亡霊学級

亡霊学級

長年、幽霊や霊魂の研究をしてきた作者つのだじろうが、中学校や小学校で実際にあった奇怪な話を語るという体で描かれるオカルト漫画。「ともだち」「虫」「水がしたたる」「手」「猫」の独立した全5話から成る。

正式名称
亡霊学級
ふりがな
ぼうれいがっきゅう
作者
ジャンル
オカルト
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概要・あらすじ

ある平凡な中学校。1年B組の学級委員・鳥井信夫は交通事故で死亡してしまう。鳥井は死ぬ前に「三田夕子が怖い」と叫んだという。鳥井の代わりに新しく学級委員になった石原洋一は就任早々、同じく学級委員である三田夕子に実験室に呼び出される。そこで彼女と友達になる約束をするが、その直後から夕子は奇怪な言動を繰り返すようになる。

(第1話「ともだち」)

登場人物・キャラクター

石原 洋一 (いしはら よういち)

中学一年生。野球部に所属する。特に成績が良いわけでもないのに、死亡した学級委員・鳥井信夫の後任になぜか選ばれる。異常な言動を繰り返す三田夕子に怯え、教師や友人に三田の奇行を訴えるが信じてもらえず、追い詰められる。

三田 夕子 (みた ゆうこ)

『亡霊学級』第1話「ともだち」の登場人物で、主人公・石原洋一のクラスメイト。学級委員。クラス一の美少女で勉強もできる人気者。洋一を実験室に呼び出し、友人関係を強要する。また「決して自分を裏切るな」と約束させる。突然カエルの皮をむいて食べたり、自分の事を守部八重子と名乗るなど奇怪な行動を繰り返す。

守部 八重子 (もりべ やえこ)

三田夕子にとりついた幽霊。第二次大戦時の空襲で負傷した右目のせいで友達ができず、手首を切って自殺してしまった少女。机にナイフで「ともだちがほしい」と彫りつけていたという。霊になった今も友達を欲しがっている。

用務員 (ようむいん)

物語の舞台となる中学校に30年勤める用務員。その容姿のせいで友だちができずに自殺した守部八重子の事件を石原洋一に話す。

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