宇宙エース

宇宙エース

滅亡に瀕した星からやってきた超能力を持つ主人公が、地球の平和のために戦うというスーパーヒーローもの典型とも言える作品。ただし主人公であるエースは、精神的には幼く、正義感は強いがいたずら好きであり、全体としてはコミカルな雰囲気を感じさせる。

正式名称
宇宙エース
ふりがな
うちゅうえーす
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
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概要・あらすじ

天変地異によって滅びようとしている遊星パルーム。そこに住む人々は、母星を離れ宇宙への旅に出ようとしていた。ところが、パルーム大統領の息子エースは、自分のイタズラが災いして宇宙空間に放り出されてしまう。宇宙をさまよい地球にたどり着いたエースは、その超能力を活かして正義のために戦うのだった。

登場人物・キャラクター

エース

パルーム星の宇宙船団からはぐれて地球にやってきた少年。見た目はやんちゃな子供だが、飛行能力、ゴムのように柔軟な肉体、怪力などの超能力を持つ。最大の武器は指先から生み出すエネルギーの輪シルバーリング。エネルギー源はアサリが作る宇宙食で、それ以外の地球の食物は食べることができなきない。

タツノコ博士 (たつのこはかせ)

地球人の科学者。地球におけるエースの保護者であり、劇中で発生する怪事件に対する解説者的な存在でもある。社会的地位は非常に高く、発言権も大きい。

アサリ

タツノコ博士の一人娘であり、エースの一番の理解者。活動的な少女で、危機に際しては自ら銃を取って戦おうとするが、その一方で、孤独なエースを思いやる優しさも兼ね備える。

ヒトデ首領 (ひとでしゅりょう)

自分の研究を否定した世界中の科学者への復讐を望むマッドサイエンティスト。エースの力、中でもシルバーリングの秘密を手に入れようと、策をめぐらす。

サンゴ

地球に接近するデビル彗星の地殻に眠る大量のダイヤモンドを手に入れようと企む女悪党。エースの母親に似ており、それを利用してエースに罠を仕掛ける。

パチンコ博士 (ぱちんこはかせ)

タツノコ博士への敵愾心を燃やす科学者。優秀だが視野が狭く、異星人であるエースに不信感を抱いている。病弱だった息子レフトワールのサイボーグ化に成功し、エースに対抗しようとする。

レフトワール

パチンコ博士の息子。幼い頃から体が弱く、病気によって絶命しかけたため、父の手によってサイボーグとなる。自分の命を救った父を深く尊敬しており、そのためエースに対しては激しい対抗心を抱いていたが、最終的には和解した。

ヤドカリ記者 (やどかりきしゃ)

ハヤミミ新聞の記者で、特ダネを狙ってタツノコ博士やエースの周囲をうろついている。悪人ではないが、あわて者で、あまり物事を深く考えない。

サタンム人 (さたんむじん)

『宇宙エース』に登場した異星人。地球の水を奪うために、大挙押し寄せてきた。海綿状の体を持っており、液体を吸収することで巨大化する。

カイメンニンゲン

『宇宙エース』に登場した人造生物。タツノコ博士が生み出した新生物で、サタンム人と同様に解明状の体を持つ。外面もサタンム人に酷似していたことから、誤解が広がっていく。

インセクト博士 (いんせくとはかせ)

美しい容姿をした女性生物学者。特に昆虫の生態に詳しい。実は、異星の昆虫人間によって送り込まれたスパイだったが、地球側に心を寄せてしまい。母星の昆虫人間たちを裏切った。

スペクタル

地球でも有数の犯罪秘密結社を束ねるボス。エース抹殺を目論み、ゲルボと手を組んで陰謀をめぐらせる。

ゲルボ

エースと同等の肉体能力を持ち、シルバーリングに匹敵するスクエアリングまで操る謎の男。その正体はパルーム星人が母星脱出の際に宇宙に捨てたロボットであり、その恨みを晴らすためにエースを狙っていた。

場所

パルーム

『宇宙エース』に登場する遊星。エースの生まれ故郷の星だが、天変地異により生物が棲めない環境となり、最終的には爆発してしまった。パルームの人々はエースの父であるキングエース大統領の指揮の下、宇宙船団を組織し、新たな天地を求めて旅立った。

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