久信の姿を見ていたリハビリ施設の健康運動指導士・原フジ子はこの病院を経て車椅子バスケットボールの選手となった永井が率いる調布ドリームスを呼んだ。そして久信に彼らの練習を見せるのだった。車椅子バスケットボールの激しいプレーを間近で見た久信は圧倒された。事故で歩けなくなる前に野宮 朋美と2on2での戦った戸川 清春を思い出していた。調布ドリームスのメンバーからバスケットボールをやっていたのではと声をかけられたのをきっかけに、久信は自分の中心にはバスケットボールしかない、しがみついてみようと思い始めていた。その後、久信は坂道訓練やスタート&ストップの練習にも精を出し始めた。清春は年に一度の総合定期検診を受けていた。結果、癌の再発は無く、清春はまた1年生き永らえたと父親に電話をし、安積 久美には無事だったとメールで報告する。一方、野宮はかつての引っ越しのバイト仲間とライブに出かけていた。バンドをやっていた仲間の一人がCDデビューを果たし、皆で祝杯をあげた。そして野宮もプロのバスケットボール選手となるのだと仲間に宣言して、お互いに頂点を極めようと誓い合う。そうして野宮はトライアウトの試験当日を迎えるのだった。

第11巻 

野宮 朋美のトライアウトの日が来た。トライアウトのメンバーの中には野宮の中学生時代の憧れの選手・成瀬がいた。初めてバスケットボールの試合を見た時、彼の熱いプレーに圧倒されて試合終了後にはサインをもらった選手だった。交通事故に遭い選手生命を絶たれた成瀬だったが、不屈の根性で選手としてもう一度プレーしたいと望んでいた。野宮が挨拶をしても成瀬は敵対心むき出しの対応だった。野宮は共に合格するように祈った。そして野宮は最終選考10人の中に滑り込んだ。プレーの良さより心の強さを買われていた。最後のテストは東京ライトニングスのレギュラーメンバーとの試合だ。野宮を始めテスト生10人はプロ選手の強さを実感させられ、敗北を喫した。その後ひと月経っても野宮の元に東京ライトニングスからの合格の知らせは無かった。

一方、東京タイガースでは長野 満が元調布ドリームス所属の原を連れてきた。水島 亮を車椅子バスケットボール選手として一から鍛え直すためだった。原の一見温和に見える風貌からは想像もつかないほどの厳しいしごきが待っていた。

リハビリ中の高橋 久信は普通の車椅子よりも軽い競技用車椅子に慣れるための訓練を始めていた。

第12巻 

戸川 清春水島 亮は車椅子バスケットボールのAキャンプに揃って参加する。清春の目的は個人の力を高めることにあった。しかし、他の参加者のレベルは低く、清春は初日にして苛立ちを爆発させてしまう。結果、早くもチームから離脱者が出そうになった。香川県から参加してきたコウだ。彼は障害者である自分にも社会においての役割があると思い、それが何かを掴みたい一心でAキャンプに参加してきた。しかし、清春はまるで個人競技であるかのようにフルスピードを求めて走りまわる。コウは優しさのかけらもない清春とは一緒にはやりたくないと思ったのだ。焦った清春にコーチのジャック・ランドールはエンジョイしてるか、と問う。それは清春の気持ちを原点に戻すための言葉だった。そして、ジャックコーチの教え子、ラリーを清春のプレイの相棒にしてくれたのだった。翌日はラリーが遊びに行きたいという秋葉原へ清春は一緒に繰り出した。そこで、互いの刺青の話になったが、刺青は二人とも虎を彫ったものとわかり、意気投合しする。心を許せるチームメイトが出来た清春はチームワークを崩すような個人プレイに走るのを止める。皆がキャンプでやって来たことをやり、エンジョイしようとチームを引っ張ってゆく。チームは一つにまとまりキャンプは大成功に終わった。リハビリ病院での高橋  久信は打って変わって瞳に力が宿り、前向きに床トランスから車椅子のチェンジもできるようになっていた。その姿を見た父・高橋 久行は車椅子バスケットボールの事を学び始める。また二人でバスケットボールをやれるかもしれないという期待が久行を突き動かしていた。過労で倒れ入院していた母・高橋千鶴子からの電話で、久信は以前酷い言葉を吐いた件についてやっと謝ることができた。千鶴子も髪形を整えて久行と揃ってリハビリ病院へ出向く。親子3人で千鶴子の手作り弁当をほおばり、久しぶりの高橋家の家族団らんが実現したのだった。東京タイガースは全国大会おおるり杯に参加するため宇都宮に来ていた。そこへ安積久美の留学に備えて、新しいマネージャーが2人入ってくる。久美は留学の事を清春には一切話してはいなかった。新しいマネージャーのうちの1人は久信の元カノの本城 ふみかだった。一方、白鳥 加州雄の身体には予想以上のダメージがあり、3か月でリングに戻ることは難しいことがわかる。しかし、白鳥はさらに壮絶なリハビリを敢行していき、とうとうリングに上がると決めた当日を迎える。

