概要・あらすじ
桐生巧巳は7年ぶりに日本に帰国し、バレエのパートナーを探していた。そんな彼の目に留まったのはバレリーナではなく、中高生フィギュアスケート全国大会で素晴らしい跳躍力を見せた古舘雫だった。だが桐生が所属する日本バレエ団では、バレエの経験のない雫を、全日本創作バレエ大賞の舞台に立たせることはできないという。
その評価を覆すため、雫は桐生からバレエの特訓を受け、さまざまな試練を乗り越えていく。
登場人物・キャラクター
古舘 雫 (ふるだて しずく)
凛々しい顔立ちの、明るくとにかく強気な女子高生。中高生フィギュアスケート全国大会に出場していたことがきっかけで桐生巧巳と出会い、バレエの道を歩むことになる。最初はバレエに興味を持たなかった彼女だが、桐生の振り付けた創作バレエ「白鳥の祈り」を踊ることで、バレエの魅力に目覚めていく。抜群の跳躍力の持ち主。
桐生 巧巳 (きりゅう たくみ)
14歳で最年少ローザンヌ入賞を果たし、ドイツへの留学歴も持つ日本バレエ団のソリスト。やや身勝手な面もあるが、チャーミングな部分もある。自身で振り付けた創作バレエ「白鳥の祈り」のパートナーにバレエの素人古舘雫を選んだことで波紋を巻き起こす。
青石 薫 (あおいし かおる)
ショートカットが似合う美人だが、性格はかなりキツめ。桐生巧巳と踊ることを望む、バレエ学校の優等生。創作バレエ「白鳥の祈り」に日本バレエ団が推薦する人物で、古舘雫と桐生のパートナーの座を競うことになる。最終的に、桐生が雫を選んだことで、卯月清顕とパートナーを組む。
卯月 清顕 (うずき きよあき)
長髪ではあるが、男らしい性格。桐生巧巳の良き友人であり、ライバル。全日本創作バレエ大賞に青石薫をパートナーにして出場し、自ら振り付けた「炎の伝説」を踊る。
小淵沢 冴子 (こぶちざわ さえこ)
パッチリした目のお嬢様タイプの美人。鳳バレエ団の大型新人で、定期公演では17歳にしてオーロラ姫に抜擢されるほどの実力の持ち主。バレエの祭典で桐生巧巳とパートナーを組んで「ロミオとジュリエット」を踊り、成功をおさめる。
真鍋 草子 (まなべ そうこ)
バイクを乗り回す、中性的な魅力を持つボーイッシュな少女。高校2年生の17歳。古舘雫と同じ中級クラスでバレエを学んでいたが、バレエの祭典のオーディションで「ロミオとジュリエット」の群舞に選ばれたことにより、上級クラスにパスする。その後、クリスマスライブで雫と共にバレエを披露したことがきっかけになり、小淵沢冴子とのWキャストとしてジュリエットに抜擢された。