概要・あらすじ
古代の呪術師「遊部(あそびべ)」が使用していた「箒神」と呼ばれる呪具。それにおもちゃを納めると、そのおもちゃと一体になり、それぞれの用途毎の技を繰り出すことができるという。この不思議な呪術を司るのが「夢使い」と呼ばれる存在である。
現在、日常で起こる不可解な事件の多くは誰かの悪夢がからんでいる。夢使いたちはこの暴れだした悪夢を鎮め、本来の夢として夢の持ち主に返還していく。
登場人物・キャラクター
三島 塔子 (みしま とうこ)
17歳の少女。童遊斎というおもちゃ店の店主であり、日曜星の夢使いである。長い髪に、紺のジャンバースカート、そしてなぜかその下にジャージのズボンとゲタを履いている。頭には狐の面をつけていて、年頃の娘にしてはファッションなどに興味がなく、自らを「世捨て人」と称している。 夢使いのリーダーで、一流の腕前を持つ。
三島 燐子 (みしま りんこ)
『夢使い』の登場う人物。10歳の小学生。三島塔子の妹であり、火曜星の夢使いである。長い髪をふたつに分けて赤いリボンで結っている。マセた小学生で、自らの事を「超(スーパー)小学生」と豪語する。 主に火の精霊を使う能力に長けており、「超伝導フリスピー」という必殺技を持っている。
橘 一 (たちばな はじめ)
29歳の青年。金曜星の夢使いである。顔立ちはイケメンだが、宇宙人がついた変な帽子にゴーグル、小さなマスコット人形を服にいくつもつけるなど、その趣味と感性は常軌を逸しているため、三島美砂子によく咎められる。 また、ロリコンであり12歳以下の女の子にしか興味を持つ事が出来ない。三島燐子の事が好きであるが、当の燐子からは天敵とまで言わしめるほどの嫌われようで、一が子供と一緒にいると危険だと判断した燐子から本気の攻撃が入り、装備している機械が爆発する。
三島 美砂子 (みしま みさこ)
29歳の女性。三島塔子と三島燐子の叔母にあたる人物である。長い髪を赤いリボンで結っていることが多い。元は夢使いだったが、現在は表には立たず悪夢と戦う塔子や燐子のサポートに徹している。 特に、「ドリーム・サイクロン」という夢使いの合体技を扱うにはなくてはならない存在である。橘一を、いろいろな意味で気にかけている。
茶川 三時花 (さがわ さとか)
14歳の少女。土曜星の夢使いである。眼鏡をかけており、頭には緑の「人民帽」をかぶっている。大手お菓子メーカーのお嬢様であることから、お菓子に因んだ攻撃を繰り出す。「ドリル・オブ・ソフトクリーム」という必殺技を持つ。 夢使いとしては半人前のため、三島燐子から喝が入ることもしばしば。
クレジット
原作
夢使い (ゆめつかい)
夢と現実を行き来できる夢使いたち。彼女らは神話や心理にまつわる事件を、夢の中で自在にイメージを具現化させ、戦いながら解決していく。「虹の卵」編、「鉱物の聖母」編、最終話の「影の女」の三部で構成されてい... 関連ページ:夢使い