概要・あらすじ
高校1年生の白雪美麗は極度の潔癖症。他人が触れたものは菌がついている気がして、洗ったり拭いたりしないと触る事ができない。美人なので男子から告白される事も多いが、少し手を触られただけで相手を突き飛ばしてしまう。席替えで皇城純という男の子の隣の席になった美麗。彼はサッカー部のイケメンで、すぐ女の子たちに囲まれる、ちょっと軽いモテ男子。彼はなれなれしく美麗に握手を求めてきたり、シャーペンを貸して欲しいと言ってきて、美麗はたいへん迷惑していた。その日の下校時、自転車のタイヤがパンクし、仕方なくバスで帰ろうとする美麗。乗客も多く、立っていてもつり革や手すりに触れられない美麗は、揺れた拍子に手すりをつかんでしまい、具合が悪くなってしまう。限界と思ったその時、皇城が降車ボタンを押して、美麗を抱きかかえ、バスから降ろしてくれた。なぜだか彼は美麗が潔癖症だと知っていて、自分の上着を着せて直接触れないようにしてくれたのだ。その後もなにかと美麗のそばで世話を焼く皇城。そして「一人でいるほうがいい」と噓をつき、他人を突き放そうとする美麗の本音に気づいた皇城は、「白雪さんのきれいな世界を俺が壊してあげる」と宣言し、彼女の潔癖症を治そうとするのだった。