天使禁猟区-東京クロノス-

天使禁猟区-東京クロノス-

由貴香織里の代表作『天使禁猟区』の続編。舞台は現代の日本で、前作のストーリー終了から数十年後の世界。他人には見えないものが見える中学2年生の少年、叶久遠が、同じ学園に通う高校2年生の少女、風護カリスへの愛を貫くため、天使と悪魔の戦いに身を投じていく姿を描いたバトルファンタジー。主人公は替わっているものの、前作からの人気キャラクターたちが数多く登場しており、前作ファンにも魅力的な内容となっている。白泉社「花とゆめAi」vol.42(2022年4月20日配信号)から連載の作品。

正式名称
天使禁猟区-東京クロノス-
ふりがな
てんしきんりょうく とうきょうくろのす
作者
ジャンル
バトル
 
ファンタジー
レーベル
花とゆめコミックススペシャル(白泉社)
巻数
既刊3巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

叶 久遠 (かない くおん)

風護カリスと同じ学園に通う中学2年生の男子。暗めの茶髪をショートヘアにしている。「アイオーン」と総称される天使の赤ん坊の生まれ変わりで、生まれた時から東京の空を覆う呪文のような黒い文字列や、他人の背中にある小さな天使の翼など、一般人には見えないものが見える。また「クリオネ」と呼んでいる、手の平サイズの天使のようなものが生まれつき憑(つ)いており、クリオネが叶久遠自身の背骨と一体化してからは、肩甲骨と背骨から3枚の翼を生やすことができるようになる。カリスに強い恋心を抱いており、毎月第3金曜日に屋上で彼女と落ち合い、カリスの持参する理事長特製の弁当と、久遠が購入したパンを交換する習慣を続けている。のちにカリスに告白するが、レズビアンであることを理由に断られるものの、久遠自身はあきらめていない。

風護 カリス (かざまもり かりす)

叶久遠と同じ学園に通う高校2年生の女子。長い銀髪に青い目を持つ。誰もが一目を置くほどの美人ながら、実はレズビアン。風護理事長の養女だが、理事長からの愛情が親から子へ注ぐ類のものではないことを察しており、不気味さを覚えている。理事長の手作り弁当を屋上から捨てようとしていた際に叶久遠と出会い、それ以来、毎月第3金曜日は屋上で弁当と購買のパンを交換して食べるという約束を交わしている。四大天使の一人、ミカエルからは、ラファエルの生まれ変わりではないかと考えられており、動向を探られている。

前作

天使禁猟区 (てんしきんりょうく)

作者・由貴香織里の代表作。救世主と言われる無道刹那が妹の無道紗羅に恋をしながらも天界や地獄を舞台に困難を切り開いていく。白泉社『花とゆめ』1994年15号から連載。2022年4月、続編『天使禁猟区-東... 関連ページ:天使禁猟区

書誌情報

天使禁猟区-東京クロノス- 3巻 白泉社〈花とゆめコミックススペシャル〉

第1巻

(2023-01-20発行、 978-4592212911)

第2巻

(2024-01-19発行、 978-4592212928)

第3巻

(2024-08-20発行、 978-4592212935)

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