概要・あらすじ
パリ留学中の頼近茉莉子は、仲間たちと欧州旅行を計画していた。そこに、母親からヴァルナ国際コンクールに出場するようにとの電話を受けた茉莉子は、ブルガリアのヴァルナへと向かう。ヴァルナで待っていたのは、少年から男性に成長した従弟・頼近観世だった。茉莉子は観世とパートナーを組みコンクールに出場することになる。
そんななか、茉莉子は駒沢バレエ学校の秘蔵っ子・由布りえ子の先生となっていた元カレの友枝紫紺と再会。茉莉子の心は友枝と観世の間で揺れ動くのだった。
登場人物・キャラクター
頼近 茉莉子 (よりちか まりこ)
パリに留学中のダンサー。姉御肌で、しっかりもの。母からの電話で、従弟の頼近観世とパートナーを組みヴァルナ国際コンクールに出場することになる。コンクールの最中に、由布りえ子の先生としてヴァルナに現れた元カレの友枝紫紺と再会し心が揺れる。観世のことは「みよちゃん」と呼んでいる。
頼近 観世 (よりちか かんぜ)
頼近バレエ団の一人息子で、頼近茉莉子の年下の従弟。高校時代はガリガリのもやしっ子の軟弱系男子だったが、成人してからはガッシリとした体格になった。茉莉子と踊ることが幼い頃からの夢であり、彼女のことは親しみを込めて「茉莉ねぇ」と呼んでいる。コンクールでは茉莉子と共に予選から本選へと勝ち進んでいく。
由布 りえ子 (ゆふ りえこ)
美人系で気が強い女性。駒沢バレエ学校の秘蔵っ子で15歳。バレエ協会の公演では頼近観世とパートナーを組むことが多く、そのため彼が憧れている頼近茉莉子に対してはかなり挑発的な言動を見せる。ヴァルナのコンクールでは、かつて茉莉子の恋人であった友枝紫紺に師事している。
友枝 紫紺 (ともえだ しこん)
頼近茉莉子の元カレであり、危ない匂いのするバレエダンサー。ヴァルナへは、由布りえ子の先生として訪れている。打算的な性格で、コンクールではりえ子を入賞させるために、茉莉子や頼近観世を巻き込みさまざまなことを画策する。
- SHARE
-
-
- EC
-
