概要・あらすじ
不思議なことも幽霊も怖くて苦手な伊庭いつき。右目に宿った妖精眼(グラムサイト)が日常的にこの世界のものではないものを映すため、彼の臆病さに拍車をかけていた。そんな怖がりのいつきの前に現れた魔法使いたち。
彼らはいつきの父、伊庭司の運営する会社魔法使い派遣会社アストラルの社員だった。彼らは失踪した司の代わりに、いつきに二代目社長になって欲しいと依頼する。
魔法世界に踏み入ることを躊躇ういつきだったが、魔法使いたちの事情、そして魔法世界を知ることで、二代目社長となることを受け入れる。
登場人物・キャラクター
伊庭 いつき (いば いつき)
幽霊話を聞くのも嫌というほどの異常な怖がり。右目に呪力を見ることができる魔眼、妖精眼(グラムサイト)を宿しているため、普段は右目を隠す大きな眼帯をしている。
穂波・高瀬・アンブラー (ほなみたかせあんぶらー)
主人公いつきの幼馴染であり、いつきの持つ妖精眼に隠された秘密を知っている。アストラルの正社員で、ケルト魔術を操る魔女。
影崎 (かげざき)
協会所属の謎の黒服の男で、アストラル担当者。「魔法使いを罰する魔法使い」であり、その実力は猫屋敷を負かすほどである。
ゲーティア
『レンタルマギカ』に登場する魔術結社。アディリシア・レン・メイザースを首領とする。首領であるアディリシアがアストラルの経営権を持つため、アストラルにとっては大株主である。
猫屋敷 蓮 (ねこやしき れん)
猫をこよなく愛する陰陽師。常時4匹の猫を使い魔、式神として使役出来るほどの実力者。アストラルでは陰陽師として在籍すると同時、専務取締役でもある。
アストラル
『レンタルマギカ』に登場する魔法使い派遣会社。いつきが二代目社長としての就任を拒否した場合、協会に解体される運命にあった。
葛城 みかん (かつらぎ みかん)
普段から巫女装束をした少女で小学生。神道を使う魔術結社の葛城家出身。猫屋敷に救われた経緯があり、アストラルに籍を置く。神道課契約社員。
伊庭 司 (いば つかさ)
妖精博士と呼ばれるほどの実力の持ち主だったが、謎の失踪をしたいつきの父。魔法使い派遣会社アストラルの初代社長。
協会 (きょうかい)
『レンタルマギカ』に登場する機関。魔術結社の監視、調停、裁定などを行う。禁忌を犯した魔法使いを罰する魔法使いが所属する。
アディリシア・レン・メイザース (あでぃりしあれんめいざーす)
魔術結ゲーティアの首領。 ソロモン王の魔術による召還魔法を遣う。責任感が強く、魔術結社ゲーティアの首領であることに誇りとプライドを持っている。