第13巻

白鳥 加州雄はプロレスの試合が近づくにつれ、思うようにリハビリが進まない状態に苛つき荒れた毎日を送るようになっていた。試合当日、白鳥は病院から1日外出許可を取り、試合会場に向かう。会場では前座のつまらない戦いへの不満から、悪役(ヒール)であるスコーピオン白鳥の登場を早くも待ちわびる観客が一斉に白鳥コールし始めていた。実際の白鳥はまだ退院もできないし、一人では立っていられない状態なのだ。観客として会場に参加している高橋 久信花咲 満もどうなることやらとハラハラし続けていた。久信は何故白鳥がそんな状態でリングに立とうとするのかと疑問に思いながら試合観戦に臨んでいた。満を持して白鳥が登場するが、悪役アルカポネ風の出で立ちで、車椅子に座ったままだった。しかし、観客は白鳥というヒール役がリングに登場しただけで嵐のような盛り上がりを見せた。若い頃からライバル松坂 大樹と共に強くなりたい一心でプロレスに身を捧げてきた白鳥だった。会社はルックスのいい松坂をベビーフェイスにした。そして白鳥はヒールを演じるためプエルトリコへ1年の修行に出されたのだった。帰国後、松坂と白鳥の二人の試合は会社の経営状態を上昇させる。幸せな結婚生活を送っていた白鳥だったが、悪役のため、言われなき噂がたち、脅迫めいた手紙が届く毎日だった。耐えかねた白鳥の妻は離婚を要求し、愛娘のモモを連れて出て行ってしまったのだ。白鳥はプロレスラーとしては強くなったが失ったものも大きかった。そんな過去を持つ白鳥の試合を見守っているうちに久信の心の壁がどんどん崩壊していく。上半身だけで松坂を半殺しにする白鳥の試合に騒然となる会場で、久信は一人静まりかえる自分の心の内を読み取っていた。そして気づくと涙を流しながら白鳥に必死で声援を送っていた。もう観客に半身不随がバレたっていい。白鳥はプロレスラー白鳥でしかない。白鳥が事故で選手生命を絶たれた時から、プロレスラーとしての輝きを失ってしまっていた松坂も今は全力で戦っていた。白鳥の迫真の最後の試合を見届けた久信はある決意をする。車椅子バスケットボールチームの調布ドリームスに入団することを。この日から久信のすべてが変わってゆくのだった。

