あまりものでも恋は甘い

あまりものでも恋は甘い

三角屋根のシェアハウスで同居していた男女六人。そのうち四人がカップルになり、引っ越していった。残ったのはIT企業勤務の芳田貴臣と、彼氏いない歴2年10か月の保坂めぐみ。二人だけとなったシェアハウスで、あまりもの同士の男女が次第に惹(ひ)かれ合う姿を描いたラブコメディ。小学館「裏サンデー」にて、2021年5月3日より2022年3月21日まで配信。

正式名称
あまりものでも恋は甘い
ふりがな
あまりものでもこいはあまい
作者
ジャンル
ラブコメ
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概要・あらすじ

ある企業の契約社員として働く保坂めぐみは、三角屋根のシェアハウスで暮らしていた。同居する男女六人のうち、2組四人の結婚が決まり、シェアハウスを引っ越すことが決定。めぐみと、多忙なIT会社社員の芳田貴臣だけが残されることになった。2組のお祝いパーティーを開こうというその夜、めぐみは会社で雇用契約終了を予告される。気落ちしながらも、めぐみは明るく振る舞い、パーティーは終了する。めぐみの落ち込んだ表情を気にしていた貴臣は、彼女と二人になったタイミングで事情を聞く。めぐみは雇い止めにあったことや、幸せになっていく周りと自分を比べてしまい、引け目を感じてしまうことなどを話した。ひとくさり不安・不満を吐き出しためぐみは、リビングのソファで寝てしまう。貴臣はめぐみに毛布をかけてやるが、その時彼女のポケットに「雇用契約終了予告通知書」を見つけた。翌朝、目を覚ましためぐみは「雇用契約終了予告通知書」の裏に書かれた、彼女への励ましの言葉を目にする。貴臣は、黙ってめぐみの愚痴を聞き、彼女が寝た後にこれを書いたのだ。リビングに姿を現した貴臣に、思いがけず胸キュンしてしまうめぐみ。しかし、貴臣の方はめぐみの爆発した髪や顔のむくみを見てドン引きしていた。何はともあれ、その日から貴臣とめぐみの二人だけの同居生活が始まるのだった。

登場人物・キャラクター

保坂 めぐみ (ほさか めぐみ)

20代半ばの女性。新卒でR社に入社。女性向けボディケア商品の企画開発に携わっていたが、環境が合わないと感じて1年で退社。その後、ある企業の契約社員として働いていたが、雇い止めとなる。2年前に三角屋根のシェアハウスに入居。男女六人で同居していたが、2組四人の結婚が決定。彼らが引っ越したため、IT企業勤務の芳田貴臣との二人暮らしになる。彼氏いない歴、2年10か月。だらしないところがあり、リビングのソファで寝てしまうことが多い。愛称は「めぐ」。

芳田 貴臣 (よしだ たかおみ)

20代半ばの男性。IT系企業勤務のプログラマーで、空間アートを作る事業を行う。大学生の頃から6年間、三角屋根のシェアハウスに住んでいる。男女六人で同居していたが、2組四人の結婚が決定。彼らが引っ越したため、保坂めぐみとの二人暮らしになる。めぐみとは良き喧嘩(けんか)相手。シェアハウスの住人同士以上の感情はなかったが、二人暮らし以降、徐々に気持ちに変化が起きる。

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