修羅雪姫

修羅雪姫

明治時代、何の罪もない夫と息子を殺された鹿島小夜は、監獄の中で女の子を産み落とす。鹿島雪と名付けられたこの子は、自分を陥れた人たちに復讐したいという母親の怨念を託された。厳しい運命を背負った鹿島雪の復讐劇を描く。

概要

明治時代のある雪の日、監獄の中で女囚の鹿島小夜がひとりの女の子を産んだ。鹿島雪と名付けられた子は母親の怨念を託され、かつて何の罪もなく殺害された父と兄の復讐をすることを運命づけられる。幼いころから厳しい修行に耐え、戦う術を身に付けた鹿島雪の復讐劇が始まった。

登場人物・キャラクター

鹿島 雪

女囚だった母鹿島小夜が監獄で産んだ娘。母親が成し遂げることができなかった塚本儀四郎、竹村伴蔵、北浜おこのへの復讐をするという運命を背負う。剣の達人で変装が得意。スリの技術を身に付け、絵画の心得もある。武器は番傘に仕込んだ刀で、ピストルを使うこともある。 依頼を受けて、悪党を殺める仕事をしている。

鹿島 小夜

鹿島雪の母親。塚本儀四郎、竹村伴蔵、北浜おこの、正景徳市らにより、何の罪もない夫と幼い長男を殺害され、自らも犯された。4人に復讐を誓うも、1人殺害したところで投獄される。残りの復讐を我が子に託すために、監獄で誰が父ともわからない子を妊娠し鹿島雪を出産したが、難産のため命を落とす。

三日月のお寅

鹿島小夜と同じ監獄にいた女囚。鹿島小夜がお産の時に立ち会い、鹿島雪を取りあげた。出所後は東京女囚携帯乳児保育会に預けられていた鹿島雪を引き取り、育ての親となる。

タジレの菊

鹿島小夜と同じ監獄にいた女囚。スリの名人で、出所後もスリの元締をやっている。世話好きなところがあり、鹿島雪にスリの技術を伝授する。鹿島雪を自分の娘のように思い、危険な戦いを続ける鹿島雪の身を案じる。

松右衛門

多くの乞食仲間を差配する、強大な組織力を持つ乞食の男。その組織力を頼り、鹿島雪が仇相手の塚本儀四郎、竹村伴蔵、北浜おこのの行方を探して欲しいと依頼する。

和尚

元は幕臣で剣術使いの男性。幼い鹿島雪に剣術を教え、厳しい修行で本能と感覚を鍛えた。

牡丹の六江

タジレの菊の一家にいる女スリ師。掟を破ったため、片目をえぐられたうえ、指を詰められそうになっているところを鹿島雪に助けられる。その恩から、鹿島雪が関東浅両会に追われて危機に陥った時、身代わりになって助ける。

大倉 喜八郎

悪の温床である東京浅草公園六区の浄化をめざし、一大パノラマ館の建設を計画している実業家の男。その建設を妨害しているやくざ組織関東浅両会の撲滅を鹿島雪に依頼する。実在の人物大倉喜八郎をモデルにしている。

宮原 外骨

老人男性。高名な小説家だが、ひねくれ者で奇癖奇行の持ち主。旅好きで、無一文で旅をする寸借詐欺の名人。鹿島雪の身の上話を聞いて惚れ込み、それを小説にして新聞連載を始める。天涯孤独だったが、鹿島雪を娘のように思うようになる。

西臣 清輝

女性を騙していかがわしい写真を撮り、脅迫を続けている悪徳写真師。被害者の夫から復讐の依頼をされた鹿島雪に、命を狙われる。男の姿をしているが、実は女性。

塚本 儀四郎

鹿島雪の仇相手のひとり。金儲けのために竹村伴蔵、正景徳市、北浜おこのらと共謀し、鹿島雪の父親と幼い兄を殺害した。その後、行方知れずとなっていたが、宮原外骨の小説を通じて鹿島雪の前に姿を現す。

竹村 伴蔵

鹿島雪の仇相手のひとり。金儲けのために塚本儀四郎、正景徳市、北浜おこのらと共謀し、鹿島雪の父親と幼い兄を殺害した。その後、竹細工の製作を生業としていたが病床に伏し、娘の竹村小笛に面倒をみてもらうようになる。

正景 徳市

鹿島雪の仇相手のひとり。金儲けのために塚本儀四郎、竹村伴蔵、北浜おこのらと共謀し、鹿島雪の父親と幼い兄を殺害した。その後、名を偽り小料理屋を開くが、鹿島小夜によって殺害される。

北浜 おこの

鹿島雪の仇相手のひとりで紅一点。金儲けのために塚本儀四郎、正景徳市、竹村伴蔵らと共謀し、鹿島雪の父親と幼い兄を殺害した。その後、大阪で人々から冠婚葬祭時の共済金を集める共済一銭社を営むが、鹿島雪に復讐される。

竹村 小笛

鹿島雪の仇相手竹村伴蔵のひとり娘。病気で寝たきりの竹村伴蔵の面倒をみている親孝行の少女。借金のカタに身売りされそうになったところを鹿島雪に助けられる。

集団・組織

関東浅両会

『修羅雪姫』に登場するグループ。鹿島雪が戦いを挑む、日本最大のやくざ組織。浅草の繁華街を仕切っている。

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