 第14巻

高橋 久信は調布ドリームスに入団した。車椅子生活は長くなったが、競技用車椅子はまだ自由自在に操れない。自分には、まだまだ力が足りなかった。まずは2週間、腕力を鍛えることと車椅子での走り込みに力点を置いたトレーニングを黙々と続けた。本城 ふみかに協力してもらい、かつてバスケットボールのエースだった頃の自分を取り戻そうと髪も刈り上げた。しかし練習試合に参加してみると、レギュラーメンバーたちのスピードにはまったくついて行けなかったのだ。久信はリハビリ病院に戻り健康運動指導士の原先生から受ける過激なトレーニングでさらに自分を追い込んでゆく。そのトレーニングは、昔、調布ドリームスの永井がこなしたメニューだった。久信は絶対に負けまいと懸命に取り組んだ。東京タイガースはおおるり杯を完全制覇、その後、マネージャーの安積 久美はロンドンへ留学していった。久美が不在になったとたん、チームはコミュニケ―ション不足が深刻化して空中分解寸前となる。そこへ救世主である、設立当初のメンバー山内 仁史が深刻な病状を押してメンバーの激励に訪れた。20歳まで生きられないと言われていた山内だったが、寿命を延ばす最先端の医療との出会いに生きる希望を見出し、ヘルパーの介助の元一人暮らしを始めていた。山内の激励は功を奏して、チームはまた一丸となる事ができた。おおるり杯を征した東京タイガースにはジャパンオープンへの参加権が与えられた。彼らはジャパンオープンでも優勝を狙うと宣言する。一方、盛況だったプロレス試合を終えたばかりの白鳥 加州雄は半身不随で引退かと世間で騒がれていた。しかし、本人は翌年3月の復帰試合を目論んで今まで以上にハードなリハビリを要求するようになった。悪役スコーピオン白鳥にファンレターを贈ってくれていたブルームが一緒にリハビリをする花咲 満だったと知った白鳥は、本当にきつい時にあの手紙が支えだったと花咲に礼を言う。それからしばらくして、トライアウトの不合格から、目標を失い、激太りをしてた野宮 朋美山下 夏美に会いに長野へ向かう。漫画家を目指している夏美は、編集部からニッチ狙いでエロかわいい部門で売り出そうと言われているのだと近況を野宮に報告する。夏美がわずかでもチャンスを掴んだと喜びはするが、以前のように自分のふがいなさを返り見て奮起する気持ちはもう無くしてしまった野宮だった。プロバスケットボール選手として頂点に立つという目標は完全に崩れ去っていたのだ。やがて、ジャパンオープンで東京タイガースと調布ドリームは対決する日がやってきた。

登場人物・キャラクター

野宮 朋美 (のみや ともみ)

単純で思った事をすぐ口に出してしまう性格の少年。明朗快活で正直者でもある。バスケットボールをこよなく愛するあまり、アメリカのスター選手を真似て、髪形を坊主にしたりアフロにしたりと成り切る事で自分の自己表現を果たす。西高校のバスケ部に所属していたが、バイクの事故を起こして、ナンパした女子高生山下夏美を半身不随の体にしてしまう。この事件から、高校を中退するが、バスケットは部活以外ではやれる場所が数少なく、夏美に障害を負わせてしまった事から罪悪感に苛まれる毎日。荒れた生活を送るようになっていた。その後、車椅子バスケをする片足のない戸川清春と出会い、夏美との交流もあり、荒れた生活から再びバスケットボールに打ち込むようになった。 

戸川 清春 (とがわ きよはる)

勝気で意志の強い少年。幼少期、母を亡くし父子家庭で育てられた。父親の勧めるピアノを一生懸命に取り組むうちにコンクールに参加するほどの上達を期するが、本人の心の声は運動で自分の限界に挑戦する事で、学校での陸上競技でその才能を開花させ、父親の了解も得て、ピアノから一転、陸上部に入部し、中学では全国大会に出場するまでになる。しかし、全国大会決勝戦で脚に潜んでいた骨肉腫が悪化し、右脚の膝関節より下を切断せざるを得なくなってしまう。その後は自分の殻に閉じこもり部屋に引きこもるようになったが、車椅子バスケに出会い、東京タイガースという障害者チームに入団し、生きる活路を見出す。元々の意志の強さに伴って、エゴイスティックな性格からチームメイトを攻め立ててしまい、メンバーとの対立も多く、喧嘩からメンバーを殴ってチームを退団するが、後にチームに戻り、その後車椅子バスケの日本代表に選ばれる事となる。   

