概要・あらすじ
脳内では常にエロいことばかり考えている男子高校生・横寺陽人は、水泳部を覗くことを目的に陸上部へ出席し続けていたところ、部長の鋼鉄の王から真面目と評価され次期部長に指名されてしまう。
つい建前を並べてしまう癖のせいで断りきれずにいた陽人だが、願いを引き取る「笑わない猫」の噂を聞きつけ、像の近くで出会った少女・筒隠月子とともに懇願。すると「建前」は消失したが、しかしそのせいで煩悩がすぐさまに口をつくようになってしまい、すぐに周囲から「変態王子」との異名で呼ばれるようになってしまう。
同様に「本音」を消失したことで困っていた月子から提案され、ともに失ったものを取り戻すべく動くこととなった陽人であったが、彼の「建前」は散々に変態的言動で罵った転校生・小豆梓のもとにあった。
登場人物・キャラクター
横寺 陽人 (よこでら ようと)
『変態王子と笑わない猫。』の主人公。陸上部に所属している、常に頭の中は煩悩まみれな高校2年生の少年。陸上部に入部した動機も「水泳部を覗き見できるから」というものだったが、毎日熱心に出席していることを評価した部長の筒隠つくしにより、次期部長に指名されてしまう。 すぐ建前を並べてしまう癖ゆえに断りきれず、困った果てに願いを引き取る「笑わない猫」像へと願った結果、「建前」は消失。しかし本来の変態的思考が垂れ流しの状態となり、すぐに「変態王子」として学校中に名の知られる存在になる。 性格自体は優しく、頼りがいがあるが、鈍感でデリカシーに欠ける部分も多い。
筒隠 月子 (つつかくし つきこ)
『変態王子と笑わない猫。』の登場人物。横寺陽人と同じ高校の1年生で、陸上部部長の筒隠つくしを姉に持つ少女。子供っぽい性格を嫌い、願えば不要なものを他人に引き渡してくれるという一本杉の丘の「笑わない猫」像へと願った結果、「本音」がなくなり感情が表に現れなくなってしまう。 流石に不便を感じたことから、ともに像へと願い「建前」をなくした少年・横寺陽人とともに「本音」を不要とする人間を探し始める。
エミ
『変態王子と笑わない猫。』の登場人物。ポン太の妹を名乗る、ツインテールの女の子。陽人の前に突如現れ、彼のことを「よーとおにーちゃん」と呼び慕う。無垢で眩しい笑顔の持ち主だが、実際の性格はかなり辛辣で口が悪い。
ポン太 (ぽんた)
『変態王子と笑わない猫。』の登場人物。横寺陽人と同じ高校の1年生で、陽人の幼馴染にして親友である少年。元々は陽人と同じく変態的思考を日々巡らしていたが、笑わない猫に「煩悩」を渡してからは一変。 陽人に事情を打ち明け、秘蔵コレクションを譲ろうとする。
筒隠 つくし (つつかくし つくし)
『変態王子と笑わない猫。』の登場人物。横寺陽人と同じ高校の3年生で、陸上部の部長を務める少女。その厳格な性格で周囲からは恐れられており、ついた異名は「鋼鉄の王」。思い込みが激しく、不埒な理由で部活に出席していた陽人を模範的部員と勘違いし、次期部長にすべく動いている。 実の妹である筒隠月子を溺愛しており、本気で結婚を望むほどの重度のシスコン。
小豆 梓 (あずき あずさ)
『変態王子と笑わない猫。』の登場人物。横寺陽人と同じ高校の2年に転校してきたばかりの少女。貧乳。普通の家の育ちながら周囲からはお嬢様と勘違いされている美少女で、また自身も陽人から得た「建前」のせいで、校則で禁止されているアルバイトをこっそり掛け持ちしてまでそのキャラクターを演じてしまっている。 表情の起伏に激しいが根は素直であり、転校の理由である友人とのトラブルを未だに引きずる面も持つ。
横寺弟
『変態王子と笑わない猫。』の登場人物。横寺陽人が筒隠月子とデートしていたところ、筒隠つくしに見つかり問い詰められ、とっさに生み出した架空の存在。陽人の双子の弟という設定であり、つくしはすっかり信じこんでしまっているため、陽人は状況に応じて「真面目な兄」と「変態の弟」という2つの人格を演じ分けることになる。
クレジット
- 原作
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さがら総
- キャラクター原案
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カントク
- 監督
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鈴木洋平
- シリーズ構成
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伊藤美智子
- 総作画監督
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都築裕佳子
- 音楽
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菊谷知樹
- アニメーション制作
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J.C.STAFF