概要・あらすじ
イカ娘の地上での生活もすっかり日常的な物になってきた。最初はれもんで寝泊まりしていた彼女も、相澤家で生活するようになり、周囲の奇妙な人々との交流も相変わらず。しかし、そんな中でもいつものように事件は起こり、空き巣退治や夏祭り、イカ娘が記憶喪失になったりしゃっくりが止まらなくなったりと、彼女の周りは相変わらず毎日が大騒動なのであった。
登場人物・キャラクター
イカ娘 (いかむすめ)
深海から地上の侵略のためにやってくるが、海の家「れもん」の壁を破壊してしまい、その弁償のために従業員として働かされている。頭のイカ型の帽子からはイカ足のような触手が伸び、頭髪と一体化しているため水泳や食事、攻撃と幅広く使用できる。 体重を増減させられる腕輪などの超科学物品の持つ。口から墨をはいたり、ホタルイカのように発光したりとイカ特有の能力も持つ。好物はエビ。知性も高く、地上の文化に順応する。馴染むあまり侵略行為を忘れそうになっている。
クラーク
「3バカトリオ」の1人。白人男性。彼らの持つ発明品はクラークの開発のもの。
嵐山 悟郎 (あらしやま ごろう)
海の安全を守るライフセーバー。女性に人気が高いが、千鶴に好意を抱き、写真を隠し撮りするなどしている。イカ娘とは同じ「海を守るもの」として意気投合したり、ライバルとなったりしている。
長月 早苗 (ながつき さなえ)
栄子の友人で、高校のクラスメイト。女性ながらイカ娘に恋をし、激しくアプローチしてくる。イカ娘に拒絶され、ことごとく触手で撃退されているが、M気質のため懲りる様子はない。
相沢 栄子 (あいざわ えいこ)
海の家「れもん」で働く少女。相沢家の次女。れもんの壁を破損したイカ娘を捕らえ、弁済のために働かせる。作中では珍しい常識人。正義感が強く、困った人は放っとけない性格。イカ娘を含め面倒見はいいが、勉強は苦手。
田辺 梢 (たなべ こずえ)
イカ娘が海辺で出会った謎の女性。侵略失敗に落ち込むイカ娘を慰めた。タコ状のかぶり物をかぶっており、梢もまた海からの侵略者ではないかと思われる。
ハリス
シンディーにつき従う研究員。黒人男性。クラーク、マーティンとともにまとめて「3バカトリオ」と呼ばれる。現代の技術を越える科学技術を多数持っているが、全く役に立たず、大抵「れもん」の周囲の人間にトラブルを起こす種となっている。
相沢 たける (あいざわ たける)
相沢家の末っ子の小学生。イカ娘の遊び相手。
磯崎 辰雄 (いそざき たつお)
ライフセーバーで嵐山の同僚。片っ端から海辺の女性を仕事中でもナンパする女好き。
常田 鮎美 (ときた あゆみ)
「南風」店長の娘。店員としても働いている。父の作ったかぶりもので偽イカ娘になる。内気な性格で人と話すのが苦手。
南風の店長 (みなみかぜのてんちょう)
隣町二ある海水浴場の海の家「南風」の店長。本名不明。「南風」は「れもん」より規模が大きい。イカ娘の人気に便乗して娘の鮎美を偽イカ娘にし、集客を狙う。
相沢 千鶴 (あいざわ ちづる)
「れもん」では調理を担当している、相沢家の長女。おっとりとした性格だが、怒ると性格が変貌し、イカ娘も太刀打ちできない戦闘力を見せる。イカ娘の墨をパスタに使用したり、海の家のイベントを企画したりと抜け目のない側面もある。
シンディー・キャンベル (しんでぃーきゃんべる)
「れもん」近くに設営された「米国地球外生命体対策調査研究所」の調査員。なぜかイカ娘を宇宙人と認定、追い回す。実際の宇宙人を目撃したことはまだない。
沙倉 清美 (さくら きよみ)
近所の女子中学生で、イカ娘の友達。野球部のキャプテンで快活な性格。胸が小さいのがコンプレックス。イカ娘を中心とする「侵略部」のメンバーでもある。
斉藤 渚 (さいとう なぎさ)
「れもん」でアルバイトしている女子高生。サーフィンを趣味としている。イカ娘のことを侵略者として恐れている作中唯一の存在。イカ娘の侵略を阻むためにバイトをしている。
クレジット
原作
侵略!イカ娘 (しんりゃく いかむすめ)
作者の安部真弘にとって初めての連載作品。深海から人間を懲らしめるためにやってきたはずのイカ娘は、海の家れもんを壊してしまい、修理代を稼ぐ為に働かされるはめに。イカ娘とれもんで働く人々の掛け合いを描いた... 関連ページ:侵略!イカ娘