高橋 久信 (たかはし ひさのぶ)

父親の影響で幼い頃からバスケットボールに慣れ親しんできた少年。西高校バスケ部ではキャプテンを務めて、成績優秀かつスポーツマンで女性徒にも常にモテるという順風満帆な生活から一転、自転車で大型トラックに跳ねられるという大事故に遭い、立つことも歩くこともできない車椅子生活を与儀なくされてしまう。人より何でも良くできてしまう事から、他人を自分より下に見下す傾向があり、ランク付けをして生きてきた。それが半身不随となり、自尊心の高さから自暴自棄になるが、それまで軽蔑してきた野宮朋美やリハビリ仲間の存在に幾度も挫折しそうになるリハビリに取り組み、やがて自分自身と向き合い、車椅子バスケに挑戦するようになって行く。

山下 夏美 (やました なつみ)

野宮 朋美からナンパされて彼のバイクに同乗していた時に交通事故に遭遇し半身不随となってしまう少女。重篤な怪我を負わせた罪悪感から野宮は毎日見舞いに通う、野宮の事を加害者と呼び、許す事は無かった。リハビリ療養のために長野へ転院する。数年後、心を開き友人となる。夢は漫画家になる事で絵を思う存分書ける環境を求めて、長野へ行く。野宮は夏美の笑顔を見た事がなかったが、戸川 清春とのバスケの対決に夢中になっていた時に夏美が見せた笑顔の虜になる。 

安積 久美 (あづみ くみ)

戸川 清春の幼なじみ。現在は車椅子バスケットのチーム東京タイガースのマネージャーを務めている。心優しくしっかり者の女性。中学校時代清春が悪政骨肉腫で右足を失って引きこもりになってしまった時も、励ましを送り続けてきた。車椅子を乗せて運転できるようになりたいと通った運転免許教習所の講習で野宮 朋美と出会う。

山内 仁史 (やまうち ひさし)

東京タイガースの初期から在籍している選手。今では難病筋ジストロフィーが進み選手生命は絶たれてしまった。 戸川 清春の親友となる。20歳までは生きられないという寿命の短さだが、「短くとも濃く生きること」を信条にしており、 暗さをまったく見せる事はない。その姿は、足を失い絶望に打ち拉がれる戸川に強い影響を与えた。タイガースの大黒柱の勝田 虎が渡米した後も、チームを支え続けるが、病気の進行が早い事で精神的に脆弱になり、弱音を吐く事が多くなって きた。

勝田 虎 (かつた とら)

東京タイガースの創設者。初代キャプテンを務める男性。背中に大きな虎の入れ墨を入れている。圧倒的な明るさで戸川 清春を 車椅子バスケットの道へと引き込んだ。何でも話せる気さくな性格が、戸川の凍り付いた気持ちを氷解させたのである。 車椅子バスケの選手としても随一のファイトプレーの持ち主だが、入れ墨の彫師としてのカリスマ的な腕は海外からも高く評価を受けている。 そのことから、東京タイガースを置いて、渡米して行く事となる。

高橋 久行 (たかはし ひさゆき)

高橋 久信の父親。幼少の久信に自分が好きだったバスケットボールを教えていた。久信の誕生日には自宅の庭にお手製のバスケットゴールを作ってあげるほどの熱の入れようだった。久信が小学4年生の時に妻と離婚した。エリートサラリーマンだったが、離婚後秩父に一人移り住み陶芸家として生計を立てている。久信が事故で入院して父親に会いたがっていると聞き会いに行くが、余りにも昔と違うみすぼらしい姿で久信を驚かせてしまう。後に久信のリハビリに付き合い、徐々にだがわだかまりを解消していく。

金子 謙一 (かねこ けんいち)

