地獄に堕ちてよ、お兄ちゃん

伊藤悠大は、母親の再婚を機に、義理の妹となる神崎由那との同居生活を始めることになる。由那は成人向け漫画家になる夢を抱いており、リアリティを追及するため、実際の性行為を見学させてほしいと悠大に頼み込む。義妹である由那に性的な興奮を覚えた悠大は、彼女に弱みを握られ、恋人の瀬戸なるみとの性行為をひそかに見せることになる。悠大は何も知らないなるみへの罪悪感を抱えつつも、魅力的な由那からの指示に逆らうことができない。そして、悠大は由那に見られることに興奮を覚えている自分に気づき、彼女からの指示は次第に過激さを増していく。

由那は、誰もが認める愛らしい雰囲気を持つ美少女であり、悠大も彼女が義妹であることを理解しながら、初対面から心を奪われてしまう。一方の由那は、成人向け漫画家になるというひそかな夢を実現するため、自分に好意を寄せている悠大を利用しようと考える。最初は、悠大となるみとのキスや体の接触を覗き見る程度だったが、次第に由那は悠大に自分の体を触れさせるなど、挑発的な行為をエスカレートさせていく。そして、ふだんは清楚な美少女である由那は、悠大の前では本能をむき出しにし、彼が自分を求めてみっともなくなる姿を見ることで快感を覚え、さらに挑発を重ねていく。

なるみは、悠大と同じ大学に通う彼女で、明るく素直な性格ながら、少し気が強い一面がある。悠大の義妹になる予定の由那とも知り合いになるが、由那が悠大に対して自分たちの行為を覗き見たいと脅迫していることには気づいていない。しかし、悠大との関係が深まるにつれて、由那が自分たちの行為を見ていることに気づき、さらに悠大がその行為に興奮していることを知る。なるみは由那への嫉妬心から、自分たちのセックスをわざと見せつけて彼女を挑発する。最初は一般的なモラルを持っていたなるみが、悠大と由那との三角関係を通じて徐々に歪んでいく様子も、本作の大きな見どころとなっている。