概要・あらすじ
同じ高校に通う矢崎哲と長岡久美は、小さい頃からの幼馴染。ふたりは幼馴染以上恋愛未満の関係が続いていたが、バレンタインデーに矢崎哲が同じクラスの大人っぽい美女・相沢たえ子からチョコレートをもらったことで、関係が変化していく。
登場人物・キャラクター
矢崎 哲 (やざき てつ)
16歳の男子高校生。剣道部。アイドルやテレビドラマが好きで、ノリが良く優しい性格。近所に住む長岡久美とは幼馴染。長岡久美に恋心に近いものを抱いているが、長年続いている幼馴染としての関係をどう変化させていけば良いのかわからないでいる状態。同じクラスの謎めいた美女・相沢たえ子に告白され、遊びでファーストキスをしてしまう。 家は青果店「八百政」。
長岡 久美 (ながおか くみ)
16歳の女子高校生。美術部。近所に住む矢崎哲とは幼馴染。年齢に比べれば幼い趣味の持ち主だが、気が強い。矢崎哲に対しては遠慮が無く、言いたいこと言う。父親は北海道に出張している。
相沢 たえ子 (あいざわ たえこ)
16歳の女子高校生。テニス部。矢崎哲とは同じクラス。バレンタインデーに矢崎哲にチョコレートを渡して告白し、なし崩しに付き合う形となる。学校では物静かで謎めいた雰囲気だが、家では友人とパーティをして飲酒もするような“翔んでいる”女の子。家が大きなマンションで、両親が留守がちなため、友人のたまり場になっている。
品川 克彦 (しながわ かつひこ)
16歳の男子高校生。野球部。矢崎哲、山田努たちの友人で、いつもつるんでいる仲間。子供の頃に『巨人の星』を読んで以来、ずっと野球一筋で過ごしてきた。長岡久美の友人阿部しのぶに告白され、付き合うことになる。母親以外の女性と会話したことがほとんど無いため、主に野球の話ばかりしているが、関係は良好。
山田 努 (やまだ つとむ)
16歳の男子高校生。矢崎哲、品川克彦たちの友人で、いつもつるんでいる仲間。カメラとグラビア収集が趣味で、たびたび矢崎哲や品川克彦に自慢の品を見せている。安岡卓也には、彼が停学になる前に二千円貸したが、踏み倒されてしまった模様。
阿部 しのぶ (あべ しのぶ)
16歳の女子高校生。バレー部。長岡久美の友人。長岡久美を通じてバレンタインデーに矢崎哲を呼び出し、品川克彦にチョコレートを渡してほしいと頼んだ。その後品川克彦と付き合うようになる。
安岡 卓也 (やすおか たくや)
16歳の男子高校生。素行不良で二度停学処分を受けている。芝居がかったキザな言動と威圧感のある態度が特徴だが、繊細な心の持ち主。ブルース・リーを尊敬しており、自己紹介で自分のことを「リー」と呼ぶように言っている。
書誌情報
初恋スキャンダル 15巻 小学館〈その他〉
第9巻
(1984-02-04発行、 978-4091502797)
第10巻
(1984-06-05発行、 978-4091502803)
第11巻
(1984-09-05発行、 978-4091504913)
第12巻
(1984-12-05発行、 978-4091504920)
第13巻
(1985-04-05発行、 978-4091504937)
第14巻
(1985-08-05発行、 978-4091504944)
第15巻
(1985-11-05発行、 978-4091504951)