東京タイガースの選手。判断が甘くファウルを重ねてしまうクセがある。付き合っている彼女と車椅子バスケットボール選手権大会当日に挙式の予定を立てている。しかし、金子が障害者だと言う理由で結婚には暗雲がのしかかっている。選手権大会前に東京タイガースのキャプテンに就任し自信がつき、プレーが積極的になった。より車椅子バスケットボールに心酔していくが、彼女との結婚は破談となる。

長野 満 (ながの みつる)

車椅子バスケットボールの世界では有名な高身長で筋骨隆々のスリーポイントプレイヤー。野宮 朋美と戸川 清春が始めた賭けストリートバスケットボールの1on1で清春が惨敗を喫した男性。巷で賭けバスケットボールをやっている車椅子の男子と健常者の男子がいると聞きつけては、俺にも稼がせろ!と挑戦状を叩きつける。後に清春と共にプレイがしたいと言って東京タイガースに入団することとなる。オーストラリアに留学していた経験から時折り英語混じりの言葉を発する癖がある。

水島 亮 (みずしま りょう)

バイクの事故で脊髄を損傷し、車椅子生活となった元暴走族の16歳の男子高校生。主治医から東京タイガースのキャプテンである金子 謙一を紹介される。主治医は反逆のエネルギーが有り余っている亮は車椅子バスケットボールでエネルギーを発散した方が精神衛生上良いだろうと考えたのだ。結局、亮は東京タイガースに半ば強制的に入部することになる。障害者である負い目を持ち、仲間や彼女に見捨てられたとひとりでイライラを募らせていた亮だが、東京タイガースのメンバーに触れてバスケットボールに生き甲斐を見出す。特に戸川 清春の熱の高いプレーや強い気持ちに圧倒され、憧れを持つようになる。

白鳥 加州雄 (しらとり かずお)

高橋 久信がリハビリ先の病院で知り会った男性。スコーピオン白鳥のリングネームを持つ悪役プロレスラー。元々楽天的な性格を持ち、リハビリの際にも自分の身体の状態を詳しく聞く勇気を持っている。プロレスはできないだろうとリハビリ医師から言われるが、立って歩けるようになる可能性があるとの言葉に奮起する。3か月後にはリングに戻ると目標を明確にしてリハビリに励む。 

花咲 満 (はなさき みつる)

高橋 久信とリハビリ病院で知り合った男性。信号待ちをしていた満の前に飲酒運転の車が飛び込んで轢かれてしまった。この交通事故が原因で脊椎損傷を患う。朝早くから発売のフィギアを買うために出かけるところだったという正真正銘のオタク。車椅子生活になっても前向きに床トランスなどのリハビリに取り組む。その姿に久信も影響を受ける。のちに病院に入院してきたプロレスラーの白鳥 加州雄とも打ち解けて、久信と3人、リハビリに励む仲間となっていく。

集団・組織

東京タイガース (とうきょうたいがーす)

□東京タイガース集団 『リアル』作品の中で戸川清春や後に高橋久信が所属する車椅子バスケのアマチュアチーム。メンバーが常時少ない弱小チーム。 強豪調布ドリームスに未だ全敗記録を更新中。

書誌情報

リアル 既刊14巻 〈ヤングジャンプコミックス〉 連載中

第1巻

(2001年3月発行、 978-4088761435)

第2巻

(2002年9月発行、 978-4088763408)

第3巻

(2003年10月発行、 978-4088765112)

第4巻

(2004年11月発行、 978-4088766959)

第5巻

(2005年11月発行、 978-4088768823)

第6巻

(2006年11月発行、 978-4088771731)

第7巻

(2007年12月発行、 978-4088773520)

第8巻

(2008年10月発行、 978-4088775395)

第9巻

(2009年11月発行、 978-4088777627)

第10巻

(2010年11月発行、 978-4088790602)

第11巻

(2011年11月発行、 978-4088792323)

第12巻

(2012年11月発行、 978-4088794563)

第13巻

(2013年11月発行、 978-4088797168)

第14巻

(2014年12月19日発行、 978-4088900773)

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