概要・あらすじ
桜井柑奈は、区役所に勤務する30歳の独身女性。少女漫画のような恋にあこがれているうちに、いつの間にか現実の恋愛には臆病になっていた。同僚でスイーツ好き仲間である青山の結婚式の帰り。「自分も婚活を頑張らなくてはいけない歳なのかな」などと、考えながら歩いていると、コンビニでぶつかった無愛想な男性が、自分の後をついてきていることに気がついた。自宅マンションのエレベーター前まで来た時、怖がる柑奈に男性が声をかけてきた。男性の正体は、久しぶりに会う、柑奈の幼なじみの神木藍(アイ)だった。アイは2つ年下の隣人で、小さい頃は柑奈の弟分であった。しかしそんなアイも、いまやバツイチ子持ちの28歳。すっかり大人の男性になって、実家に戻ってきたらしい。柑奈の両親は、明日から脱サラして田舎に移住し、パン屋を経営することになっていた。一方、アイの両親も、一年前から田舎で農業をしている。こうして、一人暮らしの隣人同士となった柑奈とアイ。この再会をきっかけに、ある日突然、まるで少女漫画のページをめくるように、柑奈の人生最大の物語(エピソード)が始まるのであった。
登場人物・キャラクター
桜井 柑奈 (さくらい かんな)
区役所に勤務する30歳の女性。スイーツが大好きで、同僚とスイーツ部を結成している。小さい頃から少女漫画が大好きで、漫画で描かれるような恋愛にあこがれていた。一方、現実生活では恋に臆病であり、気づかないうちに、男性からの告白をはぐらかしてきた。幼い頃、弟のようにかわいがっていた神木藍(アイ)と10年ぶりぐらいに再会し、アイを好きだった自分の気持ちに気がつく。
神木 藍 (かみき あい)
28歳の少女漫画家の男性で、ペンネームは「A・I」。桜井柑奈の隣人で、小さい頃は柑奈の弟分としていっしょによく遊んでいた。20代前半で結婚し、その後離婚。実家に戻り、再び柑奈の隣人となる。昔から柑奈に好意を抱いている。元奥さんの連れ子である荻野青嵐と仲がよく、仕事の手伝いをしてもらっている。料理やお菓子作りが得意。
書誌情報
君がブルーバード 3巻 小学館〈フラワーコミックス〉
第1巻
(2021-01-08発行、 978-4098712649)
第2巻
(2021-07-09発行、 978-4098714254)
第3巻
(2021-11-10発行、 978-4098715251)