シェアハウスならではのハプニングにドキドキ
高校2年生の春、園田美己(ミーコ)は、親の事情で叔父が経営するシェアハウスで暮らすことになる。初めて親元を離れるミーコを迎える住人5人は、全員20代の年上。まだまだ子供のミーコにとって、よきお兄さん、お姉さん的な存在だった。特に最年長の松永純は、コワモテだが面倒見がよく、ミーコは彼のことが気になっていく。そんな中、カギが壊れたトイレに、うっかり二人で閉じ込められてしまったり、エアコンの故障が原因でミーコの部屋のベッドで一緒に寝ることになったりと、シェアハウスならではのトラブルが発生。こうしたドキドキのシチュエーションにより、ミーコの松永への思いは加速していく。
コワモテだけど優しい大人男子に胸キュン
松永純はミーコより10歳年上の大人男子。グラフィックデザイナーというおしゃれな仕事をしているが、いわゆる王道男子ではなく、熱くて男臭いキャラクター。何をするにも強引で、ミーコの引っ越し作業にもあれこれと口を出して命令してくる。そんな松永に少々引き気味のミーコだったが、スマホをなくした時、「一緒に住んでんだから、ピンチもシェアすんだよ」と、雨の中を一緒に捜してくれた松永に、優しい一面を垣間見る。さらに翌日、スマホを落とさないようにとストラップまでくれるなど、ちょっと怖いけど、とても世話焼きな松永に、ミーコはときめいてしまう。
鈍感な松永と子供扱いされるミーコ
松永と一緒に暮らすうちに恋心を募らせていくミーコ。しかし松永は、年齢差を理由に、母親のような目線でミーコを見ているという。その言葉に、ミーコは自分が恋愛の対象外であることを感じてがっかりする。しかし一方で松永は、門限になっても帰ってこないミーコを捜し当て「オレはミーコの心配してーんだよ」と言いながら抱き寄せ、ミーコをドキドキさせる。そのため、ミーコには松永の気持ちがわからなかった。そんなある日、松永への誕生日プレゼントを買うために喫茶店でバイトを始めたミーコは、偶然にも同じシェアハウスに住む大学生・北条凌の同僚となる。シフトの話で立ち話をするミーコと北条を目撃し、若い二人が付き合っていると勘違いした松永は、無性にイライラする。しかし松永は、そのイライラの正体にまだ気づいていなかった。
登場人物・キャラクター
園田 美己 (そのだ みこ)
女子校に通う高校2年生。17歳で、明るい茶色のロングヘアが特徴。身長は159センチメートル。性格は一途で頑張り屋。両親が祖母の介護をすることになり、叔父が経営するシェアハウスで暮らすことになる。得意料理はカレーライス。シェアハウスの住人でコワモテの松永純に片思いする。松永から「ミーコ」というあだ名を付けられる。
松永 純 (まつなが じゅん)
園田美己(ミーコ)と同じシェアハウスに住む男性。初登場時は27歳で、ツーブロックとメガネが特徴。身長は180センチメートル。職業はグラフィックデザイナー。仕事もプライベートも妥協しない熱い性格をしている。口は悪いが根は優しく、ミーコのことをかわいがり、やたらと世話を焼く。ミーコに対して保護者のように接するが、次第に気持ちが変化していく。
書誌情報
リビングの松永さん 11巻 講談社〈KC デザート〉
第1巻
(2017-05-12発行、 978-4063659092)
第2巻
(2017-10-13発行、 978-4063659320)
第3巻
(2018-02-13発行、 978-4065109137)
第4巻
(2018-06-13発行、 978-4065116692)
第5巻
(2018-11-13発行、 978-4065135761)
第6巻
(2019-05-13発行、 978-4065155158)
第7巻
(2019-11-13発行、 978-4065176115)
第8巻
(2020-04-13発行、 978-4065194164)
第9巻
(2020-10-13発行、 978-4065209738)
第10巻
(2021-03-12発行、 978-4065226322)
第11巻
(2021-08-12発行、 978-4065246887)