概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
安田 鯉之助 (やすだ こいのすけ)
4代目「神田の用心棒」を務める青年。年齢は22歳。一人で神輿(みこし)を担いで行うスクワットで鍛えた強靭な肉体を持っている。太鼓が得意で、龍が巻き付いた意匠の鋼鉄製のバチ「神龍ノ鋼鱗(しんりゅうのこうりん)」で武装し、神田流の必殺技「恒河沙連撃」は暴走トラックを真正面から叩(たた)き壊すほどの威力がある。身寄りがなく、少年時代は喧嘩(けんか)に明け暮れていたが、15歳の頃に先代「神田の用心棒」の安田龍仁と出会い、性根を叩き直された。現在は神田商店街会長にして、2代目「神田の用心棒」の安田龍之心の世話になっており、彼を「じいちゃん」と呼び慕っている。既にゴロツキ時代の面影はなく、江戸っ子気質の快男児に成長しており、住民からの信頼も厚い。「東京決闘環状戦」を高輪ゲートウェイ駅の利権を争う催しと認識していたが、予選の前日に龍之心から「決闘に敗れた駅は5000億円に相当する利権を勝利した駅に譲渡する」と聞かされ、決意を新たに決闘に臨むことになる。
大熊 猫志 (おおくま ねこし)
「上野の用心棒」を務める長身の男性。年齢は27歳。パンダを偏愛するあまり、容姿をパンダに近づけようと努めており、「パンダマン」と呼ばれている。児童虐待の被害者で、22年前に上野アニマル公園の園長に保護された時点で身長160センチ、体重29キロだった。痩身ながら驚異の腕力を秘めていたことから、園長の判断で用心棒に抜擢(ばってき)され、現在に至る。いつもは公園で風船を配っているが、愛想が非常に悪く、評判は芳しくない。相手の弱点を的確について戦う技巧派だが、これは虐待で培われた状況把握力によって成立する技能で、本気を出すには、あえて攻撃を受けて相手を観察する必要がある。必殺技は抱擁して相手の骨を折る「抱折(シャンシャン)」で、命を絶つほどの威力を誇る。「東京決闘環状戦」の予選で安田鯉之助との戦いの中で愛を学び、精神的に大きく成長した。これをきっかけに鯉之助を「闘友(とうゆう)」と認め、修行のサポートをするようになる。
書誌情報
東京決闘環状戦 15巻 コアミックス〈ゼノンコミックス〉
第7巻
(2022-06-20発行、 978-4867203934)
第8巻
(2022-09-20発行、 978-4867204177)
第9巻
(2022-12-20発行、 978-4867204498)
第10巻
(2023-03-20発行、 978-4867204856)
第11巻
(2023-06-20発行、 978-4867205181)
第12巻
(2023-11-20発行、 978-4867205891)
第13巻
(2024-03-19発行、 978-4867206300)
第14巻
(2024-06-20発行、 978-4867206607)
第15巻
(2024-09-20発行、 978-4867206881)