概要・あらすじ
久世晴可の夢は宇宙へ行く事だったが、低身長のために宇宙飛行士の夢は諦めざるを得なかった。そして大学3年生になった晴可は就職活動の真っ最中だった。そんな晴可の目に止まったのは、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の求人広告だった。"「誰もが行ける宇宙」を目指して一緒に働きませんか?"というキャッチコピーに、晴可はかつての夢を思い出した。宇宙飛行士になれなくても宇宙に行く夢は持ち続けてよいのだ。そう気づいた晴可は、JAXAの面接を受け、見事合格。宇宙に一歩近づいた晴可の配属部署は「JAXA技術部門宇宙食開発グループ」だった。1週間の研修期間の課題は、宇宙日本食の献立を考える事。研修最終日には、ISS(国際宇宙ステーション)にいる、宇宙飛行士の油田文也のコメントを貰えるという。晴可は早速献立に取り組むが、宇宙食の制約が多い事もあって、いい案が浮かばずテンションが上がらなかった。そんなとき、実家から晴可の大好物のアンパンが大量に送られてくる。好きなものを食べると元気が出る。そう気づいた晴可は、ある行動に出る。研修最終日、晴可が提出した宇宙食は、「頑張った日の夜に食べるご褒美弁当」だった。中身は油田の地元料理三品。晴可は休暇をとって、油田の故郷を訪ねていたのだ。油田は弁当の実用性に疑問を呈したものの、発想については高く評価。「いつか晴可の弁当が届くといいな」とコメント。その言葉を聞いた晴可は、宇宙とのつながりを実感し、自分の作った宇宙食を、いつか宇宙に届ける事を誓うのだった。
クレジット
- 取材協力
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JAXA
書誌情報
宇宙めし! 4巻 小学館〈ビッグ コミックス〉
第1巻
(2019-05-10発行、 978-4098602803)
第2巻
(2019-12-12発行、 978-4098604593)
第3巻
(2020-06-11発行、 978-4098606337)
第4巻
(2021-01-12発行、 978-4098608065)