僕の妻は感情がない

杉浦次郎の代表作。日本のとある町で一人暮らしをしている社畜サラリーマン・タクマは、仕事に忙殺される日々の中、思い切って少女型の家電ロボット・ミーナを購入する。さらにタクマが酒に酔った勢いで、ミーナにお嫁さんになってくれないかと発言したことで、二人の結婚物語が幕を開ける。恋愛に不慣れな男性と家事ロボットの、つつましやかで心温まる不器用な恋愛模様が描かれている。KADOKAWA「月刊コミックフラッパー」2019年9月号から連載の作品。ダ・ヴィンチ×ニコニコ「次にくるマンガ大賞2022」コミックス部門第6位を獲得している。

正式名称
僕の妻は感情がない
ふりがな
ぼくのつまはかんじょうがない
作者
ジャンル
ロボット
 
夫婦
レーベル
MFコミックス フラッパーシリーズ(KADOKAWA)
巻数
既刊6巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

タクマ

穏やかで優しい性格をしているサラリーマンの男性。一人暮らしを始めて3年になるが、仕事が忙しすぎて家事に手が回らないため、リサイクルショップで中古品の家電ロボット・ミーナを購入した。自分のために料理を作ってくれるミーナに愛おしさを覚え、酔った勢いでミーナに僕のお嫁さんになってくれないかと告白。その言葉を真に受けたミーナがタクマを夫として気遣う態度を見せたため、タクマもミーナを妻として扱うようになる。当初はロボットのミーナに対して自分の気持ちを隠していたが、会社の先輩との会話がきっかけで、ミーナとの関係を恥じることなく、ありのままに生きていくことを決めた。実は中学生の頃に理想の女子との交際経験があるが、それ以降恋愛に関しては意識的に遠ざけている。しかし、ミーナと生活を共にするようになり、ミーナへの気持ちを昂らせていく。

ミーナ

少女型の家電ロボット。「ミーナ」シリーズと呼ばれるロボットで、この個体の商品名は「ミーナCL」。人間並みに感情表現豊かで、あらゆることを完璧にこなす汎用型家事ロボット「スーパーミーナ」に対し、ミーナCLは料理と食器洗いのみに機能が限定された廉価版となっている。タクマがリサイクルショップで中古品として購入した。冷蔵庫の食材を使い、登録されたレシピからランダムで選ばれた料理を、決められた時間に作ることができる。また、体内から70度程度のお湯を作り出せるほか、腹部には小さなスペースがあり、冷温庫として利用できる。基本的に室内用のロボットだが、頭髪が太陽光発電ユニットになっており、屋外での活動も可能。感情を持たない仕様ながら、タクマから僕のお嫁さんになってほしいとの言葉に反応し、夫婦関係を築こうとタクマへの態度に変化が見られ、彼だけに特別な感情を抱き始めた。人間の言葉を言葉どおりにしか受け取ることができないが、プログラムされた行動の中で、時折人間のような感情を見せることがある。ネットを介して離れた場所の人と、会話やメッセージのやりとりもできる。

書誌情報

僕の妻は感情がない 6巻 KADOKAWA〈MFコミックス フラッパーシリーズ〉

第1巻

(2020-02-22発行、 978-4040643427)

第2巻

(2020-10-23発行、 978-4040649818)

第3巻

(2021-06-23発行、 978-4046804846)

第4巻

(2021-12-23発行、 978-4046810410)

第5巻

(2022-07-23発行、 978-4046814562)

第6巻

(2023-03-23発行、 978-4046819